80年代インダストリアル、ノイズ、ニューウェイブ再検証語り | Pokopen Photographic

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「80年代インダストリアル、ノイズ、ニューウェイブ再検証語り」
久保憲司×東瀬戸悟



今回久保憲司さんの写真展があってフォエバーレコードの
東瀬戸悟さんと80年代のノイズミュージックのトーク
ショーがあったので行って来ました。今更80年代なんて
とは思いましたが、この頃ってUKから日本の方へ私の関心
が移っていて正直あまり知らない事多いので行きました。

ノイズミュージックて私だとまずはエドガー・ヴァレーズ
なんですが今回は普通にスロッビング・グリッスルや
サイキックTVから始まりました。と言ってもメインの話題は
ジェネシス・P・オリッジ。


有名な話としてはフールズメイトのFINAL WARS(86年1月16-18日
 中野公会堂)
でサイキックTVの前座をハナタラシが行う予定だったが、ハナタラシ
の山塚アイが楽屋にダイナマイトを仕掛けてそれが発覚して、
ジェネシス・P・オリッジが山塚アイを説教するのですが、久保憲司
が中に入って通訳したらしく、大変だったとか。「まあFINAL WARS
なんでアイちゃんも何かしたかったでしょうねえ」と東瀬戸悟。
久保憲司さんは「もし爆発したら私も生きてなかった」と語って
いました。


ちなみに、サイキックTVの前座は、その他にもあぶらだこ、YBO2、
非常階段などで、前座目当ての人も多かったとは思います。


次はホワイトハウス
話は良く聞くもののレコードの入手は困難。実際私は音は聴い
ていません。その原因は彼らが最初にヒトラーの「わが闘争」
のパロディを発表したところ、世間では真に受けられて、
ネオナチと非難され、レコードが発禁状態。一方ネオナチの
観客がライブに行ってみると、全然内容が思った物と違っていて、
右左両方から攻撃を受ける結果となったそうで。
(もともと3部作の予定で最初「わが闘争」、次に「共産党
宣言」のパロディを出す予定だったそうです、自分たちは既存
の政治の枠に嵌らない事を本来はアピールしたかったようです)


他にバットホール・サーファーズ、pansonic、KLFが紹介された
バットホール・サーファーズは「ボアダムス」が影響を受けていて、
ツインドラムの編成時のPV見るとそっくり、PVを見せてもらって
「これが山本精一」なんて言ったら場内爆笑。


PansonicのPVも上映。北欧らしいクールなPVでした。


参加者全員男というむさくるしいイベントでしたが、
楽しかったです。


でも

今聴くべきノイズミュージック ベスト10 by 久保憲司
http://ampmusic.jp/6147/


というのがあって、久保憲司さんもUKをメインに活動していた
結果か、どちらかというと久保憲司さんのセレクトに共感を
覚えます。


キャバレー・ボルテールが省かれていたのはなぜ?