4月13日 | Pokopen Photographic

Pokopen Photographic

写真を中心とした絵日記です。楽しんでいただければ幸いです。なおこのブログで用いられている画像の著作権は私に。また人物画像の肖像権は本人もしくはその所属事務所に帰属します。無断使用及び二次使用は固くお断り致します。

この日はKG+初日。

 

まずはtonowa KYOTO

この場所は島原地区の活性化を施設らしい。

表はカフェ。朝から外国の方が押しかけて

しました。

 

 

展示スペースは奥。

ファビアン・ファメル   
"(And) Speak of me in the Present Tense."

布にスナップ写真をプリントしてそれを

吊って展示していました。

 

 

Cafe Pokki

テイクアウト専門のカフェ。一度食べてみよう。

「금강산도 식후경(金剛山も食後の見物)」

って書いてました。韓国のお店ってネオン

好きですね。

 

樋口金松堂でパンを購入。公園でムシャムシャ

してました。値段はリーズナブル。




次は五条橋Kyoto Interchange  

場所は半兵衛麸ビル

 


守屋友樹「潮騒の部屋」
北海道の東沿岸部に点在する陣地防御のトーチカ

の銃眼を利用してカメラ・オブスクラにし、その

小さな窓から見える風景を像としてフィルムと紙に写した。



次はBnA Alter Museum

BALL GAG "Hype (Loop) Core"
Hype Loop ...シナン・アラル著『デマの影響力』で語られる

『テクノロジーと人間の間の循環的な相互作用の総称』。

回帰のプラットフォームが、コアを規定させ、コアがリアル

を規範させる地政学的運命論へ登らせる。
(『この魅惑に誰が抗えようか。』)

同時に開催している「AIR3 SCG」も見てきました。

BnA Alter Museumでのアーティスト・イン・レジデンス

で作製された作品の展示。

みょうじなまえ





Teom Chen+INTA-NET KYOTO

表にある長い棒の先端に磁石が取付らえて

いて人の動きによってその磁場が変り、磁場の変化

によって中のダンスの映像が変化する作品

 

 


阿児つばさ

我々を形作るメディアのリサーチから素材にまで想いを馳せる


藤田クレア+白石晃一+石川琢也

石の回転からメンテナンス/ケアの視点を観賞へと導入する

久保田荻須智広

祖父のコインコレクションを整理・管理する行為自体を作品化

 

 

 

Bijuu Gallery

 

Ecole Penninghen"Arkhè"

 

GOOD NATURE STATION    4F

16鈴木敦子    GOOD NATURE STATIO    

 

 

ギャラリーメイン


クリスティン・ポッター(Kristine Potter)
国際コロタイプ写真写真コンペティション2023の最優秀賞受賞者

であるクリスティン・ポッターの個展。

受賞作『Dark Waters』から8点のコロタイププリントと、

その作品群に紐づけられた映像作品を展示する。 

『Dark Waters』では、アメリカの田舎の風景とポピュラー

音楽が、アメリカ人のアイデンティティの最も昇華された側面

である恐怖、恥、暴力をいかに裏切っているかを考察している。

ジェンダーの暴力を賛美することの多いフォークソングの一

ジャンルである殺人バラードに駆り立てられ、ポターは風景、

想像上の肖像、旅先で出会った情景を織り交ぜていく。この

イメージの交差は、神話や民間伝承を引っ張り、残忍さが

際立つ土地と文化を明らかにする。





gallery green&garden

寫眞館GELATIN 「凄凄切切」

去年出展されていてなかなか面白かった写真

 

KG+ではなかったけどPURPLE

林 詩硯「針の落ちる音」
台湾出身の写真家・林詩硯さんが自傷行為と向き合う

ひとりひとりの存在を写しとったポートレート。

世界に通う生の揺らぎと静かな力に満ちています。
 

 

4Fのナウアンドゼンキョウト
小池貴之、髙橋こうた、西村祐馬
「事象」

 

 

 

 



ゼラチンシルバー・鶏卵紙・湿板写真等のアナログ技法を

用いてい制作する小池貴之。

社会や人と接する中で抱いた疑問の表現手段としてリサーチ

に基づいたプロジェクトベースの作品を制作する髙橋こうた。

個人の存在を未来まで遺すことをコンセプトに制作を続け

写真を彫刻的なアプローチを用いて具現化する西村祐馬。

三名のコラボ展示

 

 

 

本日のメインイベント

堀川御池ギャラリー
A1.何穎嘉"So close and yet so far away"



もし境界線が消えたら、この場所の名前までともに消えてしまうのだろうか? そして、私自身のアイデンティティを原点に戻すべきなのだろうか?

中国南部の小さな都市に生まれ、家族の事情で2つの都市を行き来し、国境を越える度に見た景色が私に深い印象を残した。時が経つにつれ、私も旅行者から居住者へと変化し、多くの中国人と同じように、香港での新しい生活と様々な可能性を待ち望んでいた。いつから香港社会に馴染んできたのか分からないが、私には香港という場所に何とも言えない愛着を感じ始めた。

香港の北にある深圳河は、香港と中国の境界線であり、毎日何万人もの人々が仕事や家族団らんで行き交う。 英国の植民地支配が終わるに伴い、その境界線はもはや地理的な指標だけではなく、心中にあるアイデンティティを示すものであり、気軽に越えることのできない一線でもある。 時代の変化と中国政治からの侵食は、この場所を重く憂鬱な雰囲気で満たしている。不安定に彷徨いながら、現実を無視して無関心に日常生活を続けるか、自分の信念を貫こうと必死にもがくか、感傷的な気持ちを抱いて故郷から立ち去った人もいる。私は人生の気まぐれに直面するにつれ、自己のアイデンティティに疑問を抱くようになり、その境界線の定義も曖昧になりつつある。このプロジェクトは、私自身の転居体験を通して、歴史と現代社会のつながり、アイデンティティの融合と矛盾、その過程での痛み、そして香港への独特な帰属意識を表現したものである。

A2.石川幸史"The changing same"
石川は2017年以来、繰り返し東京周辺を巡り、都心の再開発とは対照的に、時代に取り残され荒廃した土地や自然災害の跡、基地周辺や郊外の奇妙な光景などを撮影し、ロード・ムービーの様に再構成している。
この作品では戦後の日本に影響を与えたアメリカ化の神話的な作用に焦点を当て、模倣・複製されてきたアメリカ的イメージをロード・トリップを通じて探求し、それらが気候風土に合わせて奇妙に変容した様子を捉える事で、様々な関係性が錯綜しながら、現実と虚構の間を彷徨うような視点を提示している。
石川はこのフィールドワークを通じて、近代化やイデオロギーを再考し、身近に遍在する歴史性やグローバルとローカルの差異や類似を可視化すると同時に、経済のグローバリゼーションと政治のナショナリズムという相反する事象が絡み合い、現実と虚構の境界が曖昧になったディストピア的な状況をアイロニカルに問題提起している。

 

 

A3.柴田早理"Anthropocene Plastics!

地球のうごめきを、海洋漂流物から感じる。

火山性の列島で形成された日本の浜辺で、プラスチックが石や生物のように変形したものがまれに見つかる。自然の中で削り出されたその姿は、まるで意志を持っているかのように多様である。

今や無尽蔵に海を荒らすプラスチックの原料となる原油は、海底に沈んだ太古の生物が変化したものだとされている。それが、まるでもういちど自然物になろうとしているかのように、時には鉱物、時には昆虫のように変形している。

人間と地球の二つの力によって生み出されたそれらは、人の手が作り出した人工物なのか、地球が削り出した自然物なのか。
これらのプラスチックは、人間の活動が地球環境に大きな影響を与えている地質学的時代「人新世」を象徴する。私はこの現実を伝えるために、プラスチックの「plastic」(= 形を造る、可塑性の、柔軟な、人工的な、不自然な)な姿を写真に収め、集めた。

 

A04.

TSAI Sheng-Da"The Hidden Navel of Home"


台湾の原住民である丹社郡ブヌン族(Takivatan Bunun)は、

もともとは中央山脈の標高1000〜2200メートルの地域に

居住していた部族である。農耕と狩猟採集の暮らしを営ん

でいた彼らは、1930年代に日本の植民地支配のもとで

行われた移住政策により、強制移住の対象となった。戦後

、移住先からもとの地域への帰還は困難を極め、

丹社郡ブヌン族の文化に長く根深い影響を与え続ける

こととなった。
写真家の蔡昇達は、台湾の花蓮地方に移り住み、丹社郡ブヌン族

の人々とともに暮らす中で、その生活や儀式を写真に記録し

保存する活動に取り組んだ。また蔡は、部族の人々の文化的

ルーツの探索活動にも加わった。彼らは、数世紀にわたって

先祖が暮らし続けていた、そして今はすでに台湾の地図から

は消滅してしまった土地への帰還を目指している。

ブヌン族の歌(パフォーマンス)も聞けた。

 

A5.アビシェーク・ラジャラーム・ケーデカル
(Abhishek Khedekar)
タマシャ



In the photographic project titled "Tamasha," the artist delves into the realm of docu-fiction, capturing the intricate and challenging lives of Tamasha—a 100-person family collectively known as Lokkalawant. Residing as nomads across the state of Maharashtra in India, the project meticulously examines their everyday struggles, shedding light on the discriminatory and prejudicial treatment they endure. Within the community, Tamasha is often perceived merely as a source of entertainment, leading to the neglect of their fundamental needs.
The project unfolds a narrative that exposes the repetitive instances deeply embedded in society, instances to which individuals become accustomed. Hierarchies and discrimination, longstanding elements in society, serve as focal points for reflection through the lens of Tamasha. The artist embarked on numerous visits to the Tamasha family, immersing themselves in the lives of the subjects to document the pervasive issues observed in society.
Peering into the lives of others proved to be a challenging endeavor. The artist, in an attempt to authentically capture the essence of Tamasha, spent an extensive period—six months in 2016—traveling and residing with the Tamasha tribe. The initial intention focused on exploring a fading art form dating back to the 16th century in Maharashtra, evolved into a profound exploration of Tamasha as a performance. This performance serves as a symbolic representation of visual arts, conveying artistic expression revolving around the theme of discrimination. The artist's journey unfolds as a testament to their commitment to understanding and depicting the multifaceted layers of Tamasha's existence

 

 

 

A6.紀成道「陰と陽と」

現在の写真をめくると過去のその場所の写真が

現れる。現在と過去が写真でつながるイメージ。

 

 


A7,ナム・ジェホン「記憶の断片」

過去自分が過ごした場所へ戻って自分を含めた風景を撮影。

ポツン小さくご自身が映っていました。

 

A8.劉星佑「住所不明」

名前や住所、生年月日、住民登録番号といった個人情報は、

現在の私たちに残された唯一の、絶対不変の「手書き文字」

である。劉星佑は日本統治下の「戸籍」に記載された文字

を書き写し、絵に描き、そして自分の両親とともに先祖の

故郷の地を訪れた。写真インスタレーションの作品

《The Address is No Longer Valid(住所不明)》は、

台湾で同性婚が合法化されたことを劉家の先祖たちに伝える、

結婚式の招待状のようなものである。劉の両親は、

劉が同性愛者であることをカミングアウトしたとき、

それを受け入れようとはしなかったが、それでも

このプロジェクトに参加することには同意し、父親

はウェディングドレスを身にまとい、母親はスーツ

に身を包んで被写体となった。

 

A9宇佐美雅浩"Manda-la"

 

 

 

様々な地域や⽴場におかれた⼈々とその⼈物の世界を表現

するものや⼈々を周囲に配置し、 仏教絵画の曼荼羅のごとく 1

 枚の写真に収める「Manda-la」プロジェクト。

撮影場所に何度も赴き、現地の⼈々とリサーチや対話を

繰り返しながら⾏う制作⽅法で、地域が抱える問題や歴史、

社会の有様を浮かび上がらせてきた。

 

 

 

今回は2024 年に着⼯が予定されている神宮外苑の再開発問題

をモチーフにした新作(制作中)と、2017年にキプロスで撮影

した作品を展⽰する。再開発問題の作品は、話し合いを求める

市⺠と開発⼯事を進める側の対⽴を描く。⼀⽅でキプロスの

作品は、1974年のクーデターによって南と北に分断されて

しまったギリシャ系住⺠とトルコ系住⺠たちの歴史的背景を

描いている。時に分断や戦争を⽣み出す組織や社会、さらに

世界というシステム(コミュニティ)の在り⽅について、

作品を通して⼈々と共に考える。

 

 

A10.

サンティアゴ・エスコバル・ハラミージョ

(Santiago Escobar-Jaramillo)


"The Fish Dies By Its Mouth / El pez muere por la boca"
《The Fish Dies by Its Mouth》は、違法な⿇薬取引と漁業

を背景に、人間の強靭性に光を当てる作品である。海岸線は

海(あるいは川)と⼤陸(あるいは本⼟)を結びつける場所

であり、水と陸の両方を生活の場とする人々が暮らしている。

そのコミュニティでは、⾳楽やダンス、髪型やゲーム、祝祭

など、様々な伝統が長きにわたって受け継がれている。また、

農業や食文化、観光、ホエール・ウォッチングや⾃然も今や

伝統の一部となっている。この地の平和な暮らしの中には、

民兵組織や暴⼒、そして⿇薬取引が深く浸透している。
⿇薬密売⼈たちは、薬物を海路で輸送するために、海岸部

へのアクセスを必要としている。麻薬を積んだ高速船は、

しばしばコロンビア海軍や沿岸警備隊の追跡を受ける。その

追跡を振り切るには、積荷を海に投げ捨てて船を軽くすること

が必要になる。コロンビアの港町に暮らす漁師の中には、

富の誘惑に負け、昔ながらの静かな⽣活を捨てて、海上の

麻薬を回収することで財を築き、2階建ての家を持つ夢を

実現した者もいる。しかし、無法者たちに取り囲まれても

その圧力に屈することなく、踏みとどまる者もいる。
《The Fish Dies by Its Mouth》は、このコミュニティの

人々が作品制作に積極的に参加した、参加型かつ地域介⼊型

のプロジェクトである。伝統(平和な暮らし)と暴力的な

圧⼒(民兵組織や⿇薬密売人)とのコントラストが、様々な

アクションや風景、⾝体、事物によって表現されている。⽇常

の⽣活とつくられたシーンとが交錯する。ここでは、演技と

しての行為と揺れ動く現実とが混淆し、海と陸、合法と違法の

曖昧な境界線の歌を響かせている。

Laboratory of Art and Form LOAF

この場所判り難かった。めっちゃ探した。

タラ・クライネック

(Tarrah Krajnak)
国際コロタイプ写真写真コンペティション2021の最優秀賞受賞者

受賞作『Master Rituals II: Weston’s Nudes』から16点の

コロタイププリントを紹介する。 

 「巨匠」写真家アンセル・アダムスとエドワード・ウェストンの

遺した作品群に関係する。セルフポートレートの手法をとり撮影

された作品は、消去、再編集、再演という行為によって再編される。

第2章となる『Weston’s Nudes』では、クライネックは、エド

ワードウェストンの象徴的なヌード写真について、写真家として、

また被写体としてその写真集を書き換える試みを行う。その中で、

有色人種の女性が古典的写真の規範から切り離されていたという

事実と、ウェストンの写真集に身を捧げた女性たちの頭や顔、

知的貢献がいかにしゃしんというメディアから排除されていきたか

という歴史を提示する。

 


Gallery G-77

アンナ・ハヤット、スラヴァ・ピルスキー
(Anna Hayat and Slava Pirsky)
"Existence"

イスラエルの写真家お二人の写真展

大型ポラロイドで撮影。それをスキャンして

それに手を加えて作品を作っている。



立派な解説資料も頂きました。ロシアの物語を

ベースにした作品もあって、改めてロシアから

渡って来たユダヤの方が多いのだな。と実感。

今回の紛争をテーマにした作品も

 


堀川新文化ビルヂング へ

この日のお楽しみ第二弾はギャラリー・パルク
林 勇気「灯をみる」

各々思い出の写真をロウソクを使った

幻灯機で見ると言った内容。

実際には見れないので、写真を見てる

映像を見ると言った内容。


次は同じビル内のギャラリーニュートラル

鷹巣由佳”YELLOW PAGES LONDON”

 

 


ロンドンといえば、赤い二階建てバス「ダブルデッカー」

、どこかレトロなフォルムの黒色のタクシー「ブラックキャブ」

、かつての通信手段を象徴し、現代のテクノロジーが普及する

中でも、ロンドンの街頭にその姿を残している「赤い電話ボックス」

。その中のひとつに昔の電話ボックスが再現された電話帳が設置

してあるものを見つけた。電話帳もなかなか見なくなった今、電話

ボックスもほとんど使われていなかったが、現在はwifiスポット、

お店やワーキングスペースなど新しい活用の場所として未だに

ロンドンの象徴になっていることを知る。過去と現在、そして

コミュニケーションの変化に焦点を当て、情報を共有や社会的

なつながりと技術の進化が都市の生活に与える影響を考察します。

 

この日ラストはキカ・ギャラリー

 

石井潤一郎"DO NOT ART"
ARTの行為を禁止する標識。でも「ARTの行為」

とは何?どのような基準なのかを問う展示。

この展覧会中、この場所ではアート行為が禁止

される。もし発見した場合は別室にて調書を

取らされるそうで。(笑)

石井氏がアートと判断した場合は実名入りの

調書をここに貼り付けるそうで。




北山通りから入れるのに初めて気が付いた。

ここから行けるのか・・。

 

この日はこれでおしまい。疲れた・・。