あべのハルカス美術館で開催中の「奈良西大寺展」
2015年に、西大寺が開創1250年を迎えたことから、その記念事業として開催されています。
※取材で伺い、会場内は特別の許可を得て撮影しています。
西大寺は奈良時代の創建です。
聖武天皇の皇女である称徳天皇が「鎮護国家」の思いを込めて開創、東大寺と並ぶ「西のおおてら」と称されました。
中世鎌倉時代に、高僧・叡尊が出て、のちの真言律(密教において戒律を重視するという教え)を広め、宗教活動を推進、時代を経ながら各地に広まっていきました。
会場には、西大寺をはじめ一門の各寺院に伝わる、仏像・彫刻・絵画・工芸品など80点が並びます。
一押しは、期間限定公開。
京都・浄瑠璃寺の秘仏「吉祥天立像」
重要文化財 吉祥天像
鎌倉時代(13世紀)奈良・浄瑠璃寺
普段は本堂厨子の中に安置されていて、寺内での公開は年3回だけ。寺外にでるのも久しぶりのことです。
ふっくらとした色白天平美人を彷彿とさせる女神さま。美しい色彩が残されているのも特徴の一つです。
8月6日までの期間限定公開。
この他にも、国宝や重要文化財が目白押し!
「奈良西大寺展 叡尊と一門の明宝」
あべのハルカス美術館で9月24日まで開催です。
展覧会の詳細は、また後日ご紹介します!