![音譜](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)
感想を書く前に、、。
宝塚であの事件が起きてから初めて日比谷へ来ました。東京宝塚劇場の前を通って日生劇場へ行ったのですが、、。公演が中止になって静まり返った劇場を見て胸が締め付けられました。
一度失った信用を取り戻すのは容易な事ではありません。『時間はかかるかも知れないけれど、良い方向へ向かいます様に』と祈ってきました🙏
話を『ベートーヴェン』に戻しますね。
⬇️私が観たキャストです。
この作品は、作曲家ベートーヴェンの物語というよりは、ベートーヴェンとトニ(アントニー)の恋愛を描いたラブストーリーになっていました。
主役であるルートヴィヒ・ベートーヴェンの曲を生み出す葛藤や耳が聞こえなくなる苦悩などはあまり描かれていなかった。
正直な感想を言うと、ストーリーがぶつ切れ状態で物語を堪能できなかったかな💦
その辺が私的には残念でしたが、出演者の歌声は満喫出来ましたよ
主役の井上芳雄さん、ヒロインの花總まりさんが兎に角歌いまくります‼︎
特に主演の井上君が圧巻の歌声でした
これでもかという程沢山歌うので、ファンの方は泣いて喜ぶのではないかしら⁉︎
花總さんはお芝居の説得力が凄いですね。
人妻でありながら、ルートヴィヒに惹かれていく過程を丁寧に演じていました。
その他の出演者も豪華過ぎました
皆様実力があるだけに、出番が少なくて勿体なく感じる程豪華なの
ルートヴィヒの弟カスパール役が海宝直人さん。
遂に海宝君がクンツェ&リーヴァイ作品に出演するのかぁって狂喜乱舞してチケットを取ったのですが、出番が少なくてちょっとビックリ。
井上君との歌での掛け合いは迫力もあってゾクゾクしたけれど、二幕は殆ど出番がないのですね
ほんの数分だった、、。
でも、ほんの数分の二幕の方が印象に残っています。トニーと別れて絶望しているヴェートーベンの所へ来て「来るのが遅くなってごめんね」と言う海宝カスパール。その言い方が優しくてうるっと来ました。こういう所に人間性が出ますよね。
海宝君と言えば、前にラジオドラマ『斜陽の国ルスダン』で花總まりさんと共演しているのを聞いて、いつか舞台で共演して欲しいと思っていたの。なので、今回花總さんとの共演を楽しみにしていたのですが、お芝居での絡みがなくて残念でした 今度は二人がガッツリとお芝居をする舞台が観たいです‼︎
トニの義妹ベッティーナ役が木下晴香さん。
可愛くて歌も上手くて言う事ないけれど、敢えて言うならば、出番が少ない。最近アナスタシアで見事な主役ぶりを観たばかりなので、余計にそう思ってしまいました。
でも、このベッティーナ。
トニの事を裏切った訳ではないですよね??
トニのことが大好きで、離婚してほしくないからあんな事をしたのだと私は思いました。違うかな??
出番が少ないと言えば、カスパールの妻ヨハンナ役の実咲凜音さん。出番も少ないしもっと歌って欲しかったなぁ。宝塚時代エリザベート役を見事に演じていた実力があるだけに、勿体ないなぁ。
ヨハンナと言えば、何故評判が悪かったのかしら??
もう一つ疑問に思った事があるのですが、トニは結局モラハラ夫のフランツの元に戻ったのですか??→肝心な所が理解出来てない😅
理解力がなくてモヤモヤしてしまいましたが、ラストの演出がとっても素晴らしかったです。
稲妻が光っていて、その中で指揮をしているベートーヴェンがとっても神々しかった
一緒に観劇した方と「宝塚のトップスターのサヨナラ公演の様な演出だったね」と話してしまったくらい(笑)、井上君の集大成を観た思いがしました。
そして、カーテンコールの最後に井上君と花總さんが登場して、二人で舞台奥にはけて行くのをみて、
『去年のエリザベートでこの二人のシシィとトートが観たかった』って思ってしまった私でした
最後に。
久々に日生劇場で観劇しました。二階後方の席で観たのですが、舞台に近くて視界良好で舞台を満喫出来ました
改めて素敵な劇場だと思いました