石井一孝さんのマリウスと共に衝撃的だったのは、岡幸二郎さんのアンジョルラスです✨
岡さんのアンジョルラスはとにかく凄かった、、、。
『誰が導くか 誰がこの国を♪』
と歌いながら登場するのですが(このパートは今はマリウスが歌っていますが、当時はアンジョルラスのパートでした)、今までに聞いた事がない様な美声が劇場中に響き渡って、身体中鳥肌が立ったのを今でも覚えています。
この人は一体何者??って思った。
一番に感動したのは歌声ですが、登場した時のオーラ、カリスマ性、長身な舞台映えするビジュアルにノックアウトでした。
続いて登場した石井マリウスも負けないくらいの歌声と、長身なルックスに加えてエルギー溢れる存在感で、、、。
私にとってお二人との出会いは正にセンセーショナルでしたっ‼️
岡さんのアンジョルラスは、原作のアンジョルラスが飛び出して来たかの様でアンジョルラスそのものでした。
確か原作では、カリスマ性があり、とにかく美青年。
戦いの場面では顔だけは無傷で最後まで美しかったそうです。
そして、亡くなる時は花が舞う様な華麗な死に様だったとか。
岡アンジョルラスの死に様を観た時は身体中の震えが止まらない位の衝撃でした。
マリウスが倒れて死んでしまったと思ったアンジョルラスが、自らも死を決意してバリケードに駆け上がり銃弾に撃たれるシーンは本当に圧巻だった‼︎
正に花が舞う様な華麗な死に様でした✨
ユゴーは岡さんをイメージしてアンジョルラスを書いたのではないかと思うほど、素晴らしいアンジョルラスでした。
岡さんの凄い所は、こだわりがある所だと思います。
毎回自分のイメージするアンジョルラスに合わせて髪型を変えていたのです。
ある時は短髪だったり、髪を伸ばしてソバージュっぽくしたり。
役作りも進化していて、最初はカリスマ性溢れるリーダーだったのですが、段々と市民の目線に合わせてきて説得力のあるリーダーになりました。
最後の年のアンジョルラスは一言一言噛みしめる様に歌っていたのが印象に残っています

そうそう。
二幕でアンジョルラスが、バリケードの頂上で赤旗を握り締めながら、
「立つのだ〜 仲間よ〜
自由を〜 世界に〜〜♪」
って歌う場面があるでしょ。
「自由を世界に♪」だと、『自由』が『銃』に聞こえてしまって、『銃を世界に』と言っている様になるので、岡さんが提案して逆に歌う様にしたそうです。
なので今は、「世界に 〜 自由を 〜♪」って歌っていますよね^_−☆
これにより「じ・ゆ・う」とはっきり伝わる様になったと思います。流石は岡さんです✨
私はこの場面になると、今でもこれを提案した岡さんを思い出してしまいます

私はミュージカル俳優さんってやはり一番歌唱力が大事だと思います。
でも、歌が上手くてもその役のイメージに合わないとしっくり来ないし、、、。
かと言って、ビジュアルが良くても歌がイマイチだと満足出来ないし、、、。
大変な職業ですよね(;^ω^A
そう思うと、石井さんのマリウスと岡さんのアンジョルラスって本当に凄いと思います。
役のイメージとぴったり合っていて、歌唱力も素晴らしくて✨
お二人には、とてつもない感動をいただきました






