冬至の熱い太陽 | かんながら

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旅の記録です


半年ぶりの奄美。

神さまが降りたつ前には歓迎の大雨が降る。
前回もそうだったな。

はじめて1人で来る奄美。

ダンナときた最初の国内旅行。
そして最後の旅先でもある。
2009年、実の父が奄美の親族を訪ねたらと提案してきた。
住所だけ書いてあるメールがきて、そこを訪ねて泊めてもらう。そして次の行き先は後ほどメールする、って言われる。
そんな変な旅だった。

よく着いてきてくれたものだ。
奄美にいってみたい、というだけの理由で。

そしてぴったり10年一緒に旅してきた。



諸鈍シバヤも2人できた。
くがつくんち、9月9日。旧重陽のまつり。
くがつくんちに来なさいね、って言われた。
だからよくわからないけどきたのだった。

当時は重陽とか知らなかった。
お祭りがどんなものなのかも。

ここにきて、少しずつ教えてもらって、だんだんわかってきた。
10年通って、いろいろなことを理解していったんだよね。


 
レンタカーの迎えを待っていたら晴れてきた。


まぶしいくらい。
そして暑い。

冬至なのに、日焼けしそう(油断してすっぴんなのでたぶんした)。
岩戸開きだ。
美志摩がきたら晴れるのだ。
太陽の子だから(笑)



ついこの間奄美沖縄地方で、実に100年ぶりに12月の気温27度を記録したそうだ。

すっかり青空。
麦の実のメロンパンを買いに。
そしてこのアングルで、この写真撮ったな。
ひとりで撮るのは大変だった。
ここでしか食べれない、溶けて消えてしまうようなふわふわさ。

ここの店主も苦労人。
やっとできたお店が竈門の煙で近所の人たちの反対にあい、移転して一から出直したり、何度もトラブルに見舞われながらも諦めなかった。今では近所のひとたちが楽しみに買いに来る人気店。




とある焼酎メーカーさんに紹介されてきた。
炭で焼き物を出してくれる素晴らしい居酒屋さん。
気に入って、またこようと言っていたけど、今度はなかった。ダンナには。

もともとわたしは明日はないと思って生きてきたけど、ほんとにそうなんだよ。 
いつだって全力。食べるのも飲むのも。



イカともずく。

島豚。ちなみにひとりだからハーフにしてもらってこのボリューム。


軟骨。
こちらでは塩ベースおいしすぎる。

魚の唐揚げ。

今日は焼酎一杯にした。後ろに写っているのはパッションジュースである。
それにしてもよく食べた。

大虎んの店長さんは縄文の香りがする。
タコ漁に行ったときのことを、タコをみたらアドレナリンがでるとかいってたし。
狩猟採集民族。

あー、もずくとり懐かしいな。
取り尽くすのかってくらい、とったね、もずく。

そして、シメで油そうめん


ほんとよく食べた。


つづく