MUSIQUE PHÉNOMÉNALE
ASGER JORN & JEAN DUBUFFET
TOCHNIT ALEPH/TA140CD
久々にこの手の音楽聴いた。一部音源に
音飛び?みたいなのがあったが、
なかなか面白い。聞き応えありました。
デンマークの美術家Asger Jornと、アールブリュット
提唱者Jean Dubuffetが、1960-1961年に制作した楽曲
のリイシュー。
「アスガー・ヨーンとジャン・デュビュッフェが1960年
12月から1961年3月にかけてパリで録音した「Musique
Phénomenale」は、1961年に10インチレコード4枚組
のボックスとしてヴェネツィアのガレリア・デル・カバリーノ
から50部(+6部H.C)出版されました。
発売から61年後、パリのデュビュッフェ財団の協力のもと、
コペンハーゲンのTochnit Aleph / Edition Hans Pumpestok
によって600枚が制作された。
「このような極めて独立した経歴を持つアーティストと一緒に、
自発的なオーケストレーションの形式を実行し、テストする
ことは不思議な感覚です。私たちは、本当に重要で意義深い
出来事を体験しているように感じました。その重要性が、
私たち自身の喜びよりも大きいかどうかはわかりません。
しかし、この音楽が、それまで曖昧だった多くの考えを
明らかにしたことは確かです。私たちの作品において、
音楽はそれ自身の現象でありながら、他のすべての感覚的
な現象と結びついているという意味で、私にとってこの音楽
は一種の現象的な音楽であり続けています。
(アスガー・ヨーン(ライナーノーツより)」。)
John Cage "Variations VII"
Epicentre Editions/EPI-2101
このCD出た時はびっくりしました。よりによって
" Epicentre"船出の第一弾が[Variations VII]とは!
[Variations VII]と言えば、多くの前衛芸術家やベル
研究所の技術者達により60年代に展開された歴史的
ムーブメントE.A.T.。そのE.A.T.最大級のイベント
"9 Evenings"で演奏されたのがこの曲。
演奏にはデビッド・チュードア、デビッド・バーマン
も参加してましたね。
いや~~このCD面白かった。
フランスの即興系打楽器奏者Le Quin Ninhが
主催するレーベル"Epicentre Editions"ここ
から打楽器とは縁もないケージの
"Variations VII" が登場。
1966年に演奏された家電騒音作品。ケージの
不確性への拠り所となったAndrew Culverの
プログラムにオンラインで接続してかつオンライン
で参加した聴衆の声も取り入れている。
Tektra/Roland Kayn (5CD BOX)
REIGER RECORDS/REEKSKY-CD 2101-05
Roland Kaynって作品どの程度あるのか。
続々と出て来るな。この手の作品としては
重厚で素晴らしい作品。
MEVやAMMとともに欧州実験集団即興音楽を代表
するイタリアのコレクティヴGRUPPO DI IMPROVVISAZIONE
NUOVA CONSONANZAにも名を連ね、電子音楽界最後の巨人
ともされるドイツの現代音楽家ROLAND KAYN。1
984年にCOLOSSEUMよりリリースされた6LPボックス大作
『TEKTRA』が5CD BOXで再発!
ジム・オルーク氏が〈Lydia and Roland Kayn Archive〉に
眠っていたオリジナル・テープからのリマスタリング。
彼の「サイバネティック・ミュージック」の理想的な作品と
してその入門にも最適な一枚。
Disc 01
1.Tanar (Parts 1 & 2)
2.Etoral
Disc 02
1.Khyra (Parts 1 & 2)
2.Khyra (Part 3)
Disc 03
1.Tarego I
2.Tarego II
3.Tarego III
Disc 04
1.Rhenit
Disc 05
1.Amarun I
2.Amarun II (Part 1)
3.Amarun II (Part 2)
エコロジカル・プラントロン/金裕司 、 藤枝守
EM RECORDS/EM1202DCD
「植物からみた生きものたちのインターフェイス」。
植物の視点から我々の身体を包み込む生態系の連鎖を
音によって体感させるラディカルなインスタレーション、
『エコロジカル・プラントロン』(1994年)を再検証復刻。
Entenka:TIM OLIVE / KAYU NAKADA
tsss tapes/tst018
カナダ出身のインプロバイザーTim Oliveと中田粥
との2020年の8月録音のカセットテープ。
これいいですね。同じ組み合わせで
CD出るそうです。
CONTINUING OPERATION/中田粥
5月にパララックス・レコードで
中田粥さんのイベントあったけど
その時に販売されていた音源。
イベントいけなくて後日入手。
久々のノイズ。無機的なノイズが
響き渡る感じでいいですねえ。