賄い時にルナが『これ 今見たい日本のアニメリスト』って大量のタイトルを見せてきた。
そして日本のアニメの主題歌かけてたけど、全然わからなかった。
最近のアニメわからないから、私も見ないとなぁ。
その延長で、ルナがハクナマタタからサークルオブライフ、ムーランの戦闘曲に、ポカホンタス、22歳と私たち世代でそのままディズニーソング大合唱。アフリカンのアマドだけまじめにバカな私たちを見守っていた。
ハクナマタタを全員で全力で熱唱中に、シェフが扉の方を見て『ボンソワー ムッシュー!』って言うから、全員でハッとして入口見たら誰もいないじゃん! もうシェフにやられた。全員爆笑。
ほんと平和な私たち。日本経ってから爆笑してなかったが、くだらないことで爆笑できる友人が またパリでも確認できた。
にしても世界共通で盛り上がれて、全員が歌詞を完璧に歌えるって ディズニー定番の名曲たちはやはり素晴らしい。
ただ、みんなフランス語なんだわ、私は英語でしか歌詞歌えないから、これを機にフランス語学習も含めてディズニーソングをフランス語で歌うことにした。
今日はアジア人が多くニナがパニック 笑
は冗談だけど、傾向として、マナーや頼み方とかわからない人が多いとか、チップ全然置いてくれないとか、ワイン全然売れないイメージ持ってるニナが、どうか平和に終わりますように と、クリスチャンでもないくせに胸に十字架書く始末。冗談だけど、ニナめっちゃ警戒しとるやん 笑
警戒とはうらはら、結果的に中国人の8名様 みなさん全部残さず美味しそうに食べていて、静かで、優しかった。
中国人のおばさん、昔日本にたくさんいた雰囲気のタイプの方が親近感わいて可愛らしい。パーマかけて、ちょっと花柄っぽいポイントをコーディネートに入れていて、母やおばあちゃん達を思い出す。
最後に、サンキュー と笑顔で出ていかれました。
みなさんシェフおまかせコースメニューにしたんだけど、今日はちょうど、高級な子羊の肩肉が余ってたのもあり、初めてそれがコースに入った。これで60ユーロは信じられないくらいお得だと思う。
みなさん完食して喜んでくれて良かった。
さすがシェフの料理。
でも大変だったのは変わりなくて、そんな時に私はシェフに呼ばれ、嫌な予感 お叱りか?
ルナが シェフが呼んでるから早く って
あ、もしや 久々に私 綴り間違えたかも、、
やっぱりそうで
焼き加減のレアを指すブルー。Blueと書いたんだけど 正解がわからない。シェフもルナも真顔で私が気付くのを待ってる。
わからない。
すると、『これは英語だ!フランス語はBleu』とな。
ひょぇー! 逆じゃん 綴り!
誰だよこれ考えたの。
いやでもフランスこの方が多分英語より先に存在したから、英語を考えた人のせい?
Gはジェーだし
Jはジーだし
なにかと英語と逆なんだよなー。
しかしシェフもルナも冗談抜きで怒っててまじで面白いんだよなー。書いてる方も指摘してる方も、お互い至って真面目です。わたしたち。
さて、
次から次へとアジア人ばかりだったが、最後に1人で来た人はめっちゃくちゃ礼儀正しく優しくて ニナはめちゃホッとしていた。
確かに素敵な様子の女性でした。ああいう雰囲気の方だと1人で食べてても全然寂しそうじゃなくて見てても幸せそうなんだよなー。
大変な1週間でしたが、お客さんが早めに全員帰ったので、また店内でディズニー爆音でクロージング作業。
欧米人たちはノリノリなのは当然だけど、アジア人だってカラオケ文化大好きなんだから負けてられない。たまには思いっきり踊って歌ってバカになれる、こういう大人でずっといたい。
やっぱり私はここで働くためにもう一回パリに呼ばれたんだな。そう思えるくらい自分に合ってる職場。
これまで話せなかったり まだ仕事もコミニケーションも半人前で、爆笑する時間てなかったし、難しいタイミングの時はシェフとなんとなく仕事やりづらい一瞬とかあったけど、明らかに信頼関係がまたできてきて、やりやすさが変わってきた。
ルナのかけた曲がそれに気付くきっかけになった。
明日はどうなるかわからんが、今現在楽しく生きている。