立春を過ぎ
すがすがしい気持ちになっています。
とはいえ
雪の影響で
3日間
朝のラジオ体操が中止になり
足のむくみを感じた昨日の夜。
不調を感じて初めて
ラジオ体操がいかに
私の体をいい状態に整えてくれていたのかと
感じている私です。
成功よりも大切なこと。
コーチの視点から見たライフワークの本質
『還暦を過ぎたら好きなことをやって生きよう』
むかーし
そんな言葉を
遠い先のことのように感じていました。
が、
実際、還暦を迎え
考えてみると
好きなことをやって毎日を過ごし
必要な収入も得られている幸せを感じながら
これは
私が10数年取り組んできたからこその結果かも・・
と思っています。
思えば
練習してこない生徒さんにイライラし
どんな方法で
この子たちをコントロールしていけば
退会を防げるのかと
私の関心ごとは
そこに集中していたにもかかわらず
マイコーチからたびたび聞かれることは
『美和さんにとっての幸せとは？』
『どんな風に毎日を過ごせたら幸せ？』
という
当時の私には
《どうでもいい》質問でした。
心の中では
（そんな
大して意味のないようなことを考えるより
どんな方法を使えば
生徒さんは
手っ取り早くやる気になってくれるのか？
それを
一緒に考えてほしいんだけど・・・）
と
効果的な方法論を
知りたがっている私がいました。
私の話だけにフォーカスするのではなく
私の人生について
高い視座で考えてくれていた
あの時の
マイコーチのかかわりには
今さらですが
大きな感謝をしています。
顧客を増やしたいとか
周りの評価を上げたいとか
人の悩みはいろいろです。
コロナで外出できなくなってから
びっくりするほどオンラインセミナーが増え
悩める人たちに
その悩みを解決できる人たちが
いろんな策を与えています。
それも確かに重要なことだとは思いますが
考えてみれば
人の悩みって
なくなることはないです。
かつての私も
生徒さんが20人集まれば
30人集めたいなと思いました。
３０人に増えれば
今度は
40人いたらいいだろうなと思うようになりました。
SNSで
コンクールに入賞させた先生の記事を見ると
自分の教室も
コンクールに挑戦する生徒さんを増やさなければ
ちゃんとした指導をしてないのではと
思われたらどうしようと
すごく焦って 躍起になった記憶があります。
結局
あの頃の私は
自分がどうしたいかではなく
どんな状態なら
周りと対等でいられるか？
にばかり意識が向き
周りに遅れを取るまいと
必死になっていた感じでした。
完全に自分を見失って失速状態。
みんなが受けているセミナーには
全て申し込んで
みんながやっていることは
自分もやって
そして
同じ土俵に立てたと安心しました。
でもその時の安心は
私の場合は長続きせず
周りを見まわすと
また
次の不安が襲ってきました
やってもやっても
満足感を得るには程遠く
そんな行動をしていても
私の中には
少しも満足感というものを感じられなくて
だんだん疲弊していきました。
コーチはそんなときも
とても冷静でした。
「美和さんは
コンクールを受ける生徒さんを増やしたいの？」
「そもそもどんな教室を作りたいんですか？」
「10年後 どうなっていたら幸せ？」
投げかけられる質問は
考えてみると
昔もその時も
ちっとも変っていませんでした。
私の幸せ？
私の幸せって何だろう？
これまで
真剣に考えたことなかった・・・
答えはあるようで
全然イメージがつかないこの問いに
私は
その時から
静かに向き合ってきたように思います。
そう考え始めると
50人いる生徒さんは
私にとって
キャパオーバーなのではないかと思い始めました。
たくさんの生徒に囲まれるのはうれしい。
でも
なぜうれしいんだろう？
もし
誰も私のことを見ていないとしたら
それでも
私は
50人の生徒さんを抱えていたいと思うだろうか？
そうやって
私はだんだんと
自分の心の声に気づいていきます。
その時は
すでにコーチとしてのお仕事も始めていましたので
将来は
ピアノの先生1本で
やりたいと思ってはいないんだと・・・。
じゃ
自分の残りの人生をかけて
私は
どんなことをやりたいんだろう？
大切にしたいことは？
優先度は？
ライフワークバランスは？
・・・・
今すぐにできないとしても
3年後
5年後
こうなったらいいなって
書いてみようかな？
それから
毎年 年明けには
理想の一年をたくさん文字にして
ノートに書きました。
そこには
自分で考えて行動できて
大学を卒業したら
あちこちの会社から内定をたくさんもらえるような
そんな
社会に通用する子どもたちを育てたい
とか
部下育成をするトップが
部下の個性や強みを活かしたマネジメントができれば
会社はどんどん良くなる
私
そんなマネージャーさんに
コーチングを提供したい
とか。
生徒さんとのかかわりに関しては
まあ、
その道筋は何とか自分の力でやれますが
あとのことに関しては
私自身
企業で働いたことはないし
そもそも
ブログやメルマガを書いたくらいでは
そんな方に出逢える確率はすごく低い
でも
ずーっと思い続けることで
思いは叶うって本当ですね
一生懸命イメージすることで
私の人生は
自分の理想に
どんどん近づいていってる感じです。
考えてみれば
自分のスケジュール帳に
予定を入れるのは私なのです。
願いを叶えたいのなら
それが入る隙間を
ちゃんと作っておく必要がある。
手放すことで
新しいことが入る。
これは
私が生徒を手放すかどうかに悩んでいた時
その時のセッションで
コーチに言われた言葉でした。
「美和さん
隙間がないと
入れたいものがあっても 入りませんよ」
「そんなこと言ったって・・・
もし ずーっと
空白のままだったら どうするんですか？」
「その時はその時で・・・笑」
コーチのこの言葉
と思われますか？
私も最初は不安でした。
だって
次に確実に入ってくる保証があるのなら
手放す勇気は持てなくはありません。
でも
順番からすると
手放すのが先ですからね・・・汗
でも結果的に見てみると
自分の覚悟が
それから先を決めるんだとわかりました
レッスンを辞めたら
生徒さんは困るだろう と思いましたけど
でも結局は
相手を優先するか
自分の気持ちを優先するかだけなんですよね。
そうやって
あるところでやっていた出張レッスンはお断りし
週6日で回していたレッスンは
週4日に減らしました。
通ってくれる生徒さんが
一番多かった土曜日レッスンを辞めるには
約5年間悩みましたが
辞めてみると ほんとすっきり
それまでは絶対に参加できなかった
土日開催のセミナーには
何の調整の必要もなく 参加ボタンを押せますし
なにより
家族と過ごせる時間が増えました。
ウィークデーも
なんでも予定を入れられるフリーの日を
一日作れたので
企業さんご依頼のコーチングセッションを
今は
多数 受け入れることもできています(*^^*)
自分の予定を
全て自分でコントロールできる幸せは
アレンジ®一位の私には
最高の気分です。
私は2か月前から
アップマインド
というアプリを使って
自分の自律神経の状態を測定しながら
瞑想を取り入れているんですが
交感神経優位の時間が
なんと多いことか・・・
緊張状態が続いていることで
自分が自覚するよりはるかに
身体は
ストレスを感じているのだとわかりました
こんな風に
身体を労われるようになったのも
コーチングに出逢ったおかげ。
過去の私は
寝ないで仕事をすることに
誇りさえ感じていましたから・・・
そんな私にコーチは ある意味冷ややかに
「そんなに無理して
美和さんは何がやりたいの？」
「・・・・・」
あの時のコーチからのフィードバックがなかったら
今は
私は病院のベッドで
毎日 白い天井を見ながら
ため息をついていたに違いありません。
コーチは
クライアントが
《自分で自分を何とかすること》を
より効果的なプロセスを通して
支援する存在
です。
クライアントさんが
希望を叶えるための
道筋を見出すために
関わる専門家が コーチです(*^^*)
そういった観点から言うと
コーチングを受ける前の私は
自分の希望や理想の状態がないままに
ただやみくもに
命をすり減らして
全力疾走をしていたんですね（苦笑）
あの時の私は
疾走ではなく
失速
してたのかもしれません・・・苦笑
自分の喜び 幸せ
そして限界
自分の行動の動機
そのあたりを
しっかり確認できていることって
重要ですよ(*^^*)
たまには
誰かを相手にして
自分の思考の整理をしてみてもいいかもしれません
お互い
頑張りましょ
今ここ自分
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