『スカーレット・ピンパーネル』の曲は全て素晴らしいのですが、主要キャストが皆歌が上手いので耳がとっても幸せでした



*パーシー・ブレイクニー(石丸幹二さん)
この役は2枚目なだけではなくて、コメディーセンスが必要なので、石丸さんがどう演じるのかとっても興味がありした。
想像していたよりも楽しそうに演じていて客席からも笑いが起こってましたよ。
私は石井ショーブランに、
『声デカっ‼︎』
と絶妙なタイミングで言ったのがツボでした( ´艸`)
これはギャグではなくて、本音かな(笑)⁇
コミカルで軽妙な演技、グラパンに扮装した時の演技、マルグリットに対しての苦悩、などを巧に演じ分ける引き出しの多さは流石だなぁと思いました。
そして何と言っても素晴らしい歌声

昔から石丸さんの歌声は好きでしたが、年齢を重ねてより深みが増したと思います。
ただ、10年前の石丸さんで見たかったかな

ピンパーネル団がとても若くてキラキラしていたので、バランスがちょっと悪かったと思いました。
年齢とキャリアが違い過ぎるので、仲間というよりは先生と生徒みたいに感じてしまった(;^ω^A
でも、パーシー、マルグリット、ショーブランの三人のバランスは絶妙に良かったと思います‼︎
→ここ大事

*マルグリット(安蘭けいさん)
安蘭さん演じるマルグリットは行動力があり、自分の意思をしっかり持っている女性。
反面、パーシーに過去を知られるのを不安に思う弱くて可愛らしい所も魅力的でした。
宝塚版スカーレットピンパーネルの『ひとかけらの勇気♪』がとても好きだったのですが、今回は『悲惨な世界のために♪』という題名になっていて歌う場面も歌詞も全く違います。
二幕でマルグリットがこの曲を歌うのですが、とっても切なくて涙が出てきてしまいました

パーシーとして歌った『ひとかけらの勇気♪』も好きだったけど、マルグリットとしての心情を切々と歌い上げるのも良かった。
マルグリットと言えば、二幕目終盤の立ち回りです

正直言うと、石丸パーシーと石井ショーブランの闘いは別の意味でハラハラしてしまいました(笑)
石井さんは勢い余っていつかフェンシングを折ってしまうのではないかとか、石丸さんは息切れしていないかしら⁇とか(笑)
そんな時に、安蘭マルグリットが剣を二本持って闘い出したのです‼️
キタッ━━━(゚∀゚)━━━!!!
って思いテンション上がりました







普通に考えたらこんな展開はあり得ないけれど、私はとってもワクワクしてしまった。
この公演は主要メンバーがみなベテランで安定感抜群でしたが、ワクワク感があまりなかったのですよね。
私はこの場面が一番ワクワクしました(笑)
やはりヒーローはマルグリットだったか(笑)
誰よりも男前な所が素敵でした



それにしても宝塚の男役だった方は、立ち回りがサマになりますよね。
バイオハザードの柚希礼音さんもカッコよかったもんなぁ



そう考えると、宝塚版の安蘭けいさんのパーシーと柚希礼音さんのショーブランの闘いはとっても贅沢だったなぁ:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
・・・なんて、また宝塚の話になってしまいましたが、石丸さんと安蘭さんの大人のカップルも素敵でした
