
一週間の任務が完了し、東京へ戻りました。
もう、胸がいっぱい。
前回と全く違うのは、
地元の方と触れ合って話す機会がすごく多かったこと。
滞在した民宿も避難している方々と共同なので、
毎日みんなで一緒にお風呂入ってた。
前回で東日本大震災を知った気でいたけど、
とんでもなかった。
いろんな人の3月11日の体験話を聞いたり、
島のどこで誰とすれちがっても
「ご苦労様です」と会釈されたりで、
東京には無い大事なもんもたっくさんあったんだ。
もう東北弁のばあちゃん達って
なんであんなかわいいんだろね。
うちのばあちゃんも青森だから、
よけいに親近感。
そんなばあちゃん達が、
家の大量の畳や家具をいまだに清掃してんだもん。
作業終了時には泣きながら「ありがとうありがとう」って
見送ってくれんだもん。
もう本当に嬉しかった。
たけのこももらっちゃったし。
しかしね、
生で聞く体験談は強烈だよ。
今生き残ってるほとんどの人が
生死をさまよったそうだから。
もちろん
辛く悲しい恐怖話もたくさんなんだけど、
感動するいい話もズキューン!と
心に響いてね。
一生忘れません。
あるおばあちゃんが
「こんなことになっても、やーっぱり海が好きなんだよね~」
って、すごくいい顔しながら語ってて。
なんか 素敵じゃない?
大変な思いをしながらも
みんな優しく素敵なオーラの人ばかりだった。

自分で実際に行ってみることで、
ネットやテレビからじゃ
絶対に伝わらないことを感じることができるよ。
地元の人にも頼まれたんだけど、
帰ってからそれを周りに伝えるのが自分のできることかなと思う。
今でも3月11日のままの場所だってあるし
ボランティアなんてまだまだまだ1人でも多くずっと必要!
あと
今回も一緒に動いた仲間達も
素晴らしい人ばかりだった。

一週間前までは他人だった私達だけど
みんなで汗流しながら
ギャーギャー言いながら
毎日一緒に過ごしてたら
最後には家族みたいになってた。
今思い出しても笑えることばかり。
お疲れ飲みで
一週間振りにビールを飲むみんなの顔は
見てるこっちが幸せになったよ。
都庁で全員とがっちり握手して抱き合って
復興したら、みんなで大島に遊びに来ようって約束して別れた。
↓広島から貰ったフェリーが大活躍してます

