7時半起き
天気は快晴
昨日疲れていたせいか、久々の個室で寝たせいか爆睡出来て気分爽快
暖房も良かった
充電も全部フル
これで本当に準備万端
はらは、、、減ってない
朝食は抜き良い
荷物をまだ肌寒い外に運び出して、繋いだ馬の所に行く
ハイ、馬ちゃん
今日もよろしく、、、というかお手柔らかにお願いします
見ると、そこらじゅうに糞の山が出来てる
1、2、3、、、
全部で8山、出来ていた
わぁお
かな~り大量ですね
この糞、全部で 20kg近くあるあるんじゃなかろうか?
随分大量の草をお食べてるんだなあと驚く
この、大きな体を一日動かす為にはそんだけ食べなきゃいけないのだろう
昨日たらいに入れた 10ℓぐらいの水もすっからかんになっていたのと、繋いだロープの届く範囲の
草は食べられ短くなっている
夜の間、もくもくと食べてたのだろう事が想像出来た
ふむふむ、なるほど
この状況を心のノートにメモっておこう
宿の一家もまだ寝ている中、馬に轡をかませ、鞍を着けて荷物を乗せる
昨日は自分で背負っていたバックパックも乗せる
昨日と違って今度はバックの表側を馬の背に合わせるて裏返し状態で乗せる事にする
その方が馬の肌に当たる部分が柔らかくて嫌がらないのではと思ったからだ
乗せるときには馬は嫌がっていたがすぐ落ち着いてほっとする
宿の人たちもそろそろ起きだしてきたので、宿のチェックアウト
おかみさん、さっさと清算して出発したい自分にまたもやG.Hのアピール
他の旅行者に宣伝してとの事
彼女の携帯で自分のG.HのHPを見せて、この町でネット出来るのは私だけなの的な話を10分ほど
聞いた後、帰国する際に馬を売りたければ自分に連絡してくれと言うが、気分的にはお世話に
なりたくない気持ちで一杯、まあこれから先どうなるか判らないのでホテルカードをもらっておく
9時半出発
宿のおかみがチョルート川に行くなら山側の道を行ったほうがいいよと言っていたが軽く無視して
ソマン川とツェツェルレグからの幹線道路の間の草原を東に進むことにする
気がつくと昨日の犬達がまた付いてきている
おお!
まだいたか
なんで自分なんかに付いて来るのか判らないけど、一緒に旅する仲間がいるというのは心強いものだ
まだ馬さんとしっくりいっていない事も有って嬉しい
いける所までで良いから付いて来ておくれ
昨日と違って、今日からの道のりは広いモンゴルの草原
道は無い
どこへでも自分の行きたい方向に自由にいけるのだ
馬に揺られながら周りを見渡すと、絶景につぐ絶景
見るもの全てが美しいし楽しい
広い草原とさっき言ったが、実際はここは山岳地帯
草原の幅が 3kmぐらいで両脇が高さ100m~300mほどの山と言ったらちょっと大袈裟な感じがする
山なみに挟まれた回廊になっていて、回廊の北側にソマン川が流れ、南に幹線道路
その間を東に進んでいる
歩みは遅いが意外な連れも出来たし景色も良い
気分は最高
しかし、やはりバックパックの納まりが良くない
ときどき後ろをチェックして、ずり落ちそうになってきたら馬を下りてバックパックを縛り直す
うーん、なんか良い方法は無いだろうか、、、、
出発から1時間半
川のそばを進んでいると橋を発見
橋のたもとに居たモンゴル人につたないモンゴル語でモルンへの道はこの橋を渡るのかと聞くと違うと言う
そうだよね
東に進んだ先で一旦どこかで川を渡らなければいけないはずだが、それがこんなに近いはず無い
と納得して先に進む
今日の朝、出発する前に馬に水を飲ませていなかったので水を飲ませなきゃと思い、水場を探す
タリヤトの傍のソマン川は簡単に川まで行けたので、この先も川に簡単に近づけると
思っていたのだが、町を離れてみるとそうではなかった
自分のいる地面と川が5mほど落ち込んで崖になっていて、川はその下を流れている
川までたどり着くのが予想外に難しい状況
それに川に近づくと岩が多くなって進みずらい
川のすぐ横はもう完全にガレ場になっている
それでも馬に水を飲ませたかったので、川に下りやすい場所を見つけて下馬し、川まで馬を
引いていってそこで休憩をとる
昨日の宿にいた従業員の青年に、移動中に馬にみずをのませるかどうか聞いたら飲ませると
言っていたので、今回の旅中、基本は朝と夜2回飲ませる
それと暑い日とか移動がハードな日で、馬が汗をかいたりしたときには日中にも水をやる事にする
この旅、馬の健康管理は非常に重要
自分の健康よりまずは、馬
馬さんが病気になっては話にならない
今日はもう昼ごろになってしまったが、水をやるのが遅くなってごめん
今度から気をつけるから
午後
1時間半~2時間に1回は馬を降りて調馬索で馬を引いて歩く
あいかわらず天気良し
日差しが強い
サングラス持って来れば良かったと後悔するがないものは仕方が無い
帽子のつばを深めに被る
草原は午前と違って所々岩が突き出す草原
岩の少ない場所を選んで進む
周りを見渡す
低い山に囲まれた緑色、、いや
冬をまじかにして茶色がかった緑の草原
まるで巨大な牧場だ
柔らかい土の上に所々突き出る岩と、点在するヤクや羊、馬などの乾燥した糞と骨
それを覆い隠すように生える丈の低い草
シンプルな世界
聞こえる音は風の音だけ、、、ではなくジージーと虫の鳴く音
よく見てみると鳴いているのはバッタでそこらじゅう、結構沢山いて結構うるさい
しかもそのバッタ、かなり長時間飛んだりする
観察していると2分ぐらい平気でホバリングしたりしてトンボみたいだ
これは飛蝗なのか?と思ったが、色が緑色だから飛蝗ではなさそうだ
しかし日本のバッタとはかなり違って高性能
バッタの佃煮どころかこっちが食われてしまいそうだ
14時ごろ2度目の休憩
たずな(手綱)を鞍に引っ掛け、繋ぐ時に使う5mほどのロープ(調馬索?)を近くの岩に繋いで、
バックパックから去年中国で買った携帯用のお茶ボトルでお茶を飲む
自分の使っているお茶ボトルは500mℓのプラスチックタイプだが、かなり重宝している
旅行におすすめですだ
休憩の時には必ず愛想の良い方の犬が座っている自分に寄り添ってくる
いいわぁ
いつもながら癒される
それに比べて、馬との関係はあまり良好ではないんです
というのも、周りの景色や乗馬にも慣れて余裕が出来てくると、午前中は判らなかった問題点に気がつく
まず、スピードが遅い
ほぼ、人間の歩行速度と一緒で時速4kmぐらいか
いくら重い荷物を背負っているからと言って遅すぎじゃなかろうか?
これでは一日の最低ライン30kmなんて進めない
都会の人の歩くスピードより遅い気がする
速度を上げようとして例の掛け声を掛けたり腹を蹴ったりしてスピードを上げても、すぐにスピードは落ちる
あと、昨日もそうだった様に特にたずなで行く先を指示し続けないと故郷の方に戻りたいのか、少しずつ右や左に曲がり続ける
ほおって置くと180度回転し、試しにそうして見ると戻る方向には真っ直ぐ進むことが判明
たまに放牧中の馬の群れやゲルが有るとそっち方向には真っ直ぐにしかも早く進む(約1.5倍-当社比)事も判明
しかも馬の群れの近くに行くとブヒヒ~ンと泣き声をあげる
それもかなり哀愁漂う鳴き方でなんか悪モノというか、ちょっと良心に呵責的気分を味わう、、、
馬旅やめようかな?なんて考えも心にうかぶ
いや!
がんばれオレ!
夕方、ようやく東西にのびる草原の東の端に到着
ここまでで、タリヤトから約30kmぐらいなので今日のノルマ的には十分、ほっとする
ここで草原は北に曲がるように延びて、どんずまりの山裾を南から北へチョルート川が流れている
その川に沿って北へ行けばモルンに出られる
反対に川を遡って傾斜の緩い坂を南に伸びる道を150km行くとツェツェルレグだ
もう時間は18時になっている
日没まで1時間ちょいだから、早く今日の宿営地をさがさねばならない
近くにゲルがあったので、そこに居たモンゴル人にチョルート川に行きたい事を伝えようとして悪戦苦闘
なんとか伝わって、すこし南に下った方向を指差してくれる
有難うと言って教えてくれた方向に向かうが、このままじゃいかんと反省
道を聞いたり旅に必要なモンゴル語を早く覚えないといけない
モンゴル人に教えられた方向に進んで川の傍に出ると、チョルート川は崖のかなり下を流れていて
簡単には川まで降りられない事がわかった
いまいる大地と川の高低差は50mぐらい有りそう
しかし川沿いを南に少し遡ると川が蛇行したコーナーの頂点に何とか降りていけそうな場所を発見
川辺はちょっとした学校のグラウンドぐらいの広さがあって草が生えている
馬を近くの岩に繋いで、降りる為のルートを確認しにすこし降りてみる
するとやはり思った通り、崖を下る為の道らしきものを発見
道には羊や馬の糞がおちていて、これは動物たちが毎日頻繁に通っているらしい痕跡だ
たぶんこの辺で放牧している家畜の水飲み場なのだろう
と言う事は降りることは可能だろう
馬の所に戻り、嫌がる馬をなだめながら崖を下る
細くて急な岩場の道を、荷物を背負った状態で下るのはかなりひやひやしたがなんとか広い川辺に
降りたと思ったら
崖は二段構えでもう一段、さっきの崖の半分の高さの崖を降りなければならなかった
無事、降りきった時はよくがんばったと馬を褒めてやった
たまには褒めないと馬との信頼関係は築けないよね
しかし最後に精神的に疲れた
川の傍にキャンプに絶好の場所を見つけて馬の荷物を降ろす
犬達は近くで休んでいる
鞍と轡も外して水を飲ませたあと、テント設営
テント泊は久しぶり
たしか5年ぶり、ボリビアでのバイク旅の時以来か
などと考えながらテントを設営する
おや?
このテント、安物の割りになかなか組み立てやすいぞ
フレームポールにインナーテントを引っ掛けるタイプだ
これなら設営が早いし楽だ
インナーの天辺がメッシュなのは寒い日や雨の時を考えると不安だが、フライシートはインナー全面を
カバーする様にようになっているのと前室スペースが広いのはグッド!
コンパクトで軽量だし防水がしっかりしていれば、なかなか良い買い物をしたといえる
ただ一点だけ、右側面のでかいハングル文字は余計だなあ
お国柄、自己主張が強いのはしかたないのかな?
アルファベットもしくはロゴを端に小さく表示してくれると100点だったのに
でも、いい物は宣伝してあげなきゃね
UBのノミンデパートを東に 100m行った所にあるソウルデパートで 85000 Tg = 4800\ で売ってました
UBのザハで見つければもっと安いかもです
でもザハは広すぎて自分はキャンプ用具を売ってる場所を見つけられず、挫折しました
誰か知って人がいたら教えてくれないかしら?
テントを張り、川で水を補給する
川の水はそこそこきれいだが飲料用には沸騰させなければならないだろう
鉄の杭で馬を地面に繋いでその他もろもろ宿営の為の仕事を終えて時間は20時
そろそろ辺りは暗くなってきた
ロウソクに明かりを灯し、今日始めての食事を取る
食べたのは中国製の牛肉味袋ラーメン
それとウォッカを少々
味はそこそこ
可も無く不可も無く
食事の気配で犬達が近づいてきたが、離れたところから見ているだけで無作法に食べ物を
要求してきたりしない
ずいぶんこのモンゴルの犬は慎ましいというか、躾がしっかりしてるというか、感心すると
同時に何も食べ物をあげられない自分がうしろめたい
ラーメンを煮る為に使ったストーブも今日が初使用だが、特に問題は無いようだ
ガスは2本持ってきているのでセーブして使えば、十分今回の旅行中は持つだろう
それとキャンプの際に便利だったのは中国製ライト付きライター
暗闇で何かしたい時にすごく便利だ
以前インドやパキスタンなど頻繁に停電が起こる国を旅行しているときに重宝したが、キャンプで
もかなり助かる
値段も25¥ぐらいだし今回も予備と合わせて2個持ってきている
タバコを吸わない人でも持っていると何かと便利です
特にキャンプだと
食事を終えて今日までの出来事を簡単にメモっておく
初めての野営で馬は大丈夫だろうか?
盗まれたりしないかな?
でも場所が場所だけに心配は要らないように思える
明日からの事などをすこし考えながら21時就寝
本日の移動距離 約32km
明日は40kmいけるかな?