5/28 ウブド 2日目 ② | Never stop exploring

Never stop exploring

きょうも どこかで よい旅を

お昼。一旦宿に戻り 休憩。

テラスでコーヒーとお茶と 商店でお菓子を買って食べる。

すっかりハズレが無いことを悟り、商店の外に並べられた惣菜やお菓子を、私は毎回くじ引きの気分でてきとーに選び、初めて口に入れてみるのだけど とにかく全部おいしいし口に合う。すごいぞインドネシア。





宿のテラスでそよ風に吹かれながら過ごす時間はすごく贅沢だ。ツアーにも参加せず、何もしないでただウブドにいるという究極の贅沢を手に入れた。何もかも詰め込むタイプではないけれど、これまでの自分の旅スタイルでは あまりなかったかもしれない。

一泊1500円程度でそれが叶えられる場所である。






夕方 今日は初めてバリのマッサージをトライ。ピンキリなので自分次第だが まずは1時間900円のバリ・トラディッショナルコースを選択。

値段が値段なので 雰囲気なんかは全く持っててきとーで、自宅の仕切られた一室にベッドが置いてあるだけなんだけど 充分満足できるものだった。だって900円だもの。

オイルを使うのと、パンツ一丁の素っ裸で文字通り全身マッサージですんで、対日本人なら恥ずかしくなっちゃうことも、インドネシア人施術士だと気にしないで済むのはなぜかしら。


リフレッシュしたあたくしが向かったのは 気に入ったお店。中心地、ゴータマ通りにある、ワルン ビアビア。ワルンとは大衆レストランのこと。


ここだけは観光客向けの一等地なのにか関わらず、値段がすごく安い。味良し、種類豊富、サービス良し、雰囲気良し で大人気。


この旅初めてのナシチャンプルを頼んでみたら かわいらしい葉っぱに敷かれて出てきたのはこんなに程よい量とバランス。たったの28000ルピア(280円くらい?)




お米の炊き加減も丁度良い。

もやしを使った野菜のあえものとかも、日本の味付けにすごくよく似てる。


住めるわこれ。住みたいわ。これ。






ルンルンしながら夕方の街に繰り出し、今宵はケチャダンスを鑑賞。

100000ルピア。その価値はあると思うけど やっぱり外国人には何もかも高めだねー料金設定。

ドルとユーロ圏の人とか 欧米系だけ高く設定してほしいわ。円安なんだから 日本人は半額とかね。


おばちゃんが入口の路上で売ってるのを1枚購入。ウブドでは夜間ショーのある寺院前の路上でチケットを売ってる人がいて、外国人に声をかけている。


19時開演で 40分くらい前に覗いたら、すでに2組ほど最前列に人がいたので、私もそこへ座る。


10代からお年寄りまでの男性陣が60人ほど 声を出しながら入場。何も伴奏がない中で 掛け声だけで息の合った独特の合唱が続く。スピーカーが60個あるみたいだったり、まとまって一つに聞こえたり。感想は、とても面白い。シンプルに同じことをやってるだけのように見えて違っていたり、抑揚がないと見せかけて急に盛り上がったり。

すると中心にダンサーも加わり、皆で中心に手を挙げる姿はインドネシア版ボレロの様。


二部は子供のダンサー2人が前で踊り、女性陣が歌う幕となった。


最後は男性陣も加わり、ファイヤーダンスという 裸足の男性が真ん中のメラメラ萌えてるヤシの皮の焚き火の周りを回り、途中それを周辺に蹴散らすというパフォーマンス。勢いよく蹴散らされた真っ赤に燃えるヤシの皮が四方八方に飛び散り、客席の1番前の足元にまで飛ぶ始末。やばい!と思った最前列の客は咄嗟に足を上げるが、なかなかな荒技である。

すると係の人がT字の棒で散らばった燃えているヤシの皮をまた中心に集め始め、もしやこれは繰り返されるのでは と焦った最前列の私 案の定また男はヤシの皮を四方に蹴散らし、次は私の足元にも火の粉が飛んできた。

後ろの席の人は高みの見物だろうけど こっちはサンダルだし短パンだし まじでびびった。欧米人はキモが座って キャーとかいう人がいない。


結局3回に渡ってこのパフォーマンスは行われ、男はその度に燃えている火の粉の上を素足で歩き なんかイッテQを見てるようだった。


そのあとはあっさり ショーは以上です。サンキューって感じで締めくくられると 欧米人は大きな拍手。ファイヤーダンスは好評だったようです。












南十字星の輝く中 宿に戻りました。