曜変天目茶碗の春 ~MIHO MUSEUMへ~ | あべしんのブログ

あべしんのブログ

京都・奈良・滋賀。寺社、古墳、花……、史跡をぶらぶら散策するおじさんの日記です。
京都市内は、ランニングしながら、ぶらぶらしていることもあります。

今日は、快晴でした。
そんな中、滋賀県甲賀市信楽にあります、MIHO MUSEUMまで行ってきました。
石楠花が、とても綺麗に咲いていました。

真っ青な空で、新緑がとても美しく!
皆さまご存知の通り、山の中なので、空気がとても美味しく感じられました。
“空気”は味はしないと思いますけど・・。

お庭の躑躅も、咲き誇っていました。
まあね!
本当に、今日は、外でゆっくりするには、最適な日でした。


それで、只今、MIHO MUSEUM では──。
春季特別展「大徳寺龍光院 国宝 曜変天目と破草鞋(はそうあい)」が開催中です。
今回は、展覧会の詳しい内容については、書かないと思います。

たぶん・・。

そして、更に、皆さま、ご存知の通り──。
この春、全国3箇所で、国宝「曜変天目」が──3つしかないそれが──、3碗同時公開されているのです。

それにしても、不思議です。
「12~13世紀」と言われますから、およそ800年前。中国南宋時代に、福建省の建窯(けんよう)で焼かれた天目茶碗。その大量に焼かれたもののうち、窯内で偶然に美しい結晶が生じたもの「曜変天目」or 「耀変天目」と言うそうで・・。

そして、「曜変天目」は、唐物全盛の室町時代には、茶碗の中で最高峰に位置付けられたとか!

今や、わが国にのみ伝世する「曜変天目」のうち、大徳寺龍光院静嘉堂文庫美術館藤田美術館に所蔵される3碗が、国宝に指定されています。

それが、今、3つの展覧会で、ほぼ同時期に展示されると言う、たぶん《私が死ぬまでにはもうない》機会が訪れているのです。
 
本当に不思議です。
多くの陶芸家の方々がチャレンジされても、再現できないそうです。
 これだけ科学が発達した今日、その成分分析はできているそうですが、製法は“謎”なのだそうです。

関西に住む人間として、やはり見逃すことはできないのです!

さらに──。
MIHO MUSEUM では、加賀前田家に伝来した(現在、MIHO MUSEUM所蔵の)「耀変天目」(重要文化財)も、常設展示スペースの中国・西域展示室で、特別陳列されています。
“国宝のもの”と“重要文化財のもの”とでは、結晶の状態や斑紋の様子が微妙に違うそうですが、素人の私にはほとんど区別がつきませんでした。むしろ、こっち(重要文化財)の方が、虹色でキレイだったと感じてしまった次第で・・。

実は、こちらは知らない人が多くて──。
または、団体客の多くは時間の都合で、全部まわれないのか──。
空いてるんです❗
後で言いますが、列に並んで疲れ果てた後ですが、やはり絶対に見逃せません。


さて、この写真、開場(10時)の10分前の美術館棟前の様子です。
入口扉の前には、既に列ができていました。
開場まで10分待って、さらに展覧会場内で列に並んで・・。

国宝「曜変天目」のまわり1周、順番に1分間回って見学するのですが、それが実現したのは、10時20分。実に30分の我慢でした。

しかし、一通りの見学を終え、私が展覧会場を出ようとする時、だいたい11時過ぎだと思いますが──。
国宝「曜変天目」を見るための列がもっと延びていて、展覧会場の外の廊下にまで・・。
たぶん、「1時間並びくらい」になっていたと思います。何か、団体客の方々も多いみたいでした。聞くところによると、GWには「3時間半並び」だったとか・・。
30分でも疲れたのに・・。
まあ、朝イチで行けて良かったのかなあ~~。

実は、前回の記事の時にちょっとコメントさせてもらった通り──。
本来、4月25日に行く予定でした。しかし・・。
それが実現していたら、伝牧谿筆の「柿·栗図」が見られたんですが、残念です。

でも、「油滴天目茶碗/附螺鈿唐草文天目台」や、伝馬遠筆の「山水図」などの優品を見ることができて、感動的な美術観賞ができました。

実は、私。
世間の多くの(or 一部の)皆さまが10連休を取られていた間、休日は5月1日のみでした。その日に、洗濯と掃除と買い物と、資料の整理と新たな資料作りのための図書館通いを詰め込んだために、久々の休日である今日(5月8日)まで、ヘトヘトでした。
でも、このMIHO MUSEUMの半日滞在で、疲れが吹き飛びました。

そんな訳で、久々の記事になったのですが・・。

良かった!良かった!
では、また。

つまらん内容にお付き合いいただき、ありがとうございました。