⑩3日目 ホロンボハット 〜 キボハット | Never stop exploring

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きょうも どこかで よい旅を

今日はいよいよ
4700mの最終キャンプ地、キボハットまでの移動。

ホロンボハットは私的に一番落ち着く場所だった。
ここなら高度順応のために二泊してもよかったかも、、。

早朝目が覚めると、最高の朝焼け。
ピンクに染まるキボ峰が見え、昨日に比べるとグっと近くなったことがわかる。


下を見ると、モシの街の明かりが見えた。


まるで富士山から見るような、素晴らしい日の出



雲海がきれーい
自然がくれる最高のギフト。
山のゴールデンタイム


ハットの後ろにはマウエンジ峰も見える




今日も1人で朝食 笑
窓側貸し切り
山小屋の雰囲気って、世界共通で好きだなー


洗面器にはいつものお湯
顔を洗って食堂へ


食欲がないことを伝えると
いつもの「アフリカお粥」と大好きなマンゴーを添えてくれた。ありがたい。



さて、荷物を詰めたら歩き始め。
今日も長い旅だ。いよいよ4000mを超える。






まだまだ植物があり、キボ峰とマウエンジ峰の眺めもダイナミック!
あの氷河があるところが、私の目指す最高地点。


だんだんと砂漠地帯になる。歩いても歩いても一本の道が続く。日陰は全くないが、気温はちょうどいい。まさに「旅」といった感じの景色。
途中、何人かポーターや旅人とすれ違う。
アフリカンのポーターは本当に元気。ジャンボ!コンニチワ!ゲンキ? と声をかけてくれ、
ガイドのデビットと仲がいいガイドやポーターはわざわざ私にまで握手と自己紹介をしてくれる。
ハイタッチやグータッチ。出会いの時間は一瞬しかないが、みんな旅の仲間だ。



ここで初めて、日本人と会った!
遠くから、ガイドと登山者の二人が歩いて来た。
ガイドはデビットの知り合いらしく、親しく二人で話してる。その直後にデビットが私に「シホ、彼は日本人だぞ」って教えてくれた。サングラスかけてるから、言われなきゃわからなかった。
ちょっと感動して話しかけた、じぶんより若い男の子で、「頂上行ってきました。超大変ですよ。でも楽しんで!」と言ってた。

いいなー!私も行けるかわからないけど、早くあっち側の人間になりたい!登頂したい。
「あと一時間半でキボハットに着きますよ」と言われたが
またまたこっからがきつかった!

歩いても歩いても歩いても、地平線を超えても超えても、また新たな地平線が現れる。
さすがに体力が無くなってくる。
もう4時間ぐらい歩いている。
まだかまだか と思っていたら、キボ峰の麓の影に三角屋根が見えてきた。
最終キャンプ地、キボハットだ。
しかーし! また見えてからが長い長い!
ぜんぜん着かない。
一歩一歩 無言で歩く


そしてついに着いた!キボハット!



ここからのマウエンジ峰は並んで見えた。
とうとう来るとこまできたな という感じ。

私のあとにも、少しずつ団体の人達も到着し始めた。


ここは大部屋のみなので、二段ベッドに各自で寝る。
アラビア語とフランス語が聞こえて来たから「モロッコの人ですか?」と話しかけたら正解だった。
なんでわかったの?ってびっくりしてたけど、だいたいわかる。
すごく感じのいい3人組だった。みんなよく笑い元気そうだ。
なんだか自分以外みんな元気そうに見えるが、仲間がいたら、やっぱり違うだろうな~。
もう、一人旅はやめよう 笑 ただの修行になってしまうから。なんて思った。

倒れこむようにベッドで横になり、しばし休憩。
夕方までゆっくりと過ごした。
今夜遅くに起きて、いよいよ夜中には頂上へ出発である。