子どものピアノについて
練習が進まない理由ごとに書いて来ました。
今回は4回目です。
※小学生までのお子様が習う場合を想定しています
ピアノの練習が進まない理由 その3
◎環境による理由
楽器の置き場所
ご近所への気兼ね
サポート(頼りになる実家や祖父母様)
楽器の種別
1.楽器の置き場所が不都合
テレビがあっていつも賑やかなリビングルーム。
人の気配がない応接間。
ピアノが置いてある部屋はどんな場所でしょうか?
【説明】
テレビの音や、にぎやかな話し声が響く中では
練習しようと思っても集中できませんし、
家族にとってもピアノの音は
邪魔に感じることもあるでしょう。
だからと言って
居間から遠い応接間や奥まった部屋など、
家族の気配が感じられない場所で
ポツンと一人練習するのは、とても寂しく感じます。
また、夏に暑過ぎたり、冬に寒過ぎたりするのも
テンションが下がります。
【対処法】
ピアノの練習が大切であることを
家族皆が理解し、協力し合う。
子どもは、一人ぼっちでピアノに向かうのは
「どうして自分だけ…」
と思いがちなので、
目が届く適度な距離感で
温かく見守ってあげてください。
部屋はどうか快適に!
2. ご近所への気兼ね
集合住宅や、お隣が近い場合、
ピアノの音がうるさいと苦情が来ることがあります。
【説明】
音の問題はデリケートで、
あまり気にしない大らかな人もいれば、
ただ聞こえただけで「うるさい」と感じる人もおり、
我慢の尺度は人それぞれに違います。
【対処法】
夜8時を過ぎたら絶対に弾かないようにする。
普段から、円満な近所付き合いを心がけておく。
こちらから、
「うるさくありませんか?申し訳ありません」と頭を下げる。
防音の為に窓を2重、3重のサッシにする。
ヘッドフォンをして電子ピアノを弾く。
将来ピアノ科を目指すなど本格的に練習するなら、
防音工事を考える。
3. サポート(頼りになる実家や祖父母様)
夕方、子どもの面倒を見てくれる人が近くにいない。
【説明】
実家が近くにあり、
気兼ねなく子どもの世話を頼めれば良いのですが、
そのようなご家庭は多くはありません。
ご祖父母様も、まだ現役で働いていたり、
お孫さんの世話をする時間が無いこともあります。
【対処法】
近くにご祖父母様が居るのなら
困っている状況を具体的に伝えて
サポートをお願いできるか尋ねてみましょう。
残念ながら厳しい、
という場合もあると思います。
そんな時は、ピンチはチャンスと捉え
朝10分早起きして練習する(早起きは三文の得)
日曜日にパパと練習する(パパを巻き込む)
など、明るい方向で解決していけると良いですね。
長くなったので、4. 楽器の種別 は、
続編といたします。
つづく
↓
ピアノの練習をさせたいけれど上手くいかないママ/パパへ伝えたいこと⑤
◆小髙ピアノ教室
