日本には今
福祉系の国家資格は3つあります

まず私の生業である社会福祉士
〜ソーシャルワーカーですね
一般的には
相談員などと呼ばれているでしょうか

相談系のもう一つは精神保健福祉士
〜精神分野に特化したソーシャルワーカーです

そして介護福祉士
〜ケアワーカーですね
施設の介護職員だったり
ホームヘルパーさんとして働いています


先日出ていたある会議では
「日本の介護の核心は何か?」について
介護福祉士養成校の先生から
介護福祉士のコミュニケーション技術に
焦点をあてたご発表がありました

具体的には実習記録を使って
そのコミュニケーションの内容や
学生の思考や気づきを
つぶさに見ていくというご発表でしたが
これが私にはかなり衝撃的でした

なぜなら
実習記録の記録内容やその指導が
社会福祉士とは全く違っていたからです

一言で言えば
「視点の違い」でしょうか

介護福祉士実習では
徹底的にご本人に焦点をあて
どうやってその方を理解するかを
その方の願いや気持ちをつかむかを
突き詰めていっていました

社会福祉士実習ももちろん
ご本人の理解への努力は必須です
ただ社会福祉士実習では
その方だけに焦点を当てるのではなく
周りの人との関係や
おかれている状況との
関連を見るようにと指導しています

介護福祉士の記録は
社会福祉士の私は書かないし
(...というか、書けないと思う)
社会福祉士実習にいった学生が
そのような実習記録を書いてきたら
むしろ
「もっと違う視点で見たらどうなるか?」
という指導をすると思います

介護福祉士養成校で
教えていたこともありましたが
社会の仕組みとか制度や
社会福祉主事実習といった
相談系の授業を担当していたので
恥ずかしながら
介護福祉士実習の部分は初めて触れました

このご発表を伺い
介護の視点をどう教えているのかについても
自分自身で大きな気づきがありました

気づけば福祉の世界に30年...!
なのに
まだまだ、知らないことばかり
というか、勉強不足ですね
あ〜、もっと勉強したい!!