ラサール弦楽四重奏団 | Pokopen Photographic

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最近なぜか集中的に聞いていてメモ代わりに書きました。


ラサール弦楽四重奏団って1946年に結成されたのですね。意外に
古いのですね。

正直正確なディスコグラフィ走りませんが、初めて聞いたのが

ラベル/ドビュッシーの弦楽四重奏曲。ラベルは素晴らしい演奏
でした。本当に精密機械って感じの演奏で、でもドビュッシー
はなんというか・・。と言うよりもこの曲本当に名曲なんですかね?
といった思いがこのドビュッシーの四重奏曲にあって、

ラベルは割と構成的な曲作りをするのので四重奏曲とか
ピアノソナタ(夜のガスパールはピアノソナタと思いますが?)
古典的な構成に合いますがドビュッシーはそういう枠組から
離れた所にあってそれが魅力なんですが、これねえ。


次に衝撃的だったのがお馴染み「新ウィーン学派の弦楽四重奏曲」
本を読んでいたら、この曲のレコーディングにあたって全員
写譜をしたとか!気合入ってますね。このレコード、シェーンベルク
生誕100周年を記念して企画されたとか。管弦楽はカラヤン(これは
超名盤ですな)声楽はフィッシャー・ディースカウ。
ポリーニのレコードももしかしたらそうかもしれないです。


実際聞いてみて、全体的に素晴らしいですが、やっぱり
ウエーベルンかな?一音一音凝縮された音の意味が判
ったような気にさせてくれた演奏です。意外なのは
シェーンベルクの二長調のカルテット。これあのシェーン
ベルクが書いたのか!と思う位チャーミングな曲。
これ最後にもっと来るとは犯罪ですな。ベルクも素晴らしい
けど、なんとなくこのカルテットにあって無い様な
気も・・。


新ウイーンガ学派後で補完的な感じで

シェーンベルク
浄められた夜
弦楽三重奏曲


ヴェーベルンの弦楽三重奏曲、
弦楽四重奏曲のための楽章、
ピアノ五重奏曲、
ロンド、シェーンベルクの《ナポレオン・ボナパルトへの頌歌》
なんてCDも聴きました。


新ウイーン学派の次はやっぱりツェムリンスキの全集
でしょうねえ。これアポステルの収録されていたのかな?
これも良いレコードでした。後にこのレコード、ツェムリン
スキーブームの火付け役となったそうです。

ツェムリンスキと言えばクレーが指揮した「抒情交響曲」
「交響詩 人魚姫 」位しか知らなかったですが、これ聞いて
この作曲家の真価を知った気になって結構聞いた記憶があります。


後聞いたのはこれ本当に名盤なのですが・・。
ペンデレツキ弦楽四重奏曲第1番、黛敏郎「プレリュード」
ここらへんはもうラサールの真骨頂ですな。

リゲティ:弦楽四重奏曲第2番はDGGのリゲティ作品集で
ようやく聴くことが出来ました。

ところで時々あほな事するのは同じレコードを複数回
買ってしまう事。ラサールも新ウイーン学派と
ツェムリンスキをLPで買って、一旦売ってしまった
後また欲しくなってCDで購入。いかんですなぁ。

でもカラヤンの新ウイーン学派は国内盤で買って
次にドイツ盤、そしてCDとまあそんな事するんだった
やめときゃいいのに・・。と思うんですけどね。
まあCD安いからいいけど・・。


あてラサールに戻って

現代物は

ノーノ:「静寂-断片、ディオティマへ」
ルトスワフスキ:弦楽四重奏曲、ケージの「四部の弦楽四重奏曲」
これは未聴・・。今どうなっているのでしょうか?


実は最近シュナーベルとギーレンの弦楽四重奏曲集のCDがあるのを
タワーレコードの再発物で知って・・。これはありがたかった。


まあ悠有名な所は
ブラームス全集
シューマン:ピアノ五重奏曲
シューベルト:弦楽五重奏曲
ベートベンの後期


位かな?余り聞こうとは思いませんが・・。メモ代わりに。

そういえばヴォルフの弦楽四重奏曲もあったなあ・・。