高校に入学して何かお祝いに買ってやろうと
言われたのですが、本心を言えばオーディオ
システムの更新をしたかったのですが、
高価だし、私自身のまだ知識も少なく、下手
にやるよりもっと考えた上で更新しようと思い
サテ何処から更新したらいいのか、思案
していました。それとは別に高校の英会話の
教材がオープンリールであったことからなんと
オープンリールレコーダーを買ってもらった。
確かソニー製で19/9.5/4.75cm/sno3種が選べた。
(TC-6330Aの可能性大)
ラジオに繋いで
英会話を録音。そして再生すると言った事を
やりながらも音楽番組も録音して楽しんでい
ました。
入学して直後にあるクラシック・レコードの
イベントに参加。そこで何人かのクラシック・
ファンの人と知り合いになりました。
皆さん殆ど社会人なのですが、今から考え
るとかなりユニークな人たちで、こういう人
と知り合えたのは非常にラッキーでした。
オーディオにも詳しくて、色々アドバイスを
貰いました。その結果まずはFMチューナー
(TRIO KT-3005)を購入することに。
FMチューナーをレシーバーのAUX端子に接続すれば
いいとか、FMチューナーをオープンリールに接続
して録音その後レシーバーを通じて再生すればいい
とか、後、お古ながらもヘッドホンも頂きました。
、またその人達の家に遊びに行って、音楽を聞かせ
てもらったり、自分が買ったレコードを掛けて貰った
りと音楽を聴く環境が大きく変わりました。
皆さんなかなかユニークな人たちで例えば・・・。
ある高校の先生だった人は大のオペラファン。カラヤン
大好きでその人の家に遊びに行くと必ずオペラを聞か
せて貰いました。
単に有名な歌手のアリアを聞くというよりはじっくり
解説付きで1幕ずっと聞くというスタイルで、なかなか
楽しかった。
この先生が「絶対聞かなくてはならない」と勝手に(笑)
手配して貰ったのがミュンヘン・オペラの公演。で行っ
たのがクライバー/薔薇の騎士。初めて見る本格的な
オペラがこの公演という得難い体験をしました。
(この時クライバーは無名で唯一チケットを取れたのが
この公演だったとか。)
また別の人はフランス音楽に造詣の深い人で後にカリオペ・
ジャパンや、友人のオーディオ評論家(フランス人だったけ?)
を紹介してもらったりこれも後々私の音楽やオーディオに関
する考えに大きく影響を与えた人達でした。
(このオーディオ評論家の事務所に遊びに行った時、フランスの
レコードの優秀さを力説されて、後にフランス盤を漁るきっかけ
となりました。)
それと知り合った人の何人かはレコードを個人輸入するサークル
に入っていて、私も見様見真似でレコードを米国から輸入する
ことに。
(一寸古いSchwannのカタログを貰って米国の廉価版中心に輸入
を始めました。)
後読んで要らなくなったからといってレコード芸術を貰ったりと
大変ありがたかった。
とは言え、高校は進学校だったので勉強が難しくてついていくの
が大変。周りの環境が大きく変わった物の、オーディオ
生活は今一つの高校生活でした。