(㊙のスタート地点がバレますが……。)
丸太町通をはさんで北に、私の大好きなスポットの一つの「関西花の寺第十三番・法金剛院」があります。

律宗・唐招提寺に属する寺院です。
平安時代初め、貴族の清原夏野がここに山荘を建てました。平安京の西京極大路がこのすぐ近くを通っていましたので、市街のすぐ近くの郊外の別荘という感じでしょう。
その後、寺院となりました。そして、平安時代の末に待賢門院璋子様が法金剛院とされ、住まわれました。

発掘調査の結果、往時の寺域はもっと広かったことがわかっています。JRの駅の南まで広がっていたそうです。
待賢門院璋子は、数奇な運命をたどった女性です。大河ドラマ『平清盛』では、檀れいさんが演じられました。
鳥羽天皇の中宮で、崇徳、後白河の 二人の天皇の母ですから、国母=トップレディです。しかし、宮中の権力争いの中で、必ずしも幸せな晩年をお送りになられたとは言えないとか……。
「蓮の花」で有名ですが、私は、枝垂桜が好きです。「待賢門院桜」と名付けられたその花は、美貌の女性と言われたその方の姿と重なります。

院覚は、宇治平等院鳳凰堂の阿弥陀如来座像を造った定朝の流れを継ぐ大仏師。彼の手による阿弥陀如来座像は国宝級です。待賢門院が拝まれたことを想像して仏様を間近にすると、感動です。
あと、座像で四手の十一面観音像(鎌倉時代)もとても美しいです。
美しいお庭を散策し、仏様を鑑賞し………
何よりも、ボーッと、ゆっくりできる所です。

滝石組が発掘されました。「青女の滝」として復原されています。平安時代の庭園の遺構として、とても貴重です。
待賢門院のサロンには、音楽や和歌の得意な女房がたくさん仕えました。待賢門院堀河もその一人です。(大河ドラマでは、りょうさんが演じられていました。)

ながからむ心もしらず
黒髪のみだれて今朝は物をこそ思え
歌碑シリーズではありませんが、「百人一首」にも選ばれているその歌を紹介しておきます。
※また後日、コースBとして、京都市北郊の見所を書いていきたいと思います。