昨晩は疲れていたので寝つきは早かったが、夜中に犬の鳴き声で目を覚ます
テントに何かが近づいてきたらしい
少し緊張する
しかしそれはすぐに去って行ったのか、犬達はすぐに鳴きやんだのでほっとする
モンゴルで初めての野営なので、馬泥棒や強盗に狙われないか心配だったが、あの2匹の犬は
番犬の役割を務めてくれている様だ
本当にありがたい
このまま犬と一緒に旅すれば、夜に起こり得る心配事の大半が回避できるんじゃなかろうか?
犬が居てくれるという事がこんなに安心するなんて今まで考えた事もないが、実際そういう状況に
なってみるとこれほどありがたい存在もない
まさに守護神さまだ
感謝
9月15日 今日も快晴
8時起床
寒い
気温は多分5℃ぐらい
まだテントで寝ていたいが、少しでも移動時間を増やして距離を稼ぎたい
食欲は無いが朝食を取る
パン二切れにフルーツジャムを塗って食べる
二切れといっても食パン一枚にも満たない量
パンは固く味は不味い
昨日ラーメンを作った鍋を洗うついでに沸かしたお湯でパンを流し込む
昨日は気づかなかったが左の革靴のソールが剥がれ始まっている
ファック!
これ日本を出る時に買ってきた靴なんですけど
まだ1ヶ月しか履いてないのに
ぬぬぬ!覚えておれよ東京靴流通センター
といっても中国製だからしょうがないか
紐でこれ以上酷くならない様に縛り付ける
川の水を沸かして冷まし、飲料水1.5リットルほど作ってから野営地の撤収作業開始
犬達も起きて寄ってくる
おはよう!それと昨日はごくろうさまでしたと撫でてやる
馬の様子をチェック
今朝の糞の山、1,2,3、、、、5山
昨日より少ない
食べ足りなかったのかな?
馬を繋いで置く場所が問題か?
引き続き観察を続けよう
出来れば、今日は草の沢山生えてる野営地を探してみよう
9時を過ぎるとやっと気温も上昇してきた
朝恒例の生理的現象を催したのでテントから少し離れてナニをする
するとおもむろに愛想の良い方の犬ちゃんが、近づいてきてパクパクと私めのアレを、、、
おめしあがりになられました
知ってましたよ
犬って食べるんだよね
その、、ナニを
でも、今まさに生産されたばかりの
出来立てほやほやの
それこそ湯気の立っているアレを、、、
しかも正直にいうとその時のモノは昨日のウォッカの効能のせいか、結構ユルユルで、、、
それを
ぺろりと
お召しになりました
10年ぐらいデザインの仕事をしながら放浪している、旅仲間の某○澤夫婦の旦那さん的言い回しをすると
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それは嫌悪感と喜びが入り混じって、癖になりそうなプレイです
でも、どうか今日の午前中は僕を舐めたりしないでくださいな
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しかしアレとか、ナニとか書いてたら石○旦那を思い出してしまったじゃないすか
責任とってください
by誰か色に染まりつつあるpokin
なんていう心揺さぶる事件がありながらも、出発の準備が終わり馬に水を飲ませて出発する
今日は朝から崖登りという試練が待っているが馬君、無事に登ってくれるかしら?
しかし結果的には心配は無用で、昨日のルートを覚えているのか匂いを辿っているのか愛想の
無いほうの犬が先導役を務めてくれる
おかげで、ルートを見失う事も無く、割とすんなり崖を登りきる事が出来た
馬も下りと比べて登るのは容易らしい
時間は10時少し前
地図によるとここから北東に少し上がれば、右のチョルート川と西からのソマン川の合流にたどり着くはず
どこかに橋がないと北に向かう事は出来ないが、まあどこかで見つけられるだろうと高を括って出発
根拠は、なにもない草原を自分の進む方向に送電線が張ってあるからだが、ということはここから
先になにかしらの集落か工場かが有る筈だ
地図には何も無いんだけど、、、
草原のコンディションは良好
昨日と同じく今日のパッキングもいまいちでバックパックをたまに縛り直しながら進む
1時間も進むと岩が増えてきたので車の轍で出来た道沿いに進む事にする
どこに向かうのか、たまに車が後ろから走ってきて興味深げに自分達をじろじろと観察して走り去る
道の脇を進みながら犬と馬の名前を考える
犬はすぐ思いついて愛想の無いほうがクール、良い方がラブ
馬の名前がいまいち思い浮かばなかったが、それも失礼な話だ
何しろこの旅の主役は馬であるはず
いかんいかんと、無理やり無いボキャブラリーから、とりあえず暫定的にレイジーという名前を付けとく
事にするもこれまた失礼な名前だな
でもこれから先、愛着がわいてきたら赤兎馬とかブケパロスとかつけてやってもいい
でもこの調子じゃ春ウララ?かな
一時間ちょいほど岩場を抜けて、また進みやすい草原になる
馬は大変だろうけど、小高い丘があれば地形を確認する為上ったりすると楽しい
3個目の丘を登ったときに橋を発見してそこに向かい、橋のたもとでレイジーに水を飲ませる
ついでに休憩
時間はもう昼過ぎだが、特に食欲も無いので自分も水だけ飲んですませる
しかしこの橋、川は左から右に流れている
ということは、この川チョルートじゃなくてソマン川か?
どうもまだ川の合流まで来ていないようだ
地図を見ると、2つの川は合流してチョルート川になり北に流れていく
その川の東側を進むことになりそうだと思っていたが、これだとここから先もう一度橋を渡る必要が
あるのか?
そういえば今日来る途中までのチョルート川も東側の山裾に流れていて川の東側には平地は無い
地図では平野の真ん中を流れている事になっている
この地図あまり信用しないほうがいいようだ、というかそこまでの精度の地図じゃないからその
つもりでいたほうが良いみたい
気をつけよう
15分後に出発
渡河する橋を見逃したくない
念のため川沿いを進みたいが、やはり川のすぐ傍は岩が多いのと蛇行のために少し距離をとって進む
移動速度が遅いので出来るだけ直線的に最短距離に行きたいが進行方向に岩場があると迂回
しなければならず、なかなかルート選択が難しい
草原の幅は3~4kmぐらいか
中央より右を蛇行しながらしながら進む
レイジーは昨日と同じ
しょうがないけど進んでる感じ
急げとせかしてもすぐに歩みは遅くなり、ゲルや放牧している羊や牛の群れのほうに行きたがる
馬の群れの近くを通り過ぎる時の嘶きもイラつく
馬の群れは変なのが来たと言う事で、毎回興味深々で寄って来てはラブたちに追い散らされている
ふう
やれやれだぜ
16時ごろ
左の山沿いに何やら町を発見
そちらの方向に送電線が走っている
町といってもすごく小さいが遠目にもゲルじゃなく、赤や青の屋根の色の建物が建っている
町か工場?かなにかのようだ
町の右に間口は狭いが北西に草原が延びている
ちょっと寄って道でも聞きたいところだけど、草原は北東に延びていっているので遠回りになるから諦める
今日は暑かったので冷えていなくてもいいからビール、、、いや、コーラでもいいから炭酸飲料が
飲みたい気分だ
それにしても今日はのどが渇く
そのあと通りかかった小川の横のゲルでそこの住人
モンゴル人の家族に飲み物をを売って貰えないかというのとこの先の道を聞くもなにやら要領を得ない
モルンへの道と言ってもここからでは遠すぎて話が通じないのかと考え、地図にあるこの先の近場の町か
集落の名前で聞き直してもやはり通じない
それにしても何か言いたげだ
住人が言う町の名前?かなにかのカンツァーラという言葉で適当に相槌を打ち、今夜の宿営地、どこか
川に下りれる場所を聞く為にチョルート、チョルートとと言いながら釣りをする真似をするとそれには頷いて
この先だというゼスチャー
お礼を言ってそこを立ち去る
はやくキャンプ地に落ち着いて水を飲みたい
それにしても早急に道を聞くぐらいのモンゴル語を覚えなければいけない
チョルート川に近づきながら進むと川はそこから大きく左に曲がって西側の山の陰の向こうに流れて
行っている
それとは別に西側にも水量こそ少ないが別の川がチョルートと合流していて丁度2つの川に挟まれた
袋小路に入りこんだ状態
草原はそこで途切れて行き止まり
崖下は手前も川向こうも広場が出来ているが、崖は険しく降りられそうなところは見つから無い
途中にも降りられそうなところは無かったはず
なんてこった
ピンチだ
時間は17時
もう飲み水も無く、のどが渇く
どうする?
川沿いを戻って降りられる場所を探すか?
いや
時間が掛かりそうなので却下
とりあえずさっき道を聞いたゲルまで引き返すことにする