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引き分けは考えるな!サッカー 日本


川淵C決断!岡田監督ドローでもクビ

スポーツニッポン - 2008/6/2 7:01
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オマーン戦に向け調整する松井(左)大久保(右)を見つめる岡田監督

 日本代表の岡田武史監督(51)が2日、監督生命を懸けてW杯アジア3次予選のオマーン戦(日産スタジアム)に臨む。すでに1敗している状況で、敗戦はもちろん、ホームだけに引き分けすら許されない厳しい戦い。日本協会の川淵三郎キャプテン(71)は1日、2日のオマーン戦で結果が出なかった場合は進退問題に発展することを示唆しており、岡田監督にとっては勝利しか許されない戦いとなる。

 日本サッカー界のトップの言葉が、この1戦の重要さを表していた。FIFA総会が行われたオーストラリアからシンガポールを経由して帰国したこの日、川淵キャプテンは「最悪の場合は安閑とはしていられない。私が先頭に立っていかないといけない」と明言した。岡田監督の全面支援を公言してきた川淵キャプテンが「最悪の場合」を想定していることを初めて口にした瞬間だった。

(途中省略・・・)


 厳しい現実を突きつけられた岡田監督だが、それも当然といえる言い訳のできない試合だ。昨年12月の就任後は、オシム前監督が築いた“人もボールも動くサッカー”を土台にしてきたが、バーレーン戦の敗戦後は「これからはオレのやり方でやらせてもらう」とオレ流を宣言。4月の日本代表候補合宿から「全員守備、全員攻撃」をコンセプトとし、全権を持ってチームづくりを進めてきた。さらに、これまでのW杯3次予選2試合は国内組だけで戦ったが、今回はMF中村、MF松井、MF長谷部の3人を招集。全権を委任され、ベストの布陣で臨んで勝てなければ、責任を問われても仕方がない。

 決戦前日の会見。岡田監督を強い緊張感が包んだ。冗舌さは影を潜め、視線は一点を見つめて表情はこわばった。「キリン杯が終わって短い時間だったが、やれる限りのことはやってきた。チーム一丸となって、持てる力を出して勝ちたい」と硬い口調で話した。

 「どんな相手でも先制点を取られると厄介。先制点を取れるように立ち上がりから全力で行くだけ」。選手に「自分たちのやることを貫こう」と意思統一を図った岡田監督。優位なはずのホームでこれ以上ない重圧を背負う岡田監督が、運命の試合を迎える。