✨1991年 雪組 華麗なるギャツビー✨ | ジュニのマイペースdiary♡

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大好きな観劇(宝塚&ミュージカル)の事をマイペースに綴っています(*'▽'*)


ずっと観たいと思っていた、杜けあきさん主演の華麗なるギャツビーの映像を観ることが出来ました音譜

ギャツビーといえば、今は『グレートギャツビー』というタイトルに変わって一本物になりましたよね。


でも、初演は『華麗なるギャツビー』という題名でお芝居とショーの二本立ての公演だったのですよ。
なので、上演時間は1時間40分位。短い時間の中で、隙が全くない展開でグイグイと引き込まれた記憶があります。 

歌とダンスとお芝居のバランスが絶妙で、海外ミュージカルを見た満足感に浸れて『小池修一郎先生ってすごい‼︎‼︎‼︎』と思いました。
(海外ミュージカル以外の)宝塚の公演で、上演前にオーバーチュアが流れたのも斬新でした✨
小池先生は、一本立てのお芝居(海外ミュージカルは除く)よりも、1時間半のお芝居の方が断然良いと思う。天使の微笑み悪魔の涙もPUCKも素晴らしかった。宙組のカステルミラージュも好きだったな😊


華麗なるギャツビーの舞台を観に行った時の感動は今でも覚えています。
BSで放送されたので録画して繰り返し観ていたのですが、ビデオを実家に置いてきてしまい、その後、実家が引越した時に処分してしまいましたあせる


数年前に、レオナルドディカプリオのギャツビーを観た時に、杜けあきさんのギャツビーが堪らなく観たくなってしまい(ディカプリオも素敵だったけど、私にとってのギャツビーは杜さんだと思ったの)ビデオを処分した事を凄く後悔したのですアセアセ汗
 

その後、スカイステージ にリクエストを送り続けているのですが、私がスカステに加入してから一度も放送してくれません悲しい
宝塚ファンの友達にも聞いたけど、誰も持ってなかった。



もう観ることは叶わないと、数年前から諦めモードになっていたところ、友人の友人が録画を待っていて、貸して頂けたのです笑い泣き




友人が、

「『華麗なるギャツビー』の録画を借りて見たらとても良かった」

と言っていて、ギャツビー愛を熱く語っているのを聞き、

「実は、私も杜さんのギャツビーが好きで映像をずっと探していて、、。その映像借りることは出来ないですか?」

と、無理なお願いをしたら、持ち主様に聞いて下さり許可が出て、念願の華麗なるギャツビーの映像を観ることが出来ました飛び出すハート

本当にありがとうございます泣き笑い泣き笑い泣き笑い



・・・と、前置きが長くなりましたが、、。

久々に観て感動に浸っています。

もうね、言葉になりません。
杜さんのギャツビーは、泣けるのですよえーん
泥沼を這いつくばって必死に生きて来た感じがヒシヒシと伝わってきて、、。

舞台を観に行った時にね、『幕が閉じる前の杜ギャツビーの背中の哀愁が凄かった』と思ったのですが、今回改めて観たら全然違った。

背中に哀愁を感じたのは、序盤ですね。
ニックに初めて会う場面。入江で『朝日が昇る前に』を歌っている時の佇まい全てが、哀愁を帯びていました。背中でデイジーへの思いを語っているかのようで、早くもウルウルしてしまいました。これが観たかったのよ〜泣き笑いって思った。

杜さんのギャツビーはデイジーへの愛が体から溢れているのですよね。
特に、終盤でデイジーの罪を被る場面では、デイジーを丸ごと包み込んでしまう包容力が深くて、震えるほど感動しました。凄すぎる。

ラストシーンでは、背中の哀愁を感じるというよりは、ギャツビーの背中がとても大きく感じました。
東宝ミュージカルでギャツビーを演じた井上芳雄さんが、「杜さんのギャツビーの背中が大きかった」と絶賛していたけど、本当にそう。

背中が大きく感じたのは、きっと、デイジーに相応しい男になるために必死で生きてきて全身全霊で愛し抜いた、ギャツビーの生き様を見せつけられたからでしょうね。


ギャツビーに愛されたデイジーを演じていたのは鮎ゆうきさん。
もう、溜め息が出る程の美しさ乙女のトキメキ

ギャツビーが
『君は薔薇🌹よりも美しい』
と言う台詞に誰もが納得してしまうのではないでしょうか。

ケンタッキーとテネシーを合わせて随一の美女と言うのも納得。

鮎さんはこの作品で退団したのですよね。
元々綺麗な娘役さんでしたが、デイジーはより輝いていました✨ 宝塚の生徒さんは退団が決まると輝きが増しますよね。

異次元の美しさでしたキラキラ

あまりの美しさに美貌だけに目を奪われがちですが、鮎さんはお芝居も上手いのですよ。

特に印象に残っているのは、ギャツビーと恋人だった時に、母親に二人の仲を引き裂かれる場面。


この場面で、

なってやる。
何も考えない、ただのバカな女の子にね〜っ‼️‼️‼️

と、叫び絶叫するデイジーに鳥肌が立ったの。

この作品、一本立てになってから、この場面でデイジーが歌う様になりましたよね。
でも、初演では歌わず、セリフで気持ちをぶつけていたのです。私はこちらの方が気持ちが伝わってきて断然良いと思う。

また、鮎ちゃん絶叫が上手かったのですよ。
心を揺さぶる絶叫が出来るのです。

鮎さんと言えば、ベルサイユのばらでロザリー役を演じた時に、バスティーユ攻撃でオスカル様が亡くなった時の
オスカル様
いやぁっ〜〜〜(´༎ຶོρ༎ຶོ`)‼️‼️‼️
と言う、絶叫も泣けたなぁ。私、平成以降で上演されたベルばらの本公演は全て劇場で観ているのですが、ロザリーの絶叫は鮎ちゃんが一番心に響きました。

話がそれてしまったけど、とにかくデイジーの絶叫が素晴らしかった。ギャツビーの事を激しく愛していたのも伝わってきたし。→ここ大事。
鮎さんのデイジーは終始ギャツビーへの愛を感じました。なので、デイジーが何を考えてるかわからないなんて事がない。

ギャツビーのお墓に来た場面もそう。
花を一輪お墓に入れて祈った後に、夫のトムが咳払いをしたら、鮎さんのデイジーは少しだけ顔がピクッとなるのです。その瞬間に、私はあの絶叫が脳裏に浮んで、切なくなってしまいました。
バカな女の子に成る事で自分を保ってきたのだなという事が伝わってきたの。こんな風に思わせてくれた鮎デイジーは本当に素晴らしいと思いますキラキラキラキラキラキラ


そして、一路真輝さんのニック。
肩の力が抜けて軽やかに演じていて。
そうそう。一路さんのニックってこんな感じだった‼︎って懐かしかった。
少し天然ぽくて、軽やかにニックを演じていた一路さんですが、終盤は泣かされましたぐすん

ギャツビーの車が事故を起こして、ニックが心配してギャツビーの元へ訪れるシーン。

話の流れから、運転していたのはデイジーだと悟り、、。
ニックが「デイジーが運転していたのか?」聞いたら、「頼む。この事は誰にも言わないでくれ」
と言うギャツビー。
この場面の二人の空気感が何とも言えなくて。
二人の間に見えない絆を感じて、このシーンは泣けましたえーん
きっと、雪組でずっと一緒にお芝居をしていたからこそ出せる空気感ですよね。

どんな過去を待っていようとも、君はあいつらより価値のある人間だよ。
と言う一路ニックのセリフに涙が止まらなかったえーんえーんえーん
一路さんの人間性が出ていて、物凄くあたたかみのある言い方なのですよ。

もっと、他のキャストについても語りたかったのですが、ギャツビー、デイジー、ニックの感想だけで長くなってしまったので、やめておきます。
他の雪組生も、当て書きかと思うほど、皆素晴らしかったキラキラキラキラキラキラ


最後に。
お借りしたDVDの中に、杜けあきさん、一路真輝さん、鮎ゆうきさんのトークも入ってました。

このトークも昔観た記憶があるので懐かしく拝見しました。

で、今更ながら感動したのが、鮎ちゃんが真ん中だった事乙女のトキメキ
普通、この三人ならばトップスターが真ん中に座りますよね。
きっと、鮎ちゃんが最後なので真ん中に座らせてあげたのだと思うのですが、杜さんと一路さんの優しさを感じました。
トークを聞いても、杜さんも一路さんも、鮎さんに対して口調が優しいのですよ。

この三人の関係性があったから、感動的なギャツビー、デイジー、ニックになったのだなぁと思いました。


そうそう。
こんな素敵なイベントがあったのですね乙女のトキメキ



アーカイブが二週間ほどあるみたいなので、見たいと思ったのですが、申し込みが終わってましたガーン 残念😢


でも、華麗なるギャツビーを見たタイミングで、今のお二人の姿が写真で見られて嬉しかったです飛び出すハート