震災で猫達と離れてしまった方々へ どうかどうかあきらめないで 頑張って | 城下町にゃんこの会 保護猫たちの日記

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飼い主のいない猫たちの不妊手術TNRを中心に 保護猫たちのずっとのおうち探しの活動をしています
毎月第三日曜日譲渡会 開催しています

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元旦早々の地震 被災地の方々には深くお見舞い申し上げます
行方不明の方々が1日も早く生きて元気で見つかってくれますように
また家族を家屋をなくしてしまった方々が1日も早く立ち直れますようにお祈り申し上げます

 

地震で猫と離れてしまった方々へ

完全室内飼いだった猫なら きっと近くにいます

家のそばにいる あきらめないで 頑張って


東北の大震災の津波で罹災されたS様の体験談です
あきらめないで  頑張って

 

この写真集に我が家の跡地が載っていた。

流されたぬいぐるみ達を集めて

少しでも我が家の匂いを置いておきたかった

行方不明のホクトの為に。

地震の時

 

リビングに居たみんなは一斉に

三階の拓の部屋にかけ上がったはず。

リビングから行けるのは三階の拓の部屋だけだから。

でもいつも閉まっていたリビングのドアが地震の揺れで開いたのでしょう。

ホクトと妹のマルちゃんは

そこから一階へ。

そして

津波で

一階が流され

二階も半分が壊れ

三階の拓の部屋は逃げてきた

ねこ達を守ってくれたんだね。

 

三日目にやっと我が家の屋根を見つけ

たどり着いたのはかなり離れた場所。

みんな生きていてと願いながら

あるだけのねこ用のケージを持参した。

二階テラスが目の前にあった。

ねこが走ってきた!

うまい具合に瓦礫でふさがれ

中に居たねこが外に逃げずにいたんだ。

こいちゃん!

ゆずちゃんも

琥珀もいた!

チュンもいた!

マロンは捕まえようとしたら

怖がって

外に逃げてしまった。

ホクトと妹のマルちゃんは居なかった。

その間も予震で絶え間なく揺れてる。

目の前の子達を急いでケージに入れて

避難所へ。

 

 

 

それからというもの

自宅跡地に

仙台から40分かけて

朝晩ご飯を置きに通う日々。

テレビ台に雨に濡れぬようにご飯を置いて

ゲージにストック用のカリカリを置いてくる。

 

メッセージボードに

※ねこを探してます。とホクト達の写真

ノートも置いてきた。

そこを通った方が

*ご飯空だったので入れました。頑張って下さい。

*写真のねこではないのですがご飯を食べてました。等々

鹿児島や静岡

東京等々全国から寄せ書きを頂きました。

本当に嬉しかった。

 

マロンはその後25日目で自宅跡地で保護。

ホクトの妹のマルちゃんは

五ヶ月後の8月自宅跡地で保護。

みんな自宅を離れずに居たんだね。

 

ホクト

ホクトはどこに行ったんだろう。

お母さんは今も待っているよ。

もう一度会いたい。

助けてあげられなくてごめんね。


 

 

 

当時 宮城県七ヶ浜に住んでいた私は

震災で大切な本当に大切な猫が行方不明のままです。

手を尽くしましたが

見つけてあげることができませんでした。

亡くなったとは思いたくはなくて

どなたかと大切に暮らしていると思っております。

震災は人だけではなく多くの犬猫動物が犠牲になりました。

そのすべてが家族でした。

その家族と住んでいた自宅。

すべてが無くなりました。

それでも生かされたものは

尊い命を救わなくてはなりません。

今私は微力ながらひとりでTNRをしております。

まずは自宅地域の猫を出来る限りしております。

そして我が家には11匹の猫がおります。