俳優の奈良岡朋子さんが死去されました。
⬆️生前にコメントを用意されていたのですね。
『これが別れではないですよ。いつかはまたお会い出来ますからね。
それでは一足お先に失礼します。皆様はどうぞごゆっくり・・・。』
という、最後のコメントが素敵ですね。
奈良岡朋子さんは沢山のドラマや映画、舞台に出演されましたが、私が生で拝見したのは『放浪記』のみです。
なので、私は俳優さんとしてよりも、ドラマのナレーションの方が印象に残っています。
私が見たドラマのナレーションは、
朝ドラの『おしん』『春よ来い』、
大河ドラマの『いのち』の3作ですが、特に印象に残っているのは『おしん』です。
おしんはテレビドラマ史に残る名作ですが、
(見た事ない方は、是非ご覧になって頂きたいです)奈良岡さんのナレーションあっての『おしん』だと思っています。
聞き取りやすいのは勿論の事、感情的になり過ぎず、でも説得力のあるナレーション。
特に私は、『んが、、』という、独特の奈良岡節が大好きでした。→伝わりますか⁉︎
おしんは少女時代から老女になるまでを描かれていたので、小林綾子さん、田中裕子さん、乙羽信子さん三人の役者さんが演じていました。
役者が変わると、どうしても違和感があるのですが、そんな時でも奈良岡さんのナレーションを聞くと安心しておしんの世界に浸る事が出来ました。
素晴らしいナレーションだったと思います。
新しい作品で奈良岡朋子さんのナレーションを聞く事が出来ないのは寂しいですが、これが別れではないのですよね。
ご冥福を心よりお祈り致します。