ついにリベンジDELF B2の日。
サンラザールからだから乗り換え無しでラク。我が家はいろいろ便利。
駅は行き先ごとになんとなくホームが色分けされててわかりやすい。番号やアルファベットだけだと、だだっぴろい中を彷徨う。
待合ホールで ブミーからメッセージ来た。ブミーはもう学校にいないのに、ちゃんと私の試験日を覚えていたのだ。この短いメッセージが すごく嬉しい。
電車でもまいこさんから、そしてユリンからも応援メッセージ。
今の学校のクラスメイトは優しすぎる、好きすぎるわー。学校大好き。
ルーアンは前回と同じくしとしと雨。てか今日寒い。
パンオショコラとクイニーアマンを買い、アリアンスフランセーズに向かうと、必死な顔で勉強してるヒョンジュを発見。今月頭に卒業してしまったから会えて嬉しい。彼女のいないクラスは寂しい。
何もしてなかったらしくて突然真面目にいろいろ書いてて笑ってしまった。邪魔しないように隣に座り、私はぼーっと過ごす。
私は、アトリエでだいぶ作文とリスニングの準備をしたので、今更何もしなかったし、自分でもかなり落ち着いていることに気づいた。しかし口頭試験に関してはそこまで具体的にいろいろ対策したわけでもなく、こりもせず、YouTubeだけ見たり と言った感じだから、やはり1番緊張どころではあったのだが、前回の点数、あのひどさ?でも9点取れてたしな という気持ちもあり、決して舐めてるわけではないものの、日頃の持ってるものをだすことしかできないのだから、楽しんでいこう とどっしりしてる自分もいた。と言いながら楽しめる余裕なんて無いのはもちろんだが。
よく寝れたし、よく食べれるので、緊張もしてなさそうだ。前回のような、面接の前に怖くなって逃げ出したくなる感じもない。
そして、前の経験があり、場慣れもしていた。半年前に高いお金を払って落ちたわけだが、やはりあの経験は無駄ではなかっただろう。相変わらず快適で素敵な雰囲気のルーアンのアリアンスフランセーズの試験会場はほんとにおすすめ。
筆記前も、面接前も、ゆったり椅子に座って中で待てるのはルーアンだから。
試験部屋は今回は上の階。やっぱり落ち着いててアットホームな雰囲気。ヒョンジュも一緒の部屋だし嬉しい。
リスニング、読解、作文、どれも、必死さよりも自分のペースで落ち着いてこなしていってる感覚。
時間ぴったりになり、リスニングの音声を流し始めたタイミングで1人遅れてきた不届きものがいて、かなり試験管に急かされていたが、その彼女が準備してる分、リスニングの解答がゆっくり読めた。
内容も、何を言ってるかわかる上に、音声を聞くと同時に問題を分析している自分がいた。もちろん、簡単ではないし、答えはすべてわかったわけでもないし、たくさんまよって少々当てずっぽの解答もあったけど。それでもまるで前回とは違った。内容もわかりやすい内容。
いろいろ迷ったが、やはり今回も先に作文に取り掛かった。直前まで繰り返し書いて覚えておいたフレーズを先に書いておきたかったから。
お題は例外なしのもちろん市長への手紙で、住民の若者とお年寄りが合流できるような提案を書く。ってことで、これまで何パターンかお題を事見て書き写していたのが役に立った。
苦情っぽいことではなく提案なので、導入の文は少し変えて、途中のアイデアは 森の掃除に参加するってやつと、老人ホームでイベントをやるって2点を引用、応用。
レオにたくさん添削してもらって、レオに教わった言い回しを丸覚えしていたため、導入とシメの部分はそれをベースに内容を当てはめた。250文字以上が規定だけど、この丸覚えパターンの導入とシメのおかげで、すでに70文字以上は超えてたので大変有効な手段と思う。
これまで1番よく、そして早く書けたと思える作文だった。いつものようにアイデアや文章に困って止まることがほとんど無く、どんどん止まらず書いていった。だから1時間の見込み設定が、45分で終われた。作戦通りだ。この15分は大きすぎる。その分を最後の見直しか、読解に回せる。
そして読解。これも三つとも、内容がわかりやすかった。解答もちゃんとわかりやすく、パラグラフごとに質問が順を追ってかかれているから、なんてやりやすいのだ と昨日の学校のテストを思って余計に簡単に思えた。だからと言ってちゃんと解答にはひっかけ選択肢や似たもの選択肢があるから、どれくらい正解できてるかは別だがね。
そんなわけで、いつもの学校の雰囲気でリラックスして終えた3つの課題。
前回のような疲れも無く。
しかしこれから1時間半開いて18:15から口頭試験。早く終わらせたい。
静かな一階のカフェスペースでまた落ち着いてまつ。最後に少しプランだけ確認して、そのあとは音楽を聴いていた。
時間前に行くと面接官の声が聞こえたが、私の苗字をコワク と笑って確認していた気がする。Koike はフランス語読みだと、コワク になってしまうのだ。シェフにもよくネタにされていた。ちなみに Qoique コワク はフランス語で『にもかかわらず』って意味の言葉。
案の定 『マダム コワク』と呼ばれたので、笑顔で訂正。パスポート提出したら、富士山の北斎カバーを褒めてくれた。今回の2人も優しい。
散りばめられた裏返しのテキストから二つを選ぶと、タイトルを説明してくれた。今回は迷わずに、タイトルだけ見てすぐに決めれた。『仕事に幸福はどこまで必要か?』
内容も、わからない単語が無くて読みやすかった。前回よりもはるかに。いろんな会社で社員の幸福度を満たす施策がなされつつあるってよな文。
しかし、すでにテキスト内にたくさんの問題文が『?』マークとともに書いてあったので、単純にこれに答える型でプレゼンすればよかったかもだが、自分で新たに問題を考えた。事前に用意していたプランは、やはり、メリデメを連ねることだったのに、無理やりそこに持っていった感じ。
『このような風潮は良く見えるが、不都合点はないのでしょうか?』と
メリット:
・環境が良いとモチベーションにつながる→生産性あがる
デメリット:
・会社側の負担。上司の負担。物理的環境改善に投資も必要。
・社員が求めすぎて要求が過剰になる可能性。仕事なんだからある程度のストレスは当たり前。
結論:
・働いている側が自分の幸福に責任感を持つ
まるでまとまらないまま突入したわけだが。
優しかったので入りやすかったが、この後に及んでプランてきとーなまま、まとめきれずにいきあたりばったりな開始をしたら、やっぱり言葉は詰まったし ハラスメント といつ言葉を間違えて言えてなかったから、試験管の顔曇り出した 笑 あ、でた!このわかりやすい反応。何か言ってるか分かる時はうんうんとうなづいてくれて、そうじゃない時は顔が曇るのは毎度。
開始と同時に2人ともノートを取るのに必死で下を向いていたから逆に話しやすかった、こちらもノート見ながら喋れたな。
そして今回は前よりはるかにちゃんと突っ込まれたし、すんごく長く感じた。たぶん、実際長かったかも。なんせ、私が最後の受験者だったから、時間があったのと、おそらく早めに発表終わらせたから、いろいろ引き出そうとしてくれたのかと思う。
しどももどろの難しさだったが、最後に質問してくれたあとは必ず2人とも私の答えに大きくうんうんと頷いてくれて優しかった。
最後まで議論には課題が残る。単純に回数が足りないのだろう。
帰りはヒョンジュが待っててくれて同じ電車とってたから一緒にパリまで。初めてがっつりいろいろ話したけどやっぱり面白い子だ。
たまたま同じスニーカー履いてたことに気づいたが、2人揃って共に合格できることを願う。
結果は前回は10日後と言われたが、今回は15日後。
同じレベルのテストがこんなに違って見えるのは驚きだ。怖かった的 敵が 全然怖くないものに変わった 授業のあとに戦闘を楽しんでる孫悟空。人間の能力はおもしろい。
前回の47.5点を2.5点上回って50点取れてれば合格だから この手応えでもし落ちてたらまじで日本帰るわ 笑 落ちたなんて誰にも言えないよ。
55点くらいは取れてると思うが。実際はいくつだろうか楽しみ。