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サッカー 遠藤がいる重み W杯アジア最終予選

毎日新聞 - 2008/11/17 13:38

 サッカーW杯アジア予選(3次、最終)8試合すべてにフル出場していたDF中沢(横浜マ)を欠く日本代表のキーマンは誰か。出場時間、得点を見ると、MF遠藤(ガ大阪)という答えが導き出される。

 遠藤は中沢と並んで8試合に出場し、出場時間は中沢に次ぐ665分。得点は中沢とともに最多タイの3点を記録している。先発を外れた3月の3次予選、バーレーン戦では、日本代表は唯一の敗戦を喫した。精度の高いフリーキックを持ち、パスの配球役、試合を落ち着かせられる存在として欠かせないが、数字もそれを裏付けた格好だ。

 シリア戦(13日)で先発したMF登録選手は中村憲(川崎)のみ。カタール戦は中盤のメンバー構成が大幅に変わる可能性があり、遠藤自身も、中盤の主軸となる欧州組も全体練習には現地で合流せざるを得ないなど、時間が限られている。

 それでも「今までも一緒にやっているし、不安はない」と遠藤。中沢不在に「(中沢は)大黒柱ですから。代わりに声を掛けることなどをやっていければ」と、自身の役割の大きさを認識し、カタール戦への調整を進めている。【江連能弘】