こんにちはꕤ୭*


今朝はヨチヨチ歩きながらカーテンを開け、うっすら(?)朝焼けが「きれいだなぁおねがい」と思いつつ、ふと気づけば、吐き気・ムカムカは無くなっていました!


痺れは相変わらずで、お布団から出たらすぐに足の冷えもタラー

すぐ、「まるでこたつソックス」を履きましたピンクハート



でも、ムカムカが無くなるだけでも気持ちが全く違います爆笑ルンルン

今日からしっかり食べて、体重を元に戻します!


…すぐに戻るんですけどね笑い泣き




「食べる」って「生きる」に直結している事


だなと、実感として思います。



介護施設でのご高齢の方々の生活の様子を、以前テレビで拝見したことがあります。

90代でしたか、大変ご高齢の男性が、介護士の方にお食事をさせてもらいながら眠ってしまうんです。

食べるのが嫌で!とか、食べるのが苦しくて!という感じでは決してなく、赤ちゃんが食事の途中で寝ちゃうみたいに、すごく自然に、ふ~っと眠ってしまう。


体が自然に食事を受けつけなくなるんだろうなと思いました。



後もう一つは、吐き気止めも今のように無い時代に、卵巣がんステージIVだった私の母の話です。


抗がん剤の副作用で吐いて吐いて苦しんでいた時でも、看護師さん達が検温や血圧測定の結果を記録しておく用紙に、「雲丹が食べたい」とか「海老フライが食べたい」、「お寿司が食べたい」などなど…自分が好きな食べ物を日々書き込んでいたのです笑い泣き


食べられる量は、年相応に減ってきてはいるようですが、20年以上経った今でも、母は元気ですニコニコ




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卵巣腫瘍で初めての開腹手術をしていただき、高異型度漿液性癌と診断されました。


高異型度漿液性癌というのは、「悪性腫瘍のよくあるヤツ」だそうです。


そして、病院に初めて行ったその時からほぼほぼ決まっていた事ではありましたが、術後化学療法が標準的な治療との事で、TC療法が始まりました。


※化学療法・TC療法についてはこちら⬇️




TC療法第1クールの副作用が少し落ち着いた時、 乳がんの方の検査をしていただいてこよう!と思いました。


※検査を受けようと思い立った理由はこちら⬇️




抗がん剤も回数を追う毎に、体力や免疫力もリカバリー度が落ちると聞いていたので、このタイミングではないかと思ったのです。


そして、卵巣がんを診ていただいている病院ではなく、乳がんを診ていただく病院を別にする理由はこちら⬇️





私が記憶していた、先生が在籍していらっしゃった筈の病院を調べてみると、お名前が見当たりませんでした。


何とか先生が在籍されている病院を探し、初診申し込みを完了。


ネットでの申し込みです。

担当医の希望を入力できるような欄もなく、これは最早、運?!と思いつつ申し込んだのを覚えています。




当日、先生にお会い出来るのかぁラブとちょっとドキドキしつつ…


ただ、駅まで歩いて電車に乗って、乗り換えして、また駅から歩いて…という、手術後初めての真夏の大移動。


抗がん剤の副作用もあり、想像以上の体力低下に、ゼーゼー言いながら、たくさん休憩 ( …という名の不意の立ち止まり ) をしながらの道行きでした笑い泣き




病院に到着すると、各フロア、各科、沢山の人たちが…


大きな病院ってどこも同じですね、予約していたものの結構な待ち時間。


やっと診察室に通されると、明らかに研修医さんだろうなと思われる男性が、開かれたノートPCを置いたデスクの前に。

入口から向かって部屋の後方に女医さんがお1人。


・・・・・・・・・(๑° ꒳ °๑)「こんにちは……」


女医さんより「診察は別の者が担当しますが、こちらでお話だけ先に伺います」とのこと。


こちらの準備として、お薬手帳や卵巣がんの方での診察の折に説明を受ける時、頂いていた書類(紙?)など必要そうなものはお渡しできるようにしていました。


質問される事に答えながら、これまでの経緯をお話し。

必要と思われる文書も提示。(奥で看護師さんがコピーを取られていました。)


ただ矢張り研修医の方は聴きながらの入力は難しかったのでしょう、聞き落としが多かった(ちゃんと聞けていない)印象が私にも残り、後半はほぼ女医さんがお話してくださっていました。


そして、いよいよ、「どうして同じ病院でなく、わざわざ遠いこちらの病院に?」と、私が診察室に入ってより待ちかねていた質問が。


診ていただきたい先生がいらっしゃるのだという事、初診予約の段階ではそれをお伝えする術が無かった事をお話しました。


お話を聞いてくださった女医さんは大きく頷かれて、「(その)先生は癌だと確定された段階でないと診られる事はないと思いますが、ご希望がちゃんと伝わるようにしますね。」と仰ってくださり、私は一安心。


お礼を述べ、辞去してからまた待ち合いスペースで診察待ち。



次に、隣の診察室に通されると今度は先生お1人。

南方のご出身かしら?と勝手に推察されてしまう、情の深そうなご容貌 (分かります?あせる)の、ベテランっぽい男性の先生でした。


ご挨拶の後、椅子に座るとすぐに「今回は大変だったね」と言われました。


話し方も初対面とは思えないフレンドリーさで、この日、帰る頃には、きっと患者さんから人気のある先生なんだろうなと思うと同時に、「やっぱり私、運が良いな」と思いました。


※後日、検査技師さんから伺った話によれば、やっぱり人気が高い先生なのだそうです!



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実は、「今回は大変だったね」という先生からの言葉を聞いた時、自分の中で「間」ができました。



「大変」という意識が私には無かったのです。


癌について無知であるということも大きいと思います。


頭でっかちになって「ああでもない、こうでもない」と悲観的に思い悩むことはありません。


知識が無い(と知っている)から、楽観的にもなりません。


痛みや苦しみが好きでない私に、事実として起こった事があり、それに対して出来る事・やる事を淡々とやっているだけだったのです。…今もそうです。



先生は私に寄り添おうとしてくださり、その言葉をかけてくださったのだと感じたので、優しい先生なのだなと思いました。


そして、沢山の患者さんを診ていらした中で選ばれた言葉だから、きっと至極一般的な言葉なのだろうと。


実際、同じような状況で大変だと感じられる方もいらっしゃるのだろうし、私は否定もせず、嘘もつかず、ニッコリ笑っただけだったと思います。



確かに、癌になってから周囲の人にも事情を説明しなくてはならない事が多々あり、お話し差し上げた方々の受け止め方と私自身の認識にかなり差があるなという事は感じています。


有り難い事に、私よりも周囲の人の方が深刻になってくださって、心の持ち方…メンタル・ヘルスとかメンタル・マネジメント的な読み物を紹介してくださったり、そういった励まし方をしてくださる方はとても多かったです。


対話していて「え?私もう死ぬの?びっくり」と思った事も何回かあります。


こちらがもう本当に恐縮してしまうくらいでした驚き



んー…、でも実際、私自身が癌を患っていない状態で、人から「癌になったので…」とお話を頂いていたらどうだったのだろうと考えると、もしかしたら同じような対応をしていたのかな?と思わないでもありません。

読み物の紹介はしなかったと思いますけどウインク


今となっては、それはもう分かりませんね爆笑



私が自然に「有り難いな」、「嬉しいな」と感じたのは、「退屈になったら言ってくださいね。本を見繕って持って行きます。」とか、「車出せるから何か手伝える事があったら教えてください。」、「治ったら一緒にご飯食べに行きましょう!」といった言葉でした。


後、地元の癌封じのお寺にお参りくださって御守りをお送り頂いた方、池江璃花子さんや堀ちえみさんもお参りにいらしたという神社を教えてくださった方にも、本当に感謝しています照れ



ご自身も癌を患った事がある方や身近な血縁者で癌だった方がいらっしゃる方でも、そのご存知の症状などによっても癌に対する感じ方は異なると思います。



一瞬の事ではありましたが、本当に人それぞれだなぁと、改めて思った瞬間でした。




次回は、乳がんの最初の診察のお話をさせて頂こうと思います。


それでは、皆さま、素敵な午後をお過ごしください花束