
A・B・C日程どれを放送するのか気になっていたのですが、A日程でしたね

A日程の出演者はこの方達でした。

*榛名由梨さん
私は、榛名さんの『さよならは夕映えの中で』を初めて聞きました。こんな事を言ったら失礼かと思うのですが、高音がかすれていて、多分現役時代の方が声が出ていたのではないでしょうか??
それでも、これだけの世界観を出せてしまうのは凄いなと、唸ってしまいました。
正直、昨年宙組公演でこの曲を聞いたときに、軽く聞こえてしまってあまり胸に響かなかったんです

榛名さんは、『さよならは、言わずに~♪』と歌った後の二階席への目線の飛ばし方、『振り向きもせず』で後ろを向いた時の背中の演技、全てに置いて素晴らしかったです。レットバトラーの決意が見えましたもん!!
この名作は簡単には再演してはいけないんだと思いました。
*初風諄さん
私の中では初風さんは、やはり初代アントワネットのイメージです。
『青きドナウの岸辺』は圧巻ですよね

青きドナウ川に行った事はないけれど、初風さんが歌うと、その情景が浮かんできます。
この曲は初風さんの歌唱力に合わせて寺田先生が作曲したんだという事がよく分かりました。
*眞帆志ぶきさん
眞帆さんは、母が少女時代に憧れていたスターさんです。
っていう事は、今はおいくつなの??って感じですよね。
母親よりは大分年上な事だけは確かです(笑)
それで、このパフォーマンスは本当に素晴らしい

この方は一生スターなのですね。
そう感じたのは『アマール・アマール』を歌った時の事です。
客席から「スータンさん!!」と掛け声が起こったら、ニコッと笑って「ありがとう」って茶目っ気たっぷりに答えたんです。
その時に客席から拍手が起きて、その拍手を手の合図で辞めさせてから続きを歌った時には痺れました((((*゜▽゜*))))
本当に魅力的な方ですね

あとスペシャルゲストが、香寿たつきさんと白羽ゆりさん。白羽さんは私が見た時と同じ曲を歌っていました。
香寿さんは、『心中恋の大和路』から♪この世にただひとつ♪を歌ってくれました。
っていうか、この作品に香寿さんが出ていたのですか?? スカステで放送した時に見ればよかった

これは、未涼亜希さんが歌っているのを聞いてとても感動した曲です。
未涼さんは、『絶唱』という感じでガンガン迫ってくる感じだったのに対して、香寿さんはジワジワと感動が押し寄せてくる感じでした。
本当に素晴らしかったです

それから、私が観た時と違ったのは、彩乃かなみさんが『一度ハートを失ったら』を歌っていた事です。私が観た時は『千の風になって』を歌っていました。
こうして今回映像で見れて、両方聞く事が出来て得した気分です

私は、彩乃さんのサリーは劇場に観に行きました。その時も思ったのですが、何故が感情が伝わってこないんです。綺麗な声で歌っているとは思ったのですが、サリーのいじらしさ、苦しさが感じられず、ちょっと残念でした。この曲は感情を伝えるのが難しいんですね

今回改めて思ったのですが、姿月あさとさんが中心となって歌った『明日へのエナジー』は名場面だなぁ

これは、宙組が誕生した時のショー『シトラスの風』の中のナンバーです。歌の得意な姿月さんに見合った場面で、これを劇場で観た時は宙組の未来は光輝いて見えて鳥肌たちましたもの

これからも語り継がれる名場面ですよね!!
これを観て、100周年の記念すべき年にこういう名場面が生まれなかったのが残念です

(あっ、でもまだ何作が残ってますね。期待しています!!)
今年は小池先生と藤井先生に頼りっぱなしでしたよね。
でも、一作位ベテランの岡田先生に頼っても良かったのではないかと思うんです。岡田先生なら、100周年という年に『明日へのエナジー』に匹敵するような名場面をつくってくれたのではないかと。
来年あたり、久々に岡田先生のレビューの新作が観たいなぁとしみじみと思ってしまいました。