最近何故か、自分が宝塚ファンになる前の作品に惹かれてしまいます。
1983年に花組で上演された『オペラ・トロピカル』を観賞しました

全編大階段を使った素晴らしいショーだと噂には聞いていましたが、これは凄い





大階段でこんなにも熱く踊り、とにかくエネルギッシ





トップスターの順みつきさんの目力に悩殺されましたっ







なんというか、濃厚で男役の色気が凄かった‼️
歌もダンスも迫力がとにかく半端ないんです。
背はそんなに高くはなかったのかな??
でも、オーラが凄くあるので存在がとても大きく感じました





多分時代と共に『男役像』って変わるんだろうな。
今はスタイルが良くなりダンスのレベルも上がってきてるとは思うけど、こういった独特の色気のある男役さんっていなくなってしまった気がします。
いや、色気はあるのかな。
でも、今はアイドル的というかさっぱりしていますよね。
私は個人的に、明日海りおさんの内に秘める熱さや、早霧せいなさんのとっても熱い舞台あいさつも好きなのですが。
五組のうち一人位は『濃厚』なトップスターがいてもいいんじゃないかと思います。
でも、今の時代には合わないのかなぁ。私は少しだけ昭和の時代の宝塚を観ているので、濃厚で色気のある男役さんはたまりません



それにしても順みつきさんの『濃厚さ』はクセになりそう(笑)一度生で観てみたかったなぁ。
この時の花組も私にとっては未知の世界でワクワクしながら見てました。
先日雪組の『ジャワの踊り子』を見て、平みちさんがいない‼︎って思ったら、こちらにいらっしゃったのですね。
平みちさんと言えば私にとっては雪組のトップスターなので、花組に出演してるのはとても不思議な感じでした。
組が違うせいか、私の知っている平さんよりも熱い気がしました‼︎
この時の花組には、まだ高汐巴さん、大浦みずきさんもいなくてビックリ

そうかと思えば、朝香じゅんさんを発見した時は『ルコさんだぁ~❣️』って思って何だかホッとしました。
ショーに話を戻すと、、、。
これはカルメン(男版カルメン)を元にしたストーリー仕立てになっていて、大階段で繰り広げられるダンスに圧倒されました。
あと大階段の使い方も効果的だったと思います。
これは、草野先生の演出なのですね。
私は草野先生の作品の中では、1988年に月組で上演された『ビバ!シバ!』がダントツで好きなのですが、『オペラ・トロピカル』も同じ位好きになりました。
これは生で観てみたかったなぁ。
作品自体も素晴らしかったのですが、ソロを歌うスターさんの歌がみんな上手い事にビックリしました。
たまたま、この時の生徒さんが皆んな上手かったのか、歌える生徒さんが歌っていたのか分かりませんが、宝塚『歌劇』に相応しい歌声でそういう所も素晴らしかったです





忘れてはいけないのが、トップ娘役の若葉ひろみさん。
とっても存在感があり大人っぽくて素敵でした

ネタバレになってしまいますが、最後に順みつきさんをナイフで刺す時の目がゾクッとしました。
彼女の『琥珀色の雨にぬれて』のシャロン、素敵だったのだろうなぁ
