買う不便

非常に便利な世の中になってきたので、

今後は逆に、

ワザワザ不便を買う時代になるんじゃないかなぁと思ったのでした。

今、便利だと思えることですな。

交通であったり、

機械であったり、

そういうものが肩代わりしてくれるような事柄を、

あえてお金を出してまで自分でやってみる様な。

現代人がなくしちゃった不便への免疫を取り戻す様な。

極端な話、

「ココからココまでの電車ルートを散歩するのに幾ら！」

みたいな。

そういうビジネスが大挙して迫ってきてる気がしないでもないのです。

流行り廃りではないけど

そろばんもワザワザ不便の内ではありますわな。

ぼくはというと、

無人島に1ヶ月くらい住みたい。

終わる頃、誰よりも文明を捨てさっている自信がある。

甘いんだか酸っぱいんだかわかんない調味料を作ってる自信がある。

でも作る前に野菜とか食べられないから、

ドレッシングだけ持って行くことについて、

許しを請いたい。

やっぱ便利っていいですねぇ。

不便無理だわ。

ま、悪くないんじゃない？

「ま、悪くないんじゃない？」





世の中、
そういう事って多いと思います。
点数で言うと、６０点とか７０点とか。

どこそこのレストランであのメニューの味が、
「ま、悪くないんじゃない？」

どこそこの俳優やら女優やらの演技が、
「ま、悪くないんじゃない？」
「きらいじゃないなー。」



偉そうであるとか
上から目線であるとか
そういうことはひとまず置いておいて、
世の中にそういう中途半端に良い物って溢れてるわけですよ。

それにもう一つ、
付加価値がついたものが、
いわゆる「ヒット」
になるもんだと思うんですよね。



味が悪くないあのレストランって、
健康志向でこんな素材を使っているんですってよ奥さん。
実はあの悪くない俳優さん、
地元の出身なんですってよ旦那さん。
へぇー、
じゃあ、
注目してみるよ。



っていうのがヒットの仕組みだと思うんです。
なんとなく納得いただけるでしょうか。



そういった悪くない部分って、
きっと人それぞれあるもんなんですよ。
で、もって、
それに付加価値が無いために、
胸を張って得意だと言えないんですよ。

ゆえにですよ、
自分には長所がないとしょんぼりしてる人は、
長所もどき（あるはずだよ）に付加価値をつけるという考えを起こせば、
それに力を入れれば、
そうしてみれば、
いいんじゃないかなぁ。






昨夜ひねり出したうんこが、
意外といい形していた。
そういえば、
その前日に食べていた食べ物がなかなか美味しい物だったからだ。
写真にとってアップしてみるのも、
ま、悪くないんじゃない？

シルクロード

蚕っていますよね、
かいこ
カイコ
カワイイコ。





あれ、
昨日知ったんですけど、

繭作ったあと、
繭ごと蒸し殺されるそうでっせ。



嘘でしょ！！
嘘でしょ！！！

思ったね。
せっかく糸紡いでくれたのに、
なにゆえスチーム！！
肉まんちゃうぞ！！


本当かどうかは特に調べてないけど、
そんなことをほぼ日刊イトイ新聞で読んだのでした。

そんなもんいつか天罰下るで。
世界的に気温と湿度が急に上がって、
スチームされるでほんま。


もっとね、
シルク製品について、
有り難みをもってね、
もっとね、
丁重にね、
扱いましょうよ。

クリーニング代高いけどさ、
意味分かんないくらい別料金だけどさ、
ね、
あ、
やっぱり許せないわ。

クリーニング代、
あんなには出したくないわ。

ごめんね蚕ちゃん。

ついでに言うと、
やっぱあんた幼虫じゃん？

成虫にならんと、
ただのキャタピーやん？
ほぼほぼ、
たいあたりしかしないやん？





蚕、
致し方なし。