ヨハネス・シスターマンス来日公演@ FIGYA | Pokopen Photographic

Pokopen Photographic

写真を中心とした絵日記です。楽しんでいただければ幸いです。なおこのブログで用いられている画像の著作権は私に。また人物画像の肖像権は本人もしくはその所属事務所に帰属します。無断使用及び二次使用は固くお断り致します。

 

場所:FIGYA
日時:2018.4.6(金)
open19:00  start19:30  
自由料金制

出演:Johannes S. Sistermanns、石上 加寿也、中田 粥
内容:
1)中田 粥 solo
2)Johannes S. Sistermanns、石上 加寿也
石上 加寿也:2F
Johannes S. Sistermanns
1F→2Fへ移動

3)Johannes S. Sistermanns、石上 加寿也、中田 粥
石上 加寿也:2F
中田 粥:1F
Johannes S. Sistermanns
2F→1Fへ移動
 
備考
本来はまず各出演者のソロのライブの後、最後に3名
のコラボを行う予定の所、急遽Johannes S. Sistermanns、
石上 加寿也両氏が1F,2F同時にパフォーマンスを行う事
になりました。
 

感想
Johannes S. Sistermanns氏が来日して、 FIGYAで公演が
あるという事で行って来ました。
Sistermanns氏はマウリシオ・カーゲルに師事したという
バリバリの現代音楽作家。サウンド・インスタレーション
や電子音響音楽等の演奏を行うという事で果たしてどんな
パフォーマンスが聞けるのか興味ありました。
てっきり電子音響音楽といった感じと思いましたが実際は
自分の声とiフォンの音源をポータブルの平面スピーカー
みたいなやつ(ご本人はTransducerと言ってました)
を使って、これを部屋の壁に近かずけたりして壁からの反射音や
反響音と自身の声を合わせたパフォーマンスを行って。

やがて階段を上がって2Fに移動するのですが今度は
階段をたたいたりとなかなか面白かったっです。

一方石上さんは最初は無機的な感じの電子音楽。
これがかっこよかったし、またSistermanns氏の
パフォーマンスと併せて見る(聞く)と一層面白かった。
やがて2FにSistermanns氏が上がると暫くは平面
スピーカーを使っていましたが、部屋の響きが
大きくなっている(蔵みたいな構造なので)と
今度はスピーカーを使うのをやめてうがいを始めて。
うがいの音と、ややビートが聞いた石上さんの
音楽との対比が素晴らしかった・・。最後はなぜか
たくあんを持ち出して、機材の上の置いたりと・・。
正直これは良く判らなかった・・。
 
 
予期したこととは違っていたけれど、なかなか
素晴らしいイベント。FIGYAの空間(音響)を上手く
使ったライブ。本当にFIGYAでなければ出来ないライブ。
Sistermanns氏の懐の深さと、柔軟性を感じるイベント
でした。