あなたの肖像―工藤哲巳回顧展 その4 | Pokopen Photographic

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金曜日、神戸からブーンと工藤哲巳回顧展に行きました。
金曜日は閉館がなんと19時。ありがたいです。
13時から18時まで5時間も入り浸りました。


もう暫く工藤哲巳見れないのかと思うと悲しく
なりますなあ。(なかなか前衛芸術というは
機会逃すと非常に難しい)


着いてますはB3Fの1回見て、B2Fの資料を読んで、
さらにB2Fの展示を見て、再びB3Fの展示を見て
帰りました。


工藤哲巳の作品て色彩が独特で、一見粗暴な
作品に見えて実に丁寧に作り込んでいるって
何かの本に書いてましたが、確かにそうですね。


今回も鳥籠の作品をじっくり見ましたが、
やはり多数集められたことにより作品の
変遷がよく判って

最初は編んでいたのが、だんだんあや取に
変わって言ったり、色の変遷があったりと
1つだけ見るだけでは判らないけど、
こうやって見ると面白かったです。


展示の例の読売アンデパンダン展に出展した
作品を
「インポ分布図とその飽和部分に於ける保護ドームの発生」

を一度見て、再びその作品を見て
と言う意図にこの作品が彼の芸術の原点と
感じるような展示でした。

ところでこの作品、ウォーカー・アート・センター
所蔵の物ですが、作品を組み立てるのが大変で
ウォーカー・アート・センターから人を呼んで
3日間かけて組み立てたそうです。


単に作品だけではなく関連資料もあって
素晴らしい回顧展でした。

惜しむらくは彼の同時代の作家の作品を
もっと展示してもらったらなあ。


とは思いますが・・。

東京は2月4日から国立近代美術館で開催。

行けたら1回位は行ってみたいです。

後図録も素晴らしいです。



こんな動画もありました。
●アートのことはキュレイターに聞け!Vol.03
「工藤哲巳とは何者か?」
http://www.youtube.com/watch?v=VuEyKkomNcQ

さて美術館の帰りに


帰りに久々に「FILTER」行きました。




左はパリジャンといって一寸固めのパン生地の中に

クリームが入っていました。


コーヒーは流石に美味しかったです。