広島ジャンゴ 2022 ネタバレありの感想♪ | ジュニのマイペースdiary♡

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大好きな観劇(宝塚&ミュージカル)の事をマイペースに綴っています(*'▽'*)

『広島ジャンゴ』二回目を観てきました音譜

二回目でMy楽です。


実は、初めて観た時は色々衝撃的過ぎて、一回でお腹いっぱいかもって思ってしまいました。


展開を分かった上で見たら、より物語に集中出来て『もっと観たかった』と思っている自分にビックリしました(笑)。

中毒性のある作品ですね。




⬇️この写真の下からはネタバレありの感想です。






現実世界の『広島の牡蠣工場』、木村(鈴木亮平さん)の夢の中の『西部の町ヒロシマ』。

二つの世界が登場します。


そして、あらすじにはあまり書いてなかった、木村と姉のお話。姉の存在が二つの世界を繋いでいて、物語の要になっている、、。


よく出来た脚本だなぁと思いました。


確かに暴力シーンには目を背けたかったですし、絶望的になったシーン(ドリーの死)もありましたが、最後にはそれぞれの世界で希望が見える終わり方だったのが良かったです。



なんと言っても、天海祐希さんのジャンゴの素晴らしさですよキラキラキラキラキラキラ


ジャンゴは天海さんへの当て書きなのではないかと錯覚するくらいハマっていました。


椅子に座っている時の佇まい、帽子の被り方、ガンアクションの身のこなし、、。

とても素敵でしたドキドキ

やはり天海さんは舞台が似合うなって思いました。


特に感動したのはラストシーンです。

町の人々を苦しめてきた町長(仲村トオルさん)に挑みに行くシーン。


『男達が行かないなら私が行く‼︎』(→ニュアンスです)

と、一人で立ち向かうジャンゴ。


男達に何度もボコボコにされてしまうのですが、倒されても立ち向かって行く姿に、不謹慎ですが勇気を貰えました。


このシーンで馬のディカプリオ(鈴木亮平さん)が突然応援歌『LOVE SONG』を歌い出すのですが、初回は『何故ここで歌い出すの?』と違和感を感じてしまったのですが、今回は一緒に心の中で歌ってしまいました笑


ジャンゴはティム町長を倒すのですが、死に際に

『俺が倒れてもティムは無限にいる』とティム。



それに対して

『ジャンゴだって無限にいるんだぁぁぁ〜‼️‼️‼️』

と、言う天海ジャンゴの台詞が刺さって胸が震えました。


前回は凄い迫力で圧倒されたのですが、今回は言い方が変わっていましたね。


声量を抑え気味で、魂の叫び様に聞こえました。


気になったのが、天海さんの声。

この日は二回公演のソワレだったせいもあるかもしれないけれど、いつもの通る声と違う気がしました。

声を張るシーンは全体的に抑え気味でしたし。

決して舞台に支障があるという訳ではないのですけとね。少し気になりましたが前回同様凄い熱量でジャンゴを演じられていましたニコニコ


話を戻して。

戦い終わったジャンゴが客席に背を向けて舞台奥へと去っていくシーンが堪らなかった。


ジャンゴの後ろ姿に天海祐希さんの生き様を感じて痺れました。


天海さん、本当に素敵な人だなぁ。

この感覚は舞台だからこそ味わえる事なのだと。

ドラマや映画も良いけれど、私は舞台に立っている時の天海祐希さんが一番好きだなぁと再確認しましたキラキラ



・・・と、これだけ天海ジャンゴを語っていて何なのですが、一番心を動かされたのは、木村の姉のシーンです😅💦


ブラック企業で働いていて、精神的に追い詰められて自殺してしまった姉。

その時の心情を弟に語るのですが、物凄くリアルで胸に迫りました。

ほんの些細な事の積み重ねなのですが、誰にでもあり得る事。

誰かに相談する事も、逃げる事も出来ない程追い詰められてしまった姉。


そんな姉が弟に行った台詞。


『ただ、少しだけ、見てやってや。

 少しだけ、応援してやってや』



現実世界の牡蠣工場で、残業もせず懇親会に参加しないパートの山本(天海祐希さん)に手を焼いているシフト担当の弟に、「もう少し山本さんに寄り添ってあげて」と。


きっとこれが脚本の蓬莱竜太さんが伝えたかった事ですよね。


ジャンゴの様にはなれないかも知れないけれど、周りに目を向けて声をかける事は誰でも出来る。


ヒロシマではジャンゴが町長を倒したけれど、現実世界の牡蠣工場では相変わらず工場長(仲村トオルさん)のワンマンぶりは健在😅💦


そんなに簡単に世界は変わらないけれど、ちゃんと変化がありました。


シフト担当の木村が山本さんの考えを認めて、工場長に自分の考えを伝えていました。


西部の銃アクションに比べたら、地味な変化ですが(笑)、人の心に寄り添う事は何よりも大事ですよね。


舞台は人柄が出ると言うけれど、木村役の鈴木亮平さんの暖かさを感じるラストシーンでした。

私は東京MERというドラマが大好きだったのですが、その時も医者役の鈴木さんの暖かい包容力を感じたのですよね。それが舞台でも感じられて、感動しました照れ


天海祐希さんと鈴木亮平さんのお芝居の間合いも、前回より深まっている気がしました。


舞台はどんどん進化するのですね。


大阪公演をご覧になる方が羨ましいです照れ照れ照れ



幸せだったカーテンコールの事を書いて終わりにしようと思います。


カーテンコールの最後に、天海祐希さんが客席全体を包み込む様なエアーハグをしてくて、私倒れるかと思いました飛び出すハート飛び出すハート飛び出すハート


今回の席は2階席後方のセンターブロックで、舞台から遠い席だったのですが、カーテンコールで役者さんと双眼鏡越しによく目が合う神席だった事を発見爆笑


(双眼鏡越しに)天海祐希さんと目が合い、抱きしめられた錯覚に陥ってしまい、ただ今重症です笑笑笑


幸せな観劇でした爆笑飛び出すハート