今月買った音源 22年6月 | Pokopen Photographic

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MUSIQUE PHÉNOMÉNALE
ASGER JORN & JEAN DUBUFFET 
TOCHNIT ALEPH/TA140CD

 

久々にこの手の音楽聴いた。一部音源に

音飛び?みたいなのがあったが、

なかなか面白い。聞き応えありました。


デンマークの美術家Asger Jornと、アールブリュット

提唱者Jean Dubuffetが、1960-1961年に制作した楽曲

のリイシュー。

「アスガー・ヨーンとジャン・デュビュッフェが1960年

12月から1961年3月にかけてパリで録音した「Musique 

Phénomenale」は、1961年に10インチレコード4枚組

のボックスとしてヴェネツィアのガレリア・デル・カバリーノ

から50部(+6部H.C)出版されました。

発売から61年後、パリのデュビュッフェ財団の協力のもと、

コペンハーゲンのTochnit Aleph / Edition Hans Pumpestok

によって600枚が制作された。

「このような極めて独立した経歴を持つアーティストと一緒に、

自発的なオーケストレーションの形式を実行し、テストする

ことは不思議な感覚です。私たちは、本当に重要で意義深い

出来事を体験しているように感じました。その重要性が、

私たち自身の喜びよりも大きいかどうかはわかりません。

しかし、この音楽が、それまで曖昧だった多くの考えを

明らかにしたことは確かです。私たちの作品において、

音楽はそれ自身の現象でありながら、他のすべての感覚的

な現象と結びついているという意味で、私にとってこの音楽

は一種の現象的な音楽であり続けています。

(アスガー・ヨーン(ライナーノーツより)」。)

 

 

 

John Cage "Variations VII" 
 Epicentre Editions/EPI-2101

 

このCD出た時はびっくりしました。よりによって

" Epicentre"船出の第一弾が[Variations VII]とは!

[Variations VII]と言えば、多くの前衛芸術家やベル

研究所の技術者達により60年代に展開された歴史的

ムーブメントE.A.T.。そのE.A.T.最大級のイベント
"9 Evenings"で演奏されたのがこの曲。
演奏にはデビッド・チュードア、デビッド・バーマン
も参加してましたね。

いや~~このCD面白かった。

 

 

フランスの即興系打楽器奏者Le Quin Ninhが

主催するレーベル"Epicentre Editions"ここ

から打楽器とは縁もないケージの
"Variations VII" が登場。
1966年に演奏された家電騒音作品。ケージの

不確性への拠り所となったAndrew Culverの

プログラムにオンラインで接続してかつオンライン

で参加した聴衆の声も取り入れている。

 

 

 

Tektra/Roland Kayn (5CD BOX)
REIGER RECORDS/REEKSKY-CD 2101-05
 

Roland Kaynって作品どの程度あるのか。

続々と出て来るな。この手の作品としては

重厚で素晴らしい作品。

MEVやAMMとともに欧州実験集団即興音楽を代表

するイタリアのコレクティヴGRUPPO DI IMPROVVISAZIONE

 NUOVA CONSONANZAにも名を連ね、電子音楽界最後の巨人

ともされるドイツの現代音楽家ROLAND KAYN。1

984年にCOLOSSEUMよりリリースされた6LPボックス大作

『TEKTRA』が5CD BOXで再発!

ジム・オルーク氏が〈Lydia and Roland Kayn Archive〉に

眠っていたオリジナル・テープからのリマスタリング。

彼の「サイバネティック・ミュージック」の理想的な作品と

してその入門にも最適な一枚。

 

Disc 01
1.Tanar (Parts 1 & 2)
2.Etoral
Disc 02
1.Khyra (Parts 1 & 2)
2.Khyra (Part 3)
Disc 03
1.Tarego I
2.Tarego II
3.Tarego III
Disc 04
1.Rhenit
Disc 05
1.Amarun I
2.Amarun II (Part 1)
3.Amarun II (Part 2)

 

エコロジカル・プラントロン/金裕司 、 藤枝守
EM RECORDS/EM1202DCD    

 

「植物からみた生きものたちのインターフェイス」。

植物の視点から我々の身体を包み込む生態系の連鎖を

音によって体感させるラディカルなインスタレーション、

『エコロジカル・プラントロン』(1994年)を再検証復刻。

 

 

 Entenka:TIM OLIVE / KAYU NAKADA 
 tsss tapes/tst018

カナダ出身のインプロバイザーTim Oliveと中田粥

との2020年の8月録音のカセットテープ。

 

これいいですね。同じ組み合わせで

CD出るそうです。

 

CONTINUING OPERATION/中田粥

5月にパララックス・レコードで

中田粥さんのイベントあったけど

その時に販売されていた音源。

イベントいけなくて後日入手。

久々のノイズ。無機的なノイズが

響き渡る感じでいいですねえ。