「百人一首カクテル」ってご存知ですか?
以前ご紹介したのですが、
その第3弾が登場ということで、ドドーンとご紹介します。
滋賀県大津市にある琵琶湖ホテルで4月1日から登場します。
“美”や“絶望と希望の光”、“熱い恋心”をテーマにした歌等、
人間らしい感情や人生の機微を詠んだ3首をモチーフにしています。
(1) 花の憂い ¥1,400-
【歌番号9 小野小町】
「花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに」
花のお色もすっかり色あせてしまいました。
長雨をぼんやりと眺めている間に・・・
(私の美しさも、その花のようにこんなに色あせてしまいました)
ハーブティーをベースに、エルダーフラワーのシロップで甘みを加えたノンアルコールカクテル。
絶世の美女と言われた小野小町の美しさを、グラスに浮かぶ色彩豊かな花々で表し、
ふいに感じた時の移ろいと共に美貌への自信を思い出させる一杯です。
(2) あまのつりぶね ¥1,400-
【歌番号11 参議篁 (さんぎたかむら)】
「わたの原 八十島かけて 漕ぎ出でぬと 人には告げよ あまのつりぶね」
遥かなる大海原を、多くの島々を漕ぎ出していったと、都にいる親しい人に告げてくれないか、そこの釣り船の漁師よ・・・
参議篁・・・平安時代の公卿・文人。小野 篁(おの の たかむら)のこと。
黒と白の二層のカクテルで、絶望と未来への希望の光を表現。
隠岐へと続く絶望の海を模して黒いビール、
希望の光にはっさくリキュールを使用しています。
ビールの苦味からはっさくの爽やかさへと移る味の変化がポイント。
(3) さしも草 ¥1,500-
【歌番号51 藤原実方朝臣】
「かくとだに えやは伊吹の さしも草 さしも知らじな もゆる思ひを」
これほどまで、あなたを思っているということさえ打ち明けることができずにいるのですから、
ましてや、伊吹山のさしも草(ヨモギの別名)が燃えるように、
私の思いもこんなに激しく燃えているとは、あなたは知らないでしょう・・・
藤原実方朝臣・・・平安時代中期の文人。中古三十六歌仙の一人。
「さしも草」をよもぎのリキュールと抹茶のゼリー、
伊吹山を小豆とごまのフローズンカクテルで再現。
秘めた恋心の比較対象である、京都から離れた山の香りを表しました。
滋賀県湖南市の弥平とうがらし(激辛パウダー)をお好みで振ることで、作者・実方の熱い思いを感じられる一杯。
第2弾で一番人気のこちら、期間延長されました
(4)からくれなゐ ¥1,600-
【歌番号17 在原業平朝臣】
「ちはやぶる 神代もきかず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは」
(神代にすら聞いたことがない。竜田川が紅葉によって水を真っ赤に染め上げているとは)
在原業平・・・825~880 平城天皇の孫。六歌仙・三十六歌仙の一人。美男で、『伊勢物語』の主人公とされています。
竜田川を赤く染める紅葉の勢いや隠された恋心を色鮮やかなフルーツの飾りで表現。
シャンパーニュに、林檎や柑橘類のピール、葡萄のジュレ、ザクロ等で紅葉の様子や着物の絞り染めを表しています。
オシャレ~
自分の気持ちに合わせて
また、相手に伝えたい思いをこのカクテルに託して、
なんていうのも素敵
琵琶湖ホテル↓
https://www.keihanhotels-resorts.co.jp/biwakohotel/restaurant_menu/hyakuninn/