宇宙に上下(天地)があると信じられていた頃、
「地球はフラットだ!」として世界を捉えていました。
その後、「地球は丸い」ということが発見されます。
さらに、宇宙を観測できるようになってから、
地球が宇宙の中心でないことも分かりました。
「宇宙は神様の領域だ!」とする信仰もあって、
万有引力の理論に懐疑的な人もいましたが。
そうして、技術が向上すると、
「本当に幽霊はこの世に存在するのか?」
という至極当然の疑問が湧き起こり、
これを科学で解決する機運が高まります。
そうして一時期、「霊体とは何ぞや」ということで
研究されていた時期もありましたが、残念ながら解明には至らず、
いつの間にかブームは去っていきました。
その際、「あの世」と「この世」を
ネットワークで接続するという発想もありました。
もしこれが実現していれば、歴史上の人物と
時代を超えてコミュニケーションできていたことでしょう。
もし本当にそうしたことができるのであれば、
真っ先に応用されるのは軍需産業です。思い返せば、
ライト兄弟が飛行機を飛ばした際もそうでしたし、
アインシュタインの相対性理論も応用されています。
そして時代は流れ、今や、量子(原子・分子)や
ブラックホールが考察される時代となりました。
もはや「宇宙は小さな粒が集まってできている!」
という認識はすでに時代遅れです。同様に、
一つの肉体に一つの霊魂があって、という単純な発想も、
そろそろ卒業していかなければなりません。宇宙は、
私たちが思っているより複雑なのです。
(完)