ME AND MY GIRL | ジュニのマイペースdiary♡

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大好きな観劇(宝塚&ミュージカル)の事をマイペースに綴っています(*'▽'*)


博多座で公演している『ミー&マイガール』。

多くの宝塚ファンの心を癒しているみたいですね。


誰も死ななくて悪い人が出て来ない、ハッピーエンドのミュージカル。

ハッピーエンドなんだけど、劇中何度も涙が出てきてしまうのですよね。


ビルがサリーを想う気持ち。

ビルの幸せを一番に思い、身を引こうとするサリーの健気な姿。

そんな二人だからこそ、最後にハッピーエンドになった時は、幸せ過ぎて涙が溢れてしまうのです。本当に素敵な作品だと思います。


宝塚で初めて上演したのは1987年でした。

確か、ロンドン、ブロードウェイと同時上演でしたよね。宝塚で本格的なミュージカルを観るのは初めてでしたし、世界同時上演だなんて凄いなぁって思ったのを覚えています。


朝日新聞だったかな??

初演時のミー&マイガールの宣伝広告が見開きで一面に載った事があって、クラスのお友達が持ってきてくれたのです。(因みに我が家は読売新聞でした)


宝塚の広告が一面に載るのは初めてだったので、もう狂喜乱舞でしたよ(笑)。

白黒の宣伝広告を部屋に飾って毎日眺めては、どんな舞台なのかワクワクしながら待っていたものでした。


当時の月組のメンバーの当てがきではないかと思うくらい、それぞれの役にハマっていて、最高に楽しい舞台でした。あんなに笑ったのは初めて。

ビル役の剣幸さんは、どこまでがセリフで、どこからがアドリブなのかわからないほど、自然体のビルでした。

サリーのことを思っているのが痛いほど伝わってきて、サリーちゃんとのデュエット『私の手を握って♪』の時の包容力の大きさに涙してしまいました。


一幕ラストのランベスウォーク。

当時はショーでの客席降りは全くなかった時代だったので、客席降りは初めての経験でした。沢山のスターさんが降りて来た時は、ビックリして心臓が止まるかと思った(笑)。

一幕が終わった後の客席の高揚感は今でも覚えています。


ハッピーエンドのラストシーンは、劇場中が幸せな空気に包まれていて、私も幸せな気持ちになり大泣きしましたえーん

人間って幸せな気持ちになるとこんなに泣けるんだと、初めて知った13歳の夏でした笑

剣幸さんとこだま愛さんはゴールデンコンビと言われていましたが、ミー&マイガールをやってからそう言われる様になったのですよね。(間違えていたらすみません🙏)。

それくらい、素敵なビルとサリーでした。


残念ながら、初演は映像化されなかったので、実況録音されたカセットテープを沢山聞いたなぁ。

ミー&マイガールのテープを聞いて育ったと言っても過言ではないほど(笑)、毎日聞いていました。聞き過ぎてテープが伸びてしまったのですよ💦 後にCDが発売されて即購入しましたウインク


ミー&マイガールは自分にとって、宝物の様な大切な作品なのです。


宝塚にとっても何度も再演して来た大切な作品だと思うのですが、一時期沢山再演していたせいか、『もう、ミーマイはお腹が一杯』なんて声が沢山聞こえて来て悲しかったな。

役者が揃った時に、大切に上演して欲しいと思っていました。


ミー&マイガールに対して、その様な思いがあったのですが、宝塚が危機的状況にある今、多くの宝塚ファンの心を癒していると知り、感慨深い思いです。




・・・で。

迷ったのですが、配信を観る事にしました。



ビルが暁千星さん。

ジョン卿が水美舞斗さん。


観る前までは、複雑な気持ちだったのですよ。

観る側は、こういう明るい作品は癒されるかも知れないけれど、演じる方はしんどくないか、無理してないかしら、と思って、、。



⬇️お馴染みのこの幕を見たら、何故か涙が出て来てしまいました。



でも、幕が開いたら余計な雑念を感じさせない位に皆が役になり切っていたので、ミー&マイガールの世界に浸る事が出来ました。


作品の力、曲の力って凄いですね。


ビル役の暁さんは、ビルという役を真面目に誠実に演じていました。

初演で剣さんのビルがアドリブで言っていたのが、今はそのまま脚本になっているのですよね。

なので、それを誠実に言っている感があって、かえって不自然に感じてしまう、、。



細かいことは気になりつつも、根っこの部分のサリーの事を大事に思っているのが伝わってきた所はとても良かった‼︎


サリー役の舞空瞳ちゃんも、ビルを大切に思っているのが伝わってきて、『一度ハートを失ったら』のソロが泣けましたぐすん

舞空さんはダンサーなので、ランベスバレエの場面がとても素敵だったな。この場面で感動したのはこだま愛さんのサリー以来かも。


コンビを組んでいる訳ではないけれど、二人のビルとサリーはお似合いでしたよ拍手


マリア公爵夫人の小桜ほのかさんは、歌唱力もありましたし、威厳が出るように話しているのは伝わってきたのですが、難しい役ですよね。


お屋敷を守る気持ちとか、ラストシーンでのビルに対しての気持ちがあまり伝わってこなかったのが残念でした。辛口ですみません💦


この作品が大好き過ぎて、色々な所が気になってしまうのですが、久々に観たら素敵な作品だなって改めて思いました。


ランベスウォークの場面は、少女の頃のときめきを思い出して、画面の前で大泣きしちゃいましたえーんえーんえーん


客席が映ったのですが、皆様最高の笑顔で。

それを見てまた涙えーん


劇団の幹部に思うことは沢山あるけれど、宝塚は無くなって欲しくない。


時間は掛かっても、良い方向に進む事を願っています。