サヤとは毎日LINEで話していた。

サヤは忙しいらしく、ほぼ毎日朝の9時から夜の9時まで仕事をしていたので、9時以降にLINEをしていた。

チカとはディナーの約束に関する連絡をした以外は特に連絡を取っていなかった。

水曜日、いつものように出勤し、昼休みに食事をとって自席に戻ると、社内メールが一通入っていた。

元カノからだった。

短いメールで、「お疲れさまです。気持ちは落ち着きましたか?」とあった。

僕はもう元カノのことはふっきれかけていたし、LINEをブロックされていたので、なんでこのタイミングで連絡を寄越したのかよく分からなかった。

社内で仕事の付き合いも今後あるかもしれないから、音信不通はまずいと判断してフォローのために連絡を寄越したのだろうと結論付け、「だいぶ落ち着きました。この前婚活パーティーにいってきました」などと送った。

すると連絡はまた途絶えた。

僕はなぜか焦ってしまい、回答を誤ったのかと思い、「もう復縁はないですよね?」と送った。

すると「婚活パーティーに行ったということは私への気持ちがないということではないのですか」と返ってきた。

ここで元カノへの未練が再燃し、「まだ好きです。できればやり直したい」と送ってしまった。

するとそこでまた連絡が途切れた。

それから、せっかくふっきれかけていたのに、また元カノへの想いが目覚めてしまった。

職場でどうしても元カノを意識してしまう。

しかしメールも返ってこないので、やはり相手に気持ちはないのだということも理性では理解できている。

感情で、やり直したい、楽しかった頃に戻りたいなどと思ってしまう。

しかしいつまでたっても連絡は来ない。

付き合っていたときは自分なりに精一杯大事にしていたつもりだった。

元カノに気持ちが残っていればこちらへもっと誠意のある態度を示すはずだ。

元カノは情の薄い、ひどい女だった。

などと考え、逸る気持ちを落ち着かせようと必死だった。

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