今日はつつついに、8ヶ月越しに滞在許可証を受け取ることができた。
昨年11月に、許可証ができたから予約して取りに来てねっていうSMSが届き、そこから毎日予約サイトに時間費やすこと数ヶ月。全く取れる気がせず、心折れそうになり、しまいには、今年の3月6日を最後に予約サイトが更新されなくなった。その後何度もメールするが、ちゃんとした返事は来ず。あんなに、予約必須と強調していたくせに。
そんなおり、たまたま隣に座ったクラスメイトが私と同じサンドニ県で、その子はなんと4時間待って取りに行けたという。ナイス情報!では!と、たまたま学校が遠足の日だから気軽に休めたし、というわけで、今日開館と同時に行ってみた。
着くと、人がまばらにプリファクチュールの前にたって待っていて、がっちり閉められた門の前には2人のガードマン。明らかに入れそうにない雰囲気だ。
私が近寄ると、意外にもガードマン、向こうから感じ良く挨拶して声をかけてくれたから聞きやすかった。滞在許可証を受け取りたいんだけど と言うと、今朝はセレモニーをしているから、月曜日以降 という言葉を聞いて ショックを受けた。もう一度聞くと、今日の午後か、月曜日以降に来てと言っている。念の為、聞き間違いじゃないかと、周辺うろうろ、他の人も同じことを聞いて、同じことわ、言われている。ガードマンは同じことを何回も何回も、人が来る度に言っている。やはり今日の午後13:30以降と言っている。私は税務署と混ざってしまったのか、てっきり午前のみだと思ってたから、ここまで来たら、なんとか今日中に済ませたい。と、他の人の雰囲気も見て、同じように待ってる人がいたから、なんとなく、列ではないけど、壁沿いに並んで待つことにした。8:45だから、4時間以上だ。
幸い、天気が暑くも寒くもなく、そのつもりで飲み物も持ってたから大丈夫そう。この気候ならトイレも大丈夫。唯一、食べ物持ってなかったのが後悔したが、日差しも強くなく帽子なしでしのげた。バナナだけあってよかった。4時間も県庁の前の道路で座ってるなんて もうこんなことは人生でも久々なわけだが、不思議と時間はどんどん過ぎた。時間潰し、スマホあっぱれ。やらなきゃいけないこととか、勉強とか、今このタイミングでスマホ上で済ませた。
意外と人は少なく、あまり混乱せずに済みそうだったが、13時すぎる頃には周りに人が集まり、途中11時頃からは門の前に新たな人たち。私の前にもなぜかほんのり男性がきたので、ちゃんとした列ではないものの、抜かされてたまるか、と、朝から一緒の雰囲気よさげなお姉さんの後ろにぴったりついた。なんとなく後にはちゃんと列ができているのに、やはり門の前には人が集まってしまい、いざ、ガードマンがまた出てきた13時過ぎ、列の人たちが、あなたは朝からいなかったでしょ!私の後ろにいってください と各自が声をあげた。みんな移民の人たちだが、叫ぶわけではなく、大人な口調で。すると、何時に来てるの?私は6時からいるんだよ あなたは?と言うと朝からいた と言った。私は日本人らしく、他力本願で黙って、『よしよしもっと言え!』と聞いていたら、じゃあこの人にも聞いてみよう、と 黙ってた私が証言台に立たされて、彼は何時に来ていた?朝からいた?と聞かれたから、はっきりと いなかった!と答えた 笑
やり取りの中で、あなたみたいなガタイの大きい人が割り込むなんて!と言われてて ガタイの大きさは関係ないでしょ!と言い返してて まじウケた。言い合ってたけど、なんだか平和な雰囲気だった。
門開く前にガードマンが、朝からいる人たちを追い越さないように と私たちのみかたになってくれて、並んでた人たちはそれに感謝を述べた。よかった。このガードマンたち、すごく朝からいい人たちだ。一度はわたしたちに、まえにたむろせず、午後に来てください!と言っていたが、待っててよかった。でも結局、待っているのはこちらの自己責任ということになるんだろう、決してガードマンたちは、外に列を作らせようとか、コントロールしようということはしない。
この素晴らしいガードマンたちのおかげで、後から来て前に殺到したやつらをつっぱねてくれ、私たちを優先的に入れてくれた。例の私の前に割り込んだ男性は、私たちに気を遣って先に譲ってくれたが、その前にはやっぱり、何人かシレっと入ったやつがいやがった。まったくもう、柵に群がる人たちの様子は、テレビで見てる移民や国から逃れてきた国境のひとたちのようだ。すぐに入らされたと同時に、また門ががジャンと閉められ、私はまじ勝ち組気分。5時間が報われた。
やはりちゃんと証明はないと入れないようで、私は8ヶ月前に来たSMSと、パスポートを見せたらすぐ入れてくれた。少人数しか中に入らなかったが、中は静かで、受付もすんなり、ちゃんとしていた。そしてすぐに番号札が配られて5分程度で呼ばれた。窓口の方も感じ良くて ついに、滞在許可証を手に入れた。感動的だ。
正直、ほんとに受け取れるかも半信半疑で、5時間待ったからってもらえる保証なく、という状態だったから、ほんとよかった。
ガードマン感じ良かったのと、ちゃんと先の先の人たちを優先してくれたこと、天気がよかったかと、いろいろ、これでもラッキーだったわ。
2年弱かかり、生活の心配事がようやく解消された気がする。
予約サイトが機能しないのはそもそも変だし、なら整理券配るとかなんとかならんかね。あそこで働いて改善したい。
台湾とか効率的で頭のいい人たちを雇えばいいのに、移民でたくさんいるんだからさ。
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金曜日なので、出勤時はマークとウベールのおじさま2人がまたお茶で来店。嬉しい。今日も2人は私に優しい。癒される。
賄いのトマトもメロンも最高においしい。ほんとに...
今日はなんどもニナにむかついてしまった。なんで疲れて余裕がないと自分のペースでしか物を言えないのだろうか。明るくてさっぱりした人柄だが、ほんと、フランス人の嫌な部分が時折顔を出す。こちらはこちらの考えがあって動いているのに、わかりあえないと、頭ごなしに、大きい声で繰り返す。私は絶対に人のイライラに流されないぞ。
トイレ行く時は必ず、トイレ行くから と言ったり、園児についててくれる親のように、私を安心させてサポートしてくれるニナだが、余裕の無い時には厳しくなる。わたしだけではなく、皆に平等にこういう態度だから別にいいんだが。なんならアクセルはもっと言われているが、彼も落ち着いている。そして彼は昨日、珍しく注文取り間違えてたが、ニナとシェフのサポートで、お客さん満足して帰ってた。自分以外の人もちゃんと?エラーはしてて、今日はアマドかペンを洗浄機に入れてしまってシェフにおこられてたが、そのあとちゃんとネタにされてた。
私たちはこうして、いつも家族のようにぶつかり、言い合い、笑顔で乗り越えている。
ニナにボロクソ言われてむくれてたら、アクセルが 疲れてる?と声をかけてくれた。優しい。