こんにちはꕤ୭*
朝、起きて立ち上がり、歩き出した途端、脚が激しい筋肉痛であると自覚。
卵巣がんの手術以降、外出するといつもこうです
加えて今朝は、お弁当を作っていた時、小鍋でブロッコリーを茹で、ザルにあける時、熱湯がザルを持っていた手の指先にかかり、「しまった!」
ちょこっとなんですけど。
もともとの痺れのジンジン・ジワジワに、火傷っぽいジンジン(?)も加わり、今、保冷剤で冷やし中
以前は何とも思わなかった、ちょっとした火傷や小さな怪我にドキドキしてしまいます
それでは、HBOCのお話の続きさせていただきますね。
昨夜、HBOC(遺伝性乳がん卵巣がん(症候群))であるかどうかの検査を、乳がんの方でかかっている病院でしてきた事、書かせて頂きました。
HBOCは、BRCA遺伝子(17番染色体にあるBRCA1と13番染色体にあるBRCA2の2種)の病的な変異によって生じます。
だから、HBOCであるかどうかの検査の指標がBRCA遺伝子の変異の有無になる訳ですね。
ただ、
BRCA遺伝子に病的な変異があっても、全員が乳がんや卵巣がんを発症するわけではない。
一生がんにならない人もいるんだそうですよ。
HBOCの特徴を病院で頂いたガイドブックから以下に引用します。
■HBOCの特徴
⚫乳がんと卵巣がん両方を発症しやすい
⚫若くして乳がんを発症しやすい
⚫両方の乳房にがんを発症しやすい
⚫片方の乳房に複数回がんを発症しやすい
⚫トリプルネガティブ乳がんが多い
⚫男性で乳がんを発症しやすい
⚫家系内に乳がん、卵巣がん、すい臓がんになった人がいる
私が該当しているのは最初と最後でしょうか。
2つ目と6つ目は外れて、3つ目と4つ目は現段階では不明。
5つ目のトリプルネガティブ乳がんにも該当しません。
トリプルネガティブ乳がんって?
乳がん治療に使用される様々な薬がある中で、ホルモン療法薬と抗HER2薬というものがあるそうです。
乳がんなら誰でも使用できる(使用して効果あり)というわけではなく、条件があります。
ホルモン療法薬は、エストロゲン受容体とプロゲステロン受容体があること。
抗HER2薬は、癌細胞の表面にHER2タンパクが発現していること。(HER2タンパクについては、また別で)
エストロゲン受容体とプロゲステロン受容体がなく、HER2タンパクも発現していないタイプの乳がんをトリプルネガティブ乳がんと言うそうです。
HBOCに戻ります。
頭のHereditary が「 遺伝性」と訳されている部分ですが、HBOCで確認できるBRCA1/2の病的な変異は、親から子に50%の確率で受け継がれるそうです。
先ほど、HBOCの特徴の中に「男性で乳がんを発症しやすい」とありましたが、それを見ても分かるように、男女の区別なく、同じ確率で受け継がれます。
ここの「乳がんと遺伝の関係」という所に、さらに詳しい情報がありました
父は肝臓癌でしたが、母が卵巣がんをやっている私の家族で、この検査を受けた者はいません。
BRCA1/2遺伝子に病的変異が認められれば、PARP阻害薬という選択肢が出てくるという事でしたが、私はHER2が陽性なのでPARP阻害薬は使えない事が判っています。
それでも、この検査を受けなくてはと思ったのは兄弟たちやその子どもたちが頭を過ぎったからです。
私がここで、もしBRCA1/2に病的変異が認められるHBOCであったら、弟たちや姪や甥たちも遺伝性乳がん卵巣がん症候群である可能性が50%の確率であるという事。
そうなれば、彼らの癌への向き合い方も変わるのではないかと思います。
HBOCは別に乳がん、卵巣がんだけではなく、男性なら前立腺癌になりやすかったり、他の臓器の癌にもなりやすいとの事なので、若いうちからマメに検診を受ける必要性を感じられるのではないかな?
HBOCでない方が良いに決まっています。
でも、何だかHBOCであるような気がします。
ただの勘なのですけど。
卵巣腫瘍も悪性だろうなと思ったら悪性でしたし、乳がんも思った通りでした。
だから、ちゃんと遺伝子検査を受けておこうと決めました。
さて、最後に、検査費用についてのお話。
BRCA1/2遺伝子の検査費用は、保険適用
それでも昨日お支払いした検査費用は、61,130円 ( 3割負担 )なんですけどね。
保険が効かなかったら、きっと「どんだけ~!」です。
この保険適用にも条件があり、これについても乳がんのガイドブックから以下に引用します。
⚫45歳以下の発症
⚫60歳以下のトリプルネガティブ乳がん
⚫2個以上の原発乳がん発症
⚫第3度近親者内に乳がん、卵巣がんまたは膵臓がん発症者がいる
⚫男性乳がん
⚫近親者にBRCA1/2遺伝子変異がある
乳がんと診断されていなくても…
⚫卵巣がん、卵管がんあるいは腹膜がんのいずれかを発症
乳がんのなりやすさに関係する遺伝子は、BRCA1/2遺伝子の他にも、「高リスク遺伝子」と呼ばれるグループや、DNA二重鎖切断修復メカニズムの関連遺伝子の関与も判明しているそうです。
でも保険適用で検査できるのは、BRCA1/2だけだそうですよ。
因みに、私、卵巣がんの方でも卵巣癌そのもののBRCA1/2遺伝子に変異があるか否か、既に検査して頂いていますが、その時は 80,660円(同じく3割負担)お支払いしています。
病院によって違ったりするのかと思いますので、費用については、受診されている病院で予めきちんと伺っておいた方が良いと思います。
それでは皆様、素敵な週末をお過ごしくださいね