煌めく星のグダグダ記

煌めく星のグダグダ記

「煌めく星」によるほのぼの日記をぐだぐだと書いていきます^^

時々ポケモンも^^

後、小説っぽいものを投稿しようとも思ってます

gdgd必死ですが(笑)

Amebaでブログを始めよう!

皆さん、お久しぶりです。


今回は執筆状況に関するお知らせです。


現在、こちらではテイマーと逃走中の2作品を書かせていただいております。


しかし、そのほかの場所で執筆している小説の方にのみ執筆意欲が湧いてしまっており、こちらの作品の執筆が捗らない状況に陥っております。


ですので、こちらでのテイマーを無期限執筆停止。逃走中は超低速更新をしていき、逃走中の完結を持って、アメーバから完全撤退とさせていただきます。


皆さんには多大なる応援をいただきながら、このようなことになってしまい、本当に申し訳ありません。


ですが、こちらとしても執筆場所がおおく、その分執筆の遅延も考慮されましたので、このような処置をさせていただきました。


本当に申し訳ありませんでした。

前回のあらすじ~
カタカナ組が一杯敗者復活ならずとなって、有利な条件で始まろうとしていた。


作者「んじゃ、次のハプニングは何かな~…………(ダイスを振る)…………え、マジで…………結果は……(ダイスを振る)……!!…………コレは……うん、仕方ない。ダイスの女神が俺に試練を与えたんだろう…………」



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ゲーム再開まで残り2分……

敗者復活ゲームを逃げ切った者や既に勝ち抜きを果たした者らが各々新ステージに散らばった。


信也「……に、しても結構残る事になったなぁ…………」


此方は2Fの紳士服売場の物陰に隠れる信也……その顔には複雑なものが見てとれる。


信也「何もアイツまで残らなくたって…………絶対にアイツより逃げ切って見せる!!」


信也の言うアイツ、とは…………
























煌めく星「無事に逃げ切れて良かったな……これならまだチャンスは残っている。」


敗者復活ゲームを逃げ切った煌めく星だ……彼自身、色々と信也と因縁(?)がある……のだが、彼の目標は……


煌めく星「出来れば信也達3人とは逃げ切りたいな……」


見事に理想が噛み合わない現実……何とも言いがたい物である。












泉「……とりあえず、女子の逃走者は増えなかったのは残念だけど…………逃げ切ってみせる!」


コチラは信也と同じ階層にある婦人服売場にて再開の時を待つ泉……彼女の言う通り、あのあと明日香は残り2分という状況で確保、復活失敗に終わっている……



















満「…………」


4階、カードショップにいる満……流石、最新のカードを見ている。


満「ペンデュラム……なんだ、それ…………これを作者は投入すんのかな?」







スタッフ「そういや、最近ペンデュラム召喚が出ましたけど、現在書いてる小説で出す目処はあるんですか?」


煌めく星「う~ん、今のところ無いかな?新作ではマスターズルール3と同時投入を検討してるけど……今書いてる奴は無いね。」


満、残念ながら作者は投入する気は無いらしい……

















輝一「うん…………残り45分だけど……残り人数ギリギリ二桁乗ったし、もしかしたら逃げ切れるかもね…………」


輝一は逃走者の残り人数を考慮しながら、1Fの生鮮食品売場にて逃げ切れるか否かを見極めている。


輝一「逃げ切ったら、増えた分(27万円)でフロンティア02の皆や星流と何処か食べに行きたいかな……そう考えると益々逃げ切ろう!」


賞金が増えた事により、その使い道にも幅が広がり、より逃げ切る意欲が高まっている様子である……しかし、やはり輝一がスゴくイケメンに映っている。皆の為を思っている所がまたイケメンである。(確信)


ちなみに、敗者復活したのは……煌めく星、三林龍騎、遊城十代、丸藤翔の4名…………これにより、残りの逃走者は10人となった。

更に、ハンターが一体消滅し、4体に……そして賞金が1秒につき300円になったためその最高金額は171万円になった!!









10…


9…


8…


7…


6…


5…


4…


3…


2…


1…


0…!


再び時計と共にハンターが動き出した……














信也「それにしても……俺って結構ハンター撒く回数多くないか?2回は撒いてるぜ??」


そのうち1回は貴方の功績では無い(煌めく星の機転)と思いますが…………しかし……現在、ハンターを撒く回数が多いのは、貴方のライバルの煌めく星(3回(内1回は敗者復活ゲーム時))だ……!(ちなみに信也は2位である。3位は泉&輝一&龍騎&アスカである。(後半二人はそのあとで確保されているが;;))

その事を聞いた信也は…………


信也「マジかよ…………なら、俺が2回撒けば撒いた回数が断トツでトップだな!」


…………何故だろう、スゴく不安しか残っていない……;;;














龍騎「う~ん……周りに誰も居ないなぁ…………」


龍騎は現在4Fのフードコートにいる……辺りは隠れる場所があまりなく、来ればスグに分かるが、逆にハンターにも見付かりやすいのがネックか……


龍騎「それにしても、翔君が残るなんてなぁ…………って、翔君何処に居たんだろ……?」


龍騎は首をかしげながらも5階へ向かった……











翔「うぅ……何とか復活出来たっすけど…………やっぱりハンターは怖いッス……」


翔はいまだ家電売場の物陰に隠れている。


翔「でも、もしかしたらきっとここなら見付からずに逃げ切れるかも知れないッスね!」


翔はこのまま動かずいく方針の様だ…………














輝一「……ここのデパ地下広いんだな…………」


一方の輝一は、地下一階に居た。ここのデパ地下はケース等があるものの、どれもまだ何も入ってない状態の為、隠れるのにはあまり向いては居ないが……柱がかなりある上、たくさんのスペースで仕切られている為に逃げ切るには何とかなるか……と言う感じの場所である。


輝一「案外こういう場所の方が比較的安全なんじゃないかな……」


輝一はここを中心に利用して逃げ切る様子だ…………














だが、そんな4人の誰かの近くに……






ハンター「…………」






ハンターだ……





信也「ぜってぇ逃げ切ってやる……!」



龍騎「ここで見付かったら……捕まるのは覚悟しないとね…………!」



翔「……ハンター、居ないッス…………よね??」



輝一「……この静かさ、やっぱり怖いね…………」







そして……












ハンター「…………!」









ハンターが一人の逃走者をロックオンした……その逃走者は…………















信也「……!やっべ!!」




神原信也だ……信也は慌ててその場から立ち去る…………そして、その時……






泉「!!(信也!? この近くに隠れてたの…………ハンターっ!!見つかったの!?)」



泉が隠れてた場所の近くを信也が走っていき、その後一分弱程経過してハンターが追い掛けて行ったのだ……泉は驚きを必死に表に出さないように息を殺してジッと耐えていた…………


しかし、ハンターは信也をロックオンしてたままの状態だったのが幸いしてか、ちょうど服の影に隠れていた泉に気付かずそのまま信也を追い掛けていった…………


泉「……危なかった…………でも、信也大丈夫かしら……?」


泉は仲間の安否を不安そうに想いながらもその場を去った。





信也「(くっそ……ぜってぇ逃げ切ってやる!!)」





果たして、信也は逃げ切れるのか!?




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ハンターvs逃走者
4人vs残り10人


残りtime40:31(全員移動中の為、時間ストップ)(再開後は1秒300円)

現時点賞金980,700円(最高賞金144万円→171万円)


現在の逃走者

勝ち抜き組
満(青)
信也(赤)
輝一(赤)
泉(黄色)
シュウ
キラ


復活組
十代

龍騎(青ベスト着用中)
煌めく星(黄ベスト着用中)


復活不可
トモヒロ
ヒロユキ
アスカ
明日香


作者「……べ、別に輝一をここまでキラッキラのイケメンにしたのは理由無いですからね?他意はありません。(以下本音だだ漏れの為に自主規制)」

この物語に出てくる家族と、実際のモデルとなった人間の家族は大いに違います。ご了承ください。


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~とある夏の一日~


とある一軒家で一人の青年が自室にて扇風機をフル稼働させていた……


「あ~……暑い…………ったく、なんつー真夏日だよ……」


彼はキラ。少し変わってはいるものの、それ以外は特に変わって…………いや、だいぶ風変わりだろう。


「しかも家族全員居ねぇもんな……暇過ぎる…………確か、母さんは次の世界大会に向けて合宿中だっけ…………んで、父さんは外国でプレーしてるから元々居ないも同然だし…………兄貴もサッカーのリーグ戦の途中……アイツも確か、柔道の世界大会の最中だったっけな」


……彼の発言は異常だと思うが、念のために解説しよう。

彼の父親、武(たける)はスペインリーグでのとあるチームに所属している超人気サッカープレイヤー。去年はシーズン中にハットトリックを10回近く決めて、3年連続の得点王となった。

次に母親の柚香(ゆずか)はバレーボール日本代表。『ゆず』という愛称は日本で知らぬ者は居ないと言われるほどの実力を持ったアタッカー。自慢の跳躍力による高い打点からのアタックはそのスピードも相まって、ごく一部の外国人プレイヤーしか取れないでいる。

そして、兄の友輔(ゆうすけ)……彼もまた、日本で常に上位にいる野球チームであり…………現在日本リーグ3連覇を目標としているチームのキャプテンを務めている。その上、現在祐輔の所属しているチームは開幕から10連勝中……これは昨年のある頃からなので、統合すると45連勝となる。

最後に弟の大樹(ひろき)。彼は、高校生ながら……全日本柔道選手権の覇者である。その上、相手が大の大人であろうと、お構い無しに一本背負いを決める強者。現在、世界大会にて決勝トーナメントへ進む為に異国の地に一人で赴き、奮闘している。



とまぁ、彼の家族がこうも凄い為か、彼もまた高校選手権において、立ち幅跳びに走り幅跳び、棒高跳び等の陸上競技全てにおいてなんと日本記録を塗り替える快挙を成し遂げていた…………色々な会社が彼をスカウトしていたが、全てを断っている……本人曰く、「本腰入れてやるほど全力を尽くしてない」とのこと…………



「あぁ~……暇だ……暇だし…………アイツん所行こうかな……」


そう呟くと、彼は出掛ける準備を整えるとそのまま自宅を出発した…………













「…………それで……遊びに来た、と?」


「おう。どーせ、互いに暇してるんだし良いだろ? 互いに家族は出掛けてて居ねぇんだから」


「う……まぁ、あながち間違いとも言い切れねぇのが物悲しいな」


キラがやって来たのは友であるシュンゴの家。彼もまた、家族がある意味異端である……


「んと、確かドラマ撮影してんだっけ?」


「おう。俺以外全員キャストの奇跡コラボだぜ?」


「うわ、それは見ものだわ……何チャンでやるの?」


「確か8チャンじゃね? 来週からだった筈」


……一応だが、解説しておこう。シュンゴの父、純一(すみかず)と母、二子(つぐこ)は今では大御所に分類される程の俳優と女優で、その演技は視聴者をとても引き込むと話題になっている。

また、シュンゴの一番上の兄、輝平(こうへい)も人気ランキング上位に安定して入っているモデル兼俳優である。

二番目の兄、輝泉(てるみず)も最近バラエティーでも見掛ける声優兼歌手兼俳優である。彼の10枚目のシングルは現在オリコンチャート7週連続1位を獲得しており、総合1位の回数は軽く20回を越えているから驚きである。でも実際すごい。キラも一度ではあるが、カラオケに誘われていた事があり、その時には輝泉は100点を2回出していた……


「ってかさ、トモヒロも家族すげぇよな?」


「あ~……そういや、そうだなぁ…………確かトモヒロの父親は和食の料理人だろ、それで母親は中華の料理人で、一番上のお兄さんがフレンチ……そのすぐ下のお兄さんがイタリアンだっけ?」


「そうそう。それでお姉さんがパティシエなんだよな……トモヒロも最近調理師免許とかフグ調理の免許取ろうとしてるらしいぞ?」


「……アイツ、何を目指すんだろうな??」


「……さぁ?」


……毎度のごとく解説を入れよう。

彼の父、丈太郎は老舗和食料亭を一人で切り盛りしている料理人で、更にお店は二ツ星で完全一見さんお断り&一日10組限定のお店である。ちなみに、お店は祖父の代から受け継いでいる(らしい)。

母親の空美(くみ)は創作中華料理のお店のシェフをしている。しかもそのお店は人気が人気を呼んで今では2年先まで予約が埋まっているとのこと……

そして、二人の兄……光一と大和は本場に修業に行った為か、とても本格的な二人ともフランス料理(光一)、イタリア料理(大和)の人気レストランの料理長となっている。

そして姉の光々(ここ)はパティシエコンクールで日本代表に選ばれる程の腕前の人気パティシエである。



と、その時シュンゴの家のチャイムが鳴った。


「いる~?」


話の渦中のトモヒロの声が聞こえてきた。


「「……噂をすればなんとやら」」


「何か呼ばれた気がして」


キラとシュンゴが顔を見合わせて息ピッタリに呟くと、いつの間にか入っていたトモヒロが声をかけた。


「……って、何シレッと入ってきてんの!?」


「返事が無いからドア開けたら開いてたから入った」


「アァイエエエエエ!?何で!?扉開いてる何で!?」


……どこでその忍殺語を覚えたのだろう…………テンパり過ぎている……


「あ、ドアは俺が開けっぱにしてた」


「おいいいいいいいいっ!?」


「もーまんたい。俺は誰か入ってきたら音で分かる」


「そういう問題じゃねえええええええええっ!」




























…………今日も平和である。


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さて、今回出てきた名前は全部で何人分でしょうか?これをピンポイントで正解しても何も出ませんがぜひ探してみて下さいなww

前回のあらすじ~
敗者復活ゲームがスタートした。(使用箇所デパート1F~3F)

作者「(ダイス振ってる)……あ、こうなるんだ…………こうなっちゃうんだ…………」




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翔「…………うわ、大分いるっすねぇ……」


デパートの3Fの電化製品売り場の商品の物陰に潜む翔。彼の見る先には、ハンターが2体……


翔「動きづらいっすよね……15体は…………」


今はまだ、あまり動く場面ではないと踏んだようだ…………











一方の兄貴分の十代は……


十代「宝箱何処だ~?」


1Fを普通に歩き回っている…………が、今のところ、見付かってはない様子。


十代「う~ん……どんな宝箱か書いて無かったしな…………少し探すのは苦労しそうだ…………」


十代はあくまでも歩き回る方針の様だ…………と、その時……


十代「にしても、相変わらず静かだなぁ……」


ハンター「…………」


十代の近くに……ハンター…………


十代「俺さ、ハンターから逃げずに捕まっちまったから、ハンターの足の速さ知らねぇんだよな……」




ハンター「…………」



タイミングよく、ハンターには見付からなかった様だ……























煌めく星「よし、こうなったら意地でも逃げ切って……MAXの賞金ゲットしよう」


此方は辺りを注意深く警戒しながら進んでいる煌めく星……その手には…………


煌めく星「にしても、結構見えづらいとこにあったぞ……これ案外いいやつじゃないか?」


宝箱だ……実は煌めく星のスタート地点の物陰に隠されてあり、それを見付けた様だった。なんという偶然(ダイスの荒ぶり)だろう…………


ちなみに、この時点で他にもヒロユキと明日香も宝箱を見付けている。そして、脱落者は今のところ見受けられない。果たして、どうなることやら…………



















龍騎「……あれ? 何だろう……」


龍騎は、茶色いフードを被った不思議な生命体を見付けた。その生命体こそがクロウ、しかもブラウンクロウである……が、本人はそんなの知らなかったらしく…………


龍騎「うわぁ……鳥がモチーフなのかな、凄く鋭そうな嘴っぽいの付いてる…………」


……そこまで気付いてるのならブラウンクロウと見破ってください。
















ヒロユキ「ブラウンクロウは何処だぁ…………」


コチラは、宝箱を両手で抱えているヒロユキ……ブラウンクロウを探している…………


ヒロユキ「あんまし動き回りたくないんだがな、見付けたからには渡しておかないと……!」


ヒロユキが目の前の通路にて見付けたのは…………


ブラウンクロウ「…………」


ブラウンクロウだ……


ヒロユキ「やりぃ! これで少しは貢献出来そうだぜっ!!」


ヒロユキは思わず駆け足になる…………が、しかし……


ハンター「……!」




ポン




ヒロユキ「あ…………」


偶然、その真横の角からやってきたハンターに確保されてしまった…………



ヒロユキ
復活ゲーム敗退



ヒロユキ「……なんだってんだよー!」


ヒロユキ、前回の確保フラグをしっかりと回収した。












~勝者の部屋~


輝一「……あ、ヒロユキの名前のところが消えたね」


泉「きっと、捕まったのね。相当散々だったに違いないわ……」


信也「煌めく星脱落しろ……煌めく星d」

泉「(クルッ)あんたは静かに出来ないの!?」


信也「っ!!…………(ショボン)」


輝一「あ、アハハ……(苦笑)」



現在、デジフロ02組は安定しているのであった。









そして……


アスカ「あ、宝箱!」



十代「お、宝箱見付けたぜ!」



煌めく星「お、宝箱……またかよ」



あれから更に十代とアスカが新しく見付け、煌めく星は二個目を見てどうしようか迷っている……ちなみに、宝箱は一人1つだけしか渡せない…………


煌めく星「一つしか渡せないなら……これは他の人に任せるか」


煌めく星は最初に拾った方をそのまま持つことにしたようだ……


アスカ「んと……あ、アレ…………かしら?」


アスカが見付けたのは……ブラウンクロウだ…………


アスカ「えっと……これを渡せば良いのね!」


アスカは足早にブラウンクロウの元へと駆け寄り……


アスカ「えっと、はい!」


ブラウンクロウ「…………」


無事に渡すことができた…………が、


ハンター「…………」


その近くに、ハンター…………


アスカ「良かった……無事に渡せた…………ハンター!」


ホッとしているアスカだったが、ハンターを先に見付けて移動した…………


ハンター「…………!」


しかし、別のハンターがアスカを捉えて駆け出す……!


アスカ「キャッ!!此方にも!?」


慌てて別の方向へ逃げる…………だが


ハンター「…………!」


アスカ「っ!!此方にも!?…………もうダメじゃない……」


まさかの3体のハンターと遭遇してしまったのだ……そして足が止まってしまった。そして……


ハンター「…………」


ポンッ


アスカ

復活ゲーム敗退


アスカ「あんなの逃げれる訳無いじゃない…………」


アスカ、ここで確保となった。果たして、アスカの宝箱は吉となるか凶となるか…………














そして、


輝一「……あ、メールだ。敗者復活ゲームの結果!」


信也「途中で画面が切れたからな……誰が残ったのか気になるな…………」


泉「その寸前でアスカが捕まっちゃったみたいだったわね……これで最大5人復活…………つまり11人で始めれる訳ね。」


輝一「んと……あ、まずは宝箱の結果だね。『ブラウンクロウが受け取った宝箱は計4個。参加したのは受け取った順に、アスカ、煌めく星、三林龍騎、遊城十代である。中身は上から『ハンター一体減少』『ハンター一体減少』『再開時から賞金が1秒につき100円上昇』『ハンター一体追加』となった。よって、最終的な結果はハンター一体減少し、再開時からの賞金が一秒300円に変化します。』おぉ、最終的にいい感じになったね!」


泉「そうね。これだと……ハンターは4人、逃げ切りで賞金171万円になるわね!」


信也「そ、それで逃げ切った奴等は!!」


輝一「わかったわかった……『そして、敗者復活ゲームを逃げ切った逃走者は…………』」



一体誰が残ったのか…………次回に続く!!



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残りtime45:00(全員移動中の為、時間ストップ)(再開後は1秒300円)

現時点賞金900,000円(最高賞金144万円→171万円)


コインは全員不所持の為、割愛


ベスト着用中逃走者

満(青)
信也(赤)
輝一(赤)
泉(黄色)



未ベスト着用逃走者

シュウ
キラ



敗者復活ゲーム参加中

十代

明日香
龍騎(青ベスト着用中)
煌めく星(黄ベスト着用中)



復活不可

トモヒロ
ヒロユキ
アスカ

~友樹side~


 デュークモンを引き離したキラさんのアポロモン…………ブレイズ(確かこんな名前だった筈……)がデュークモンの槍の突きを回避して僕達の隣(アルフォースブイドラモンが拓也お兄ちゃんと一緒に連れてきてくれたんだよ)に移動した…………


「ふん……私を引き離した所でなんになる? 悪いが、さっさと決めてオメガモン様のもとへ参らなくては…………」


「……悪いけど、それは叶わないよ。僕らが君を倒すから」


 デュークモンがオメガモンのいる方向(僕達の後ろの方)を見ながら言ってると、キラさんのヴァイクモン……イッカクがハンマーを握り締めながら言った……


「そうだな……俺達が頼まれたのは全員同じロイヤルナイツを一体倒す……だしな…………俺達は頼られたんなら…………それに応えるだけだ!」


「うん! ぼくらはキラの期待を受けてるから…………負けれないんだ!!」


「そう、だよね! 頑張らないと!」


 拓也お兄ちゃんとブレイズの気合いのある言葉に僕も思わずグッと両手を握ってデュークモンを睨む。


「……なら、貴様らをスキャンしてからオメガモン様の元へ向かうとしよう…………」


「そんなことさせないぞ! 行くぞ、友樹!!」


「うん! 拓也お兄ちゃん!!」


 拓也お兄ちゃんの言葉にそう返すと、僕達は左手にデジコードを浮かばせてそのまま読み取った。


「ダブルスピリット・エボリューション!!」

「スピリット・エボリューション!!」


「アルダモン!」

「ブリザーモン!」



「ハアアッ!」


 最初に仕掛けてきたのはデュークモン。持っている槍を使ってこっちに向かってくる……ターゲットは…………僕!


「アヴァランチ・ステップ!!」


 攻撃を見切るのはそれほど難しくなかったから、手に持ってる斧で槍を防ぐ……けど、力の強い相手に押しきられ…………


「させないよ。フォイボス・ブロウ!」


 ……る前にブレイズの技がデュークモンを襲い、それを跳躍でかわしたからお陰で助かった……


「っ……やるな」


「ありがとう、ブレイズ!」


「気にしないで……でも、アイツ本気出してるのかな?」


「え?」

「何?」


 ブレイズにお礼を言うと、首を振ってはデュークモンを睨みつつ呟く……それに思わず、僕と拓也お兄ちゃんが反応してしまう…………どういう……事なの?























 …………でも、この時の僕達はまだ何も知らなかった……この相対しているデュークモン…………いや、この戦いで戦っているロイヤルナイツ5人……デュークモン・デュナスモン・アルファモン・マグナモンの本気を……そして、オメガモンの本当の恐ろしさを…………






















side友樹→輝一


「はあっ!」

「むぅん!!」


 …………今、デュナスモンとキラさんのデュナスモン……エアが空中での接近戦をしている…………エアとデュナスモンは互いに拳を交え、力はかなり拮抗している……ちなみに俺達は既にスピリットエボリューションをしている状態だ。ちなみに、エアは偶然かどうかは分からないけど……首に赤いスカーフが巻かれてある…………


「ハアッ!」


「っ!……ハッ!」


 デュナスモンがオーラを纏わせた一撃を放つと、エアもそれに気付いて近くの樹木を利用して回避したけど……


ズドゴォォォォン!!


 爆音と共に2m程の大きなクレーターがデュナスモンの拳を中心に出来上がっていた…………勿論、デジコードが出ている……けど、デュナスモンはそれをあの時みたいにロードしなかった。


「……流石は力の強いデュナスモンだね。侮れないや…………」


「大丈夫か?」


 純平が近くに降り立ったエアに声を掛ける……


「うん、平気だよ……でも、少し変な感じがするんだよね…………なんだか、力を出しきれてない……って感じ?」


「確かに、それはワテも感じとるわ……本来ならあんなもんやないはずや…………この世界のデュナスモンならな……」


「何だって……!?」


「……どういう…………意味なんだい?」


 俺達は思わず聞き返してしまった……一体、何でそう思ったのか…………



























 しかし、この疑問の答えはスグに分かった…………




sideout








「はあっ!」


「いけぇっ!」


「はああっ!」


「ふぅんっ!」


「…………」


 一方……メルキューレモン、ラーナモン、ロードナイトモン、そしてルーチェモンFM(フォールダウンモード)は、全員で息を合わせアルファモンを攻撃していた…………が、アルファモンはそれをただひたすらに避けるしかしなかった……


「なによっ! 逃げてばかりじゃなくって早く戦いなさいよ!!」


「……ホント、ヘドが出るくらい攻撃してこないですね…………」


「……ルーチェモン様、どう思われますか?」


「…………コイツの真の実力はあの剣を解放したとき……それまでに決着をつけたいけど…………コイツの素早さは本当に速いね……怒りたくもなるよ、こりゃ」


 中々攻撃を仕掛けてこないアルファモンに怒りを露にしているラーナモンとロードナイトモン……メルキューレモンは、その敵の行動に疑問を抱きルーチェモンに尋ねると、ルーチェモンもまた、攻撃を仕掛けてこないアルファモンに対し、少し怒りの感情を持っている様子で答えた……




























 だが、彼等は知るよしもなかった…………このアルファモンがとてつもない実力の持ち主であることを……そして、オメガモンがロイヤルナイツらに施すものの力を…………















side泉


「はあああっ!」


「…………」


「そこだっ! ゲイルクロー!!」


「っ…………」


 今、ダブルスピリット・エボリューションしている輝二とキラさんのミラージュガオガモン(……確か、名前はガオンだったかしらね。)がマグナモンに向けて攻撃を放っている……でも、俊足のマグナモンはそれを少し顔を曇らせながらもかわし続けている…………


「速いわね……でも、流石に2体相手では少し厳しいようだけど」


「…………いえ、あのマグナモンの速さはこんなものじゃないはずよ……成熟期クラスで唯一のロイヤルナイツ入りを果たしたその強さがまだ見えてない…………」


 私がマグナモンの速さに対して呟いていたら、隣にいたロゼモン……ララが首を振ってマグナモンをにらみ続けている…………何でそんなことが分かるのか……























 そう、思っていた私だったけど、次の瞬間にその考えは見事に吹き飛んだ…………






side泉→キラ


「はあっ!」

「ふぅんっ!」


 この場所には俺とオメガモンが互いの剣を合わせる音しか聴こえない…………そして戦闘は、と言うと……


「フッ……まだ甘いっ!」


「っく…………!」


 俺が少し劣勢に立たされている。正直、敵の攻撃の一撃一撃がとても重いから相手の攻撃を受け流す事で精一杯なのだ……



「ハァッ……ハァッ……やっぱまだまだ慣れないと厳しいかな。でも、少しずつどう動けばいいか分かってきた…………ここからっ……はあっ!」


 まぁ、言い訳しちゃってるが……これもまた、事実。俺は右足で踏ん張ってグレイソードをなぎ払うと、即座に敵に対し突きを入れる。これには流石にオメガモンも意図してなかったようで、無事に攻撃が通る……!


「っ……少しはやるようだな…………」


「俺だって……ただやられるだけじゃねぇんだよっ!! ……それより、聞きたい事がある…………!」


 相手に問い掛けつつ俺は更に攻撃を仕掛ける。


「…………」


 オメガモンは無言……俺はそのまま質問と攻撃を続けた。


「何故、またこの世界を襲った!」


「……答えなくてはならぬかな?」


 相手の返しの一閃……避けるのは間に合いそうにないから剣で防ぐ…………やはりまだ重いな。敵の一撃は……


「当然!」



 そうじゃねぇと、此方としても後味悪いからな。せっかく聞きたいことあるっていったのに聞けずじまいだなんてな。


「…………」


「……っち、黙秘かよ」


「…………そんなに聞きたいのか」


 …………?


「……あぁ、聞きたいね」


「そうか…………なら、我等を倒してからにするんだな!!」


 そういい放ったかと思うと、オメガモンの体から光の珠が4つ現れて、それぞれ別の方向に…………ってあれらの向かった方向って……アイツらのいる…………


「フフフ……我等の…………否、我がイグドラシル様から受け継いだ力を見るがよい…………」


 すると、突如として光の飛んで行った四方から爆発音が幾つも飛び交った……!?


「お前……何をした…………!?」


ガキィィィン!


 敵に攻撃を仕掛けるも、グレイソードに阻まれる…………俺は力押しで更に敵を押す……


「答えろ!!」


「フフフフフ……」



 そして、このオメガモンの不敵な笑みで、背筋に悪寒が走った…………






































 皆、大丈夫……だよな…………?

前回のあらすじ~
煌めく星とトモヒロが確保され、トモヒロの死亡フラグが確定した。


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~新ステージの牢屋~


煌めく星「あ~……捕まった~…………ついでにお届け物~」


煌めく星が扉を開けて中に放ったのは……


トモヒロ「…………」


完全に意気消沈しているトモヒロだ…………ところどころ焼け焦げた跡がある。


龍騎「……何か、凄く燃え尽きてない? 物理的に、本当に…………」


煌めく星「あぁ、さっき満からパワボンリミ解×3サイバーツインニレンダァハーフシャットオーバーキル(総ダメージ数41800)を食らってたからね」






























ちなみに、初期ライフが8000なので33800のオーバーキルである。





アスカ「自業自得じゃない?」


煌めく星「でも、「お仕置きはこれからだ」って言ってたぞ?」



















全員(トモヒロを除く)『…………アーメン』


全員が無事(?)を祈っていると……


十代「……お?メールだぜ…………」


十代の携帯にメールが入った……
































十代「何々……?『これより、敗者復活ゲームを執り行う』だってよ!!」


皆(十代・トモヒロ以外)『な、なんだ(なんです)って~~~~~~!?』


十代「えっと……『これから行う敗者復活ゲームでは、裏切者を除く敗者全員がとあるステージでの逃走中に参加し、復活権利を獲得した者最高で全員がゲームに復活出来る』だってよ!!」


煌めく星「さ、最高で全員て……どんな大盤振る舞いだよそれ…………」


翔「ってか然り気無く裏切者は参加出来ないって言ってたッスね……」


明日香「でも、これは願ってもないチャンスね!」


翔「そうッスね! 頑張るッス!!」


ヒロユキ「ぜってぇ復活してやるっ!!」


アスカ「私だってこのまま終われないわ!!」


煌めく星「俺だってまた復活すれば逃げ切りをめざせるんだから、勝ちに行くぜ!」


龍騎「僕も復活して兄ちゃんに誉めてもらいたい!」


十代「よっしゃあ! 全員で頑張るぞ!!」


全員(トモヒロ除く)「おぉ!!」





























~現在勝ち残っている組~


輝一「……あ、なんか敗者復活あるらしいよ?」


メールを見ていた輝一が皆にメールの内容を伝えた……

泉「って事は、最大で13人に戻る訳!?」


信也「いーんじゃねぇの?そんだけ居れば俺らが狙われる確率も下がるんだし…………あ、でも煌めく星には戻ってきて欲しくねぇな……」


シュウ「アハハ……まだ言ってる…………」


信也の言葉にシュウが苦笑いを漏らす……それを見ていたキラはボソリと呟いた


キラ「……本来、この言葉は俺に向けられてる筈なんだがな…………解せぬ」


…………と、そこに満が戻ってきた。デュエルディスクを装着したまま…………


満「…………」


キラ「ん、お帰り。スッキリしたのか?」


満「後で究極のパワーを打ち出せばスッキリする」


満の怒りはいまだ衰えて居ないようで、キラは苦笑いしていた…………が、何かを思い付いた様で……


キラ「ハハ…………あ、そうだ。良かったら、アッチにデュエル場もあったし……一戦交えてくれねぇか? ……もちろん、互いのエースデッキでな」


キラが手に持っているのは一組のデッキだ……


満「……良いね。やろうか」


満はこの誘いに少し驚いた様子ではあったが……頷いては答え、キラと共にデュエル場へと歩いていった…………その時、シュウも小走りについて行ったのだった…………が、デュエルの事をあまり知らない3人はこれから始まる敗者復活ゲームの結果をその場で待つ事にした…………一人ヤケに呟く者も居たが…………


信也「煌めく星脱落しろ……煌めく星脱落しろ……煌めく星脱落しろ……」


輝一「あ、アハハ…………」


泉「…………ハァ……」


その光景に輝一は苦笑いをし、泉は溜め息を吐いていた…………






★☆★☆★☆★☆★☆


T「おいおい……最高で全員とはちとやり過ぎじゃねぇのか?」


M「いぃんだよ。逃げ切れるもんなら逃げ切ってみろってんだ」


青年「まぁ、何人逃げ切れる想定なんだ?」


M「いっても2、3人が限度だろうね……」


★☆★☆★☆★☆★☆




煌めく星「……お、来たぜ。メール! 『これより、復活ゲームを行う。全員がその場から散り散りになってから30秒後に君達の後ろのハンターボックスから15体のハンターを放出する』」


翔「じゅっ……15体っすか!?」


十代「うぇ……これは手強いな…………」


煌めく星「『尚、制限時間は10分間とする。そして、この復活ゲーム中に、宝箱を設置する』」


アスカ「宝箱……?」


明日香「一体何かしら…………?」


煌めく星「『宝箱には、復活ゲーム終了後の展開に利益をもたらすか、不利益をもらたらすかの2択である。宝箱はフィールド内にいるブラウンクロウに手渡せば、ゲーム再開時に内容が発表される。尚、宝箱は開ける事は出来ないので中身を見て分別することは出来ない』」


ヒロユキ「つまりは取れば逃げ切らなくても渡しさえすれば良いのか……」


煌めく星「『今回の逃走可能範囲は君達のいるデパートの1F、2F、3Fのみとする…………以上が今回のルールだ。皆の健闘を祈る』……だってさ」


龍騎「それじゃ、皆で復活めざして……がんばろっ!!」


みんな『おぉ~っ!!』


そして、復活をめざして全員がバラバラの方向へ逃げていった……




















20


龍騎「絶対に逃げ切ってやるっ!!」


16


アスカ「逃げ切って、みんなとまだ逃走中を楽しみたい!!」


12


翔「宝箱ってドコにあるんすかね…………?」


8


ヒロユキ「俺さ、最初に捕まったからこの復活ゲームは絶対に逃げ切ってやるんだ……!」


5


4


3


十代「来るぞ……逃げ切ってやる!」


2


1…………0……!


ハンター『…………』


そして、15体のハンターが……今、エリアに解き放たれた…………!


復活ゲームでの逃走エリアは復活ゲーム終了後にも使用されるデパートだ。

このデパートは本来地下フロア2F~5Fまでだが、この復活ゲームで逃げれる範囲はその半分以下の1F~3Fである。

そして、逃走者7人に対してハンターは15体……逃げ切って、引き続き、逃走中に参加し続けれるのは一体…………誰だ!




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残りtime45:00(復活ゲーム中の為、時間ストップ)

復活ゲーム残りtime10:00

現時点賞金900,000円


コインは全員不所持の為、割愛

ベスト着用中逃走者

満(青)

信也(赤)

輝一(赤)

泉(黄色)


未ベスト着用逃走者

シュウ

キラ


敗者復活ゲーム参加中

ヒロユキ

十代


明日香

アスカ

龍騎(青ベスト着用中)

煌めく星(黄ベスト着用中)


復活不可

トモヒロ

前回のあらすじ~
煌めく星が色んな意味でピンチに立たされた


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緊急ベストボックス場に居たシュウは……


シュウ「…………あ、こっちですよ!!」


誰かが来たことにホッとしていた…………その人物とは……























一方、ハンターが二名も近くにいる煌めく星&泉チームは……


煌めく星は一人で壁に背を当てたままタイミングを図っていた……


煌めく星「…………よっ」


ハンター「…………!」


そして、一度建物の角から顔を出した時、ハンターが煌めく星を認識し、確保に向かった……!


煌めく星「よし、来た!!」


煌めく星は一人でそのまま走り出した…………そして少ししてからハンターも角を曲がって追い掛けてくる…………が、


ハンター「…………!」


煌めく星の真正面からもハンターがやって来る……


煌めく星「ま、正攻法とは言えねぇけど…………一か八かの大勝負っ!!」


そう叫ぶと、真正面から向かってくるハンターの手が自分に掛かる寸前に体を屈めて右側にゴロンと転がった…………結果は……


ハンター「っ!!…………」


ハンターは不意をつかれ、少しつまずいた。


煌めく星「うしっ!!」


煌めく星はチラリとそれを横目で見つつ即座に転げそうになりつつも立ち上がると、再び走り始めた……そして、煌めく星はハンターを2名引き連れたまま別の建物の角に姿を消した…………


































そして、誰も居ない事を悟り少し建物の死角となっていた場所から姿を現したのは…………


泉「煌めく星さん……大丈夫かしら…………」


泉だ……彼女の手には逃げる為のコインが握られている…………そう。先程、煌めく星の指示により隠れていたのだ……


泉「……にしても、「とにかくバスの近くに行って、時間が厳しかったら一人で乗れ」だなんて…………どこぞのメロドラじゃ無いんだし…………まぁ、その機転のお陰で安心してバスの近くに行けるから良いんだけど……大丈夫かしら…………?」



泉は煌めく星の心配をしつつも、彼の意を汲み、バスのある入口方面へと走って向かった…………






























一方、その頃……入口では、とある二人組がバスに乗り込もうとしていた…………その二人とは……







輝一「無事に辿り着けたね」


信也「ああっ! ……どうやら、煌めく星はマダっぽいな…………アイツよりも先にミッションクリアしてやったぜ!!」


輝一「はいはい……んじゃ、乗り込むよ」


信也「おう!」


輝一がガッツポーズをしている信也を軽くあしらいつつも一緒にバスに乗り込んだ。



神原信也&木村輝一 チーム赤ベスト組 clear



そして、一方の煌めく星はと言うと…………
















煌めく星「はぁ……はぁ……はぁ…………」


ハンター「…………」


ハンター「…………」


ハンター二人から辛うじて逃げ切った様子…………やはり執念、恐るべし。


煌めく星「はぁ……はぁ……逃げ……れたけ……ど、息切……れしすぎ…………だ……時間、までに、は……厳、しい……な…………」


煌めく星は立て続いたハンターからの逃げ切りにより、体力を著しく失っていたため、その場に大の字に寝転んで少しでも体力を回復させようとしていた…………がしかし、100体ハンター放出まで残り時間3分弱……この場所からは距離的には厳しいか…………?













そして、再び入口……また、二人組がやって来た…………彼らは……


シュウ「にしても、無事に辿り着けましたね…………キラさん」


キラ「だな……」


シュウとキラ……デジモンテイマーのオリ主と原作主コンビだ…………そう、シュウの待っていた人物とはキラだったのだ。二人とも、白のベストを着用している…………


キラ「それにしても……連絡受けたときは本当に助かったぜ…………」


シュウ「いえいえ……僕だって誰かと一緒にクリアしたかったので…………」


そんな会話をしつつ、二人はバスに乗り込んだ。


星野煌也・龍崎周 臨時コンビ clear


























これにより、残ったのは……


トモヒロ「え、誰も居ないの……? 殆ど会わないけど…………ちょ、これ大丈夫なの…………!?」


誰とも会わずに焦りを見せているトモヒロと……


煌めく星「はぁ……はぁ…………まだ休憩したいけど、行くか……」


まだ激しい息切れしているにも関わらず移動を始める煌めく星……


泉「……後、1分と少し…………あ、1分なった……」


煌めく星と一緒にミッションをクリアしておきたい泉の3人だ…………しかし、残り時間は僅かとなった!





60


トモヒロ「ちょっと、ねぇどうしよう……ホントに誰とも会わないんだけど…………」





52


煌めく星「はぁ……はぁ……」





44


泉「…………そろそろ、バスの前に移動します」





36


トモヒロ「本気でヤバいって!!」





28


煌めく星「ふぅ……ふぅ…………(間に……会わないか…………)」


















泉「……残り10秒。乗り込みます!(煌めく星さん、ゴメン!)」


織本泉 clear


























泉が乗り込んだ直後、入口は閉まりバスは新しい場所へと動き始めた…………そして


ハンター軍団「…………」


100人のハンター軍団が放出された…………







牢屋DEトーク(短めだよ)


十代「あ、あれハンターじゃね!?」


アスカ「うわっ……スゴい迫力…………」


翔「アレに捕まったらトラウマ物っすね…………」


全員『うんうん……』









一方、バスの中では……


信也「お、泉じゃねぇか!!」


泉「あ、信也に輝一……無事にクリアしたのね」


輝一「うん…………? 煌さんが居ない様だけど……」


泉「えぇ……ちょっと、ね…………」


信也「なーんだ!アイツダメだったんじゃねぇかよ!!カッコつけやがって……」


輝一「あ、アハハ……(うわ……流石にそれは無い…………多分、泉ちゃんを逃がそうとして犠牲になったんじゃないのかな??)」


泉「はぁ…………流石、拓也の弟……(ほんっとーにデリカシーが無いわね……私達の状況を知らなかったくせしてから…………)」


信也「だからその呼び方止めろって!!」


泉「はいはい……」












煌めく星「…………ダメ、か」


煌めく星がその場に座っていると、近くを通ったハンターに見付かり……ハンターが駆け寄って来ると……軽く肩に手を置かれた。


タタタタ……ポンッ


煌めく星 確保



煌めく星「あ~……なんか、久しぶりに完全燃焼した感じ…………」



煌めく星……2回もハンターを振り切ったものの、ここで無念の確保だ…………


































一方……


トモヒロ「え、時間どうなって…………あ¨、これアウトじゃんか!!ヤバいヤバい……」


時間を確認してミッションに失敗した事を知ったトモヒロはどうしようかを迷っていた……


トモヒロ「どうしy…………ん?」


何かの音に気付いたトモヒロが振り向くと……そこには…………


ドドドドドド……


トモヒロ「ギャーーーーー!?ハンター軍団っ!?」


そう、大量のハンターがトモヒロを確保しに向かっていったのだ……


トモヒロ「ちょちょちょ……嫌だ嫌だ嫌だぁぁぁぁぁぁぁ…………あっ!」


ズベッ


トモヒロが焦るあまり、足下の石につまずき、転んでしまった。


トモヒロ「いたた…………う、うわああああああっ!!」


立ち上がろうとして一度振り向くと、既にハンター軍団は目の前…………


トモヒロ「ホントーにごめんなさい~~~~~~~~!!」


トモヒロは転んだ状態のままハンターの群れの中に埋まった。



竹富智弘 確保
















トモヒロ……ここで散る。





































泉「……あ、メールね…………『ミッション終了』」


信也「『ミッション失敗により、煌めく星と、竹富智弘が確保された。』俺の勝ちだなっ!!」


輝一「(この場合、煌さんのリタイア……じゃ無いのかなぁ?(苦笑))」


満「『尚、竹富智弘は裏切者であった為、今までの通報した賞金は没収となった……』…………なるほど、コイツが犯人か……」


シュウ「あ~……」


キラ「アイツがやってたのか……」


満「後で仕置きしてやらねぇとな…………覚悟しろよ」






























バスの中にいる皆『……(こわっ…………合掌)』


この時、バスにいた満以外の5人はトモヒロの無事が無いことを知った…………








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残りtime45:00(全員移動中の為、時間ストップ)


現時点賞金900,000円


コインは全員不所持の為、割愛


ベスト着用中逃走者

満(青)

信也&輝一(赤)

泉(黄色)



未ベスト着用逃走者

シュウ


キラ



確保者(裏切り者が確保されたために、マークは消しました)

ヒロユキ

十代


明日香

アスカ

龍騎(青ベスト着用中)

煌めく星(黄ベスト着用中)

トモヒロ(裏切者)






裏舞台DEトーク


作者「よーやくここまで来たね」


T「にしても、残り5人か……ちょっとやりすぎたかな?」


M「んにゃ、全く問題ナッシング。後でちゃんとリカバリー入れてるから」


作者「頼むよ?書いてるこっちとしてはもう少し多い状態でここを迎えたかったんだから……」


T「すべては運の女神様(ダイス)が決めてるもんなぁ。やりすぎ感半端ない……」


M「まぁ、そこは俺にお任せあれ~♪」


作者・T「「(大丈夫かなぁ……)」」

事前に謝罪します…………星流、勝手に設定付け加えてすまん!!!!(ジャンピングスライディング土下座@熱せられた鉄板)


















前回のあらすじ~

龍騎は、久しい裏切り者による通報により、ハンターに確保された。
そしてミッション4が発令されたが、過去のミッションの動き方で完全に有利不利が分かれてしまった……
そして、煌めく星は誰に電話を掛けたのか…………
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信也「ちょ……これマジでどうすんだよっ…………」


煌めく星が誰かに電話を掛け終わった時、信也は必死に思考を巡らせていた…………


信也「っくそ……!そうだ、アイツに電話するっ!!」


信也の電話を掛けた相手とは……
















泉「っ!電話……?信也??」


泉だ……前に掛けた時は完全に反対されていたが…………今回は……?


泉「どうしたの?」


信也『どうしたのじゃねぇだろ!?……お前さ、コインまだ使ってねぇよな?』


泉「……えぇ、使ってないわよ?」


信也『やった!それでさ、逃走者同士の譲り合いは大丈夫らしいからさ、譲ってk「悪いけど、それは出来ないわ」っ!?ちょっ……何でだよ!?』


泉「さっきね、煌めく星から電話があって……」




















煌めく星『俺さ、ある奴にコインを渡してくるからコインは誰にも譲るなよ??』


泉『えっ……譲る相手って…………』


煌めく星『うん、実は……』


泉『…………成程……えぇ、分かったわ。信也だろうと輝一だろうと私のコインは譲らない!』

















泉「と、言うわけだからゴメンね?」


信也『は!?いや、どういういm』


ピッ


泉「ったく……流石拓也の弟。デリカシーの無さはおんなじね…………危うくハンターに見つかるところだったじゃない…………」


溜め息を吐いた泉は身を隠しつつそのまま遊園地入口へと走って行った…………





一方、またしても提案を拒否された信也……


信也「くっそ!何でなんだよ!!なんだよアイツら……!?…………ま、まさか俺達を陥れて自分達だけ逃げ切ろうって算段なのか!?……と、とにかく輝一と合流しねぇと…………」


信也は少しパニックになりながらも輝一と既に決めていた合流ポイントに走り出した……残り時間はあまりない…………











シュウ「ど、どうしよう……とりあえずあの人にメールしたけど……」


一方、此方はお土産物店ゾーンの緊急コンビベストのボックス付近の物影では……シュウがソワソワしながら待っていた…………


シュウ「それにしても……これからどうしよう…………時間は……6分程…………間に合うのかな?ここからなら歩いてたとしても2分あれば間に合うけど…………」


そう、このボックスから逃げ切る為の入り口まではかなり近く、まだマシである。ちなみに、もう片方は入り口の真反対に位置している……果たして、彼が待っている相手とは…………?


















そして、入口には既に逃走者が来ていた……


満「…………」


満だ……無言のまま入口に停車していたバスに乗車した…………


三林満 clear




一方その頃……


煌めく星「…………ここら辺だと思うが……」


煌めく星は、入口より少し遠い場所にある噴水にて辺りを見渡していた…………


煌めく星「……お、いたいた!」


誰かを見付けて駆け寄った……その相手とは…………






泉「ゴメン!さっきあっちの少し先でハンター見付けて……少し遅くなっちゃった」


泉だ……ハンターが居ない隙に無事に合流できたようだ。


煌めく星「いや、気にすんな。俺もさっき辿り着いたから……早く行くか。(……やべぇ、この状況…………終わったら雷に注意しないとな。約一名……いや、確実に一名俺の命狙ってきそうだし……)」



煌めく星は内心ここには居ないとある人物からの攻撃に備えようと誓いつつ、今は泉と共に脱出を図った。すると……



ピリリリリリ!



煌めく星「うおっ……!?」


メールだ……


煌めく星「何だろう……あ」


泉「どうしたの?」


煌めく星「いや、信也から……『俺達は脱出しに入口に行くぜ!言っとくがお前にはぜってぇ負けねぇからな!!』だって…………」


泉「……相変わらずね…………」


煌めく星「……これからも苦労しそうだよ」


煌めく星と泉は苦笑いをしていた……













遡る事、少し前……



信也「はぁっ……はあっ……輝一!!」


輝一「信也、こっちだ!」


信也はすでに集合場所に着いていた輝一を見付けて手を振りながら走って近付いた。息も少し上がりぎみだが……その顔はまだ行けると言わんばかりの表情である。


輝一「大丈夫か……少し休憩しておくか?」


信也「大丈夫。これくらいならサッカーの自主練で走ったりしてっから……」


輝一「そっか……」


輝一は信也のその言い方に少し安堵感を覚えたが、信也はまだ焦っていた……


信也「でもよ……コインどうすんだよ…………俺達二人とも持ってねぇぞ?」


輝一「あるぞ?」


信也「そうだよな……一体どうするk…………は?」


信也の言葉に輝一は間髪入れずに答え、その答えに信也は自分の中で思っていた答えとは全く別物の答えが返ってきて少し目をパチクリさせていた。


信也「え?ど、どういうことだ??」


輝一「いやさ、誰かが落としていったみたいで……さっき拾った」


信也「…………ハァ!?」


信也は輝一の言葉を信頼して良いのか少しの戸惑いがあった……


輝一「それにさ、拾った場所に少し前まで人がいてね……その人が持ってたんじゃないかなと思ったんだけど……今から返しても時間掛かるだけだし…………」


信也「あ~……そうだな…………(そーいや、なんか似たようなこと……俺、してたな…………それで兄貴にあらぬ疑い掛けたっけ…………)」


信也も前に時々ゲームを置き忘れてそのまま別の場所に行ってどこにやったか忘れて兄にキレた時の事を思い出していた……


信也「じゃあさ!その人から貰った……って事で良いか!そうと決まれば急ぐぞ!!」


輝一「あぁ!(……これで良いんだよね…………煌めく星さん)」


そう……実は彼が持っているコインは煌めく星が輝一に渡した物だった…………


信也「あ、そーだ!煌めく星にメール入れとこ」


輝一「っ!?(ば……バレた!?)え、どうして…………?」


信也「ん?アイツにだけは負けたくねぇからな!……送信っと!!」


輝一「そうなんだ……(よ、よかった……バレてないみたい…………)」


輝一は信也が事実を知ったときに怒らないか心配だったが、今のところ心配ないと感じ、これから少しでも信也に悟られない様に最後まで秘密にしようと心の中で誓った……






















一方メールを貰って少し時間が経った時、煌めく星&泉チームは……


煌めく星「おし……この道を右に曲がれば行けるな」


泉「後は何も無ければ良いんだけど…………」


入口に通じる大通りに向けて歩いていた…………が、その時


煌めく星「ちょっと様子見…………!?」


煌めく星が建物の角からいきたい方向へ顔を覗かせた突然顔を戻して立ち止まった……


泉「どうし……まさか」


泉が理由を聞こうとしたが、この状況でのこの行動ですぐに理由が判明した。


煌めく星「ハンターだ……」


ハンター「…………」


一人のハンターが煌めく星達の方へと歩いていた……しかも分が悪いことに、ハンターのいる道を通らないと、入口へは行けなかった。


煌めく星「くっそ……なんでこうもタイミングわりぃんだ…………」


煌めく星が悪態をついている…………仕方なく泉が元来た道を引き返そうとすると…………


泉「っ!!こっちもハンター居るわ!!」


なんと、煌めく星達のいる場所から少し離れた場所にハンターが居た……幸い、コチラには気付いてない様ではあるが、気付かれるのも時間の問題である…………


煌めく星「おいおい……どうすんだよ…………(また逃げようものならどちらかが犠牲にならないといけないよな……!……ま、イザって時の為に俺が渡したんだし…………ね。)」


辺りを見渡した煌めく星は近くに隠れれば見つからなさそうな場所があるのを見つけたが、どう頑張っても一人分しか余裕がないと察した煌めく星の目には何やら闘志を燃やす炎が見えた気がした…………




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残りtime49:19(100人放出まで4:19)
現時点賞金848,200円


ベスト着用中逃走者
満(青)
信也(自首不可)&輝一(煌めく星から譲渡済)(赤)
煌めく星(輝一に譲渡済)&泉(黄色)


未ベスト着用逃走者
シュウ、トモヒロ(自首不可)、キラ(自首不可)


コイン所持者

煌めく星→輝一

シュウ


ミッションクリア者


確保者
◆ヒロユキ
◆十代

明日香
アスカ
◆龍騎(青ベスト着用中)

前回のあらすじ~
ミッション3が終了し、少しの静寂が訪れていたが……彼ら逃走者に休息する暇は無かった…………煌めく星、輝一、龍騎の誰かの近くにハンターが迫り…………見付かったのは……果たして!?



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ハンター「…………!」


ハンターが逃走者をロックオンした…………その逃走者は……


































龍騎「ん……うわあっ!?」


龍騎だ…………!


龍騎「うわわっ!!来ないでよ~~!!」


パニックになりながら必死に逃げる…………が、別のハンターが逃げる龍騎を見付けて真正面から近付いてくる……!


龍騎「え!?うわわっ!!」




慌てて逃げる方向を変えようとしたが…………





























ポンッ


龍騎「うわああああ……やられた…………」


三林龍騎 確保
残り8人


龍騎「クッソ~!挟み撃ちだった…………兄ちゃんがんばれ~!!」


そう、ベストを着ている彼は同じ色のベストを着ている兄が逃げ切れば144万円の半分に当たる72万円が貰えるのだ…………

龍騎は兄の逃げ切りを切に願うのだった……



















泉「キャッ!?何……」


メールだ…………


信也「確保情報……煌めく星が捕まったか!?」


ここまで敵対視されてると気付いているのだろうか……
































煌めく星「ックシュ!……誰か噂してるのか…………って多分、いや確実に信也だろ……敵対視してるし…………えと、何々…………『確保情報』」


……普通に気付いていたのだった…………


満「『裏切者の通報により三林龍騎が確保された』龍騎がっ!?」


信也「『これで残る逃走者は8人となった』…………チェ、煌めく星じゃねぇのか……残念だなぁ…………ぜってぇにアイツよりは生き延びてやる!!そして賞金もゲットしてやるぜ!!」


…………すごく敵対されている……この事に気づいているのだろうか…………




























煌めく星「へーっくし!!…………信也の奴、俺に絶対に勝つなんて意気込んでるのか?」


……やっぱり気付いているのだった…………


輝一「……と言うか、ここに来ての裏切者の通報が来たのか…………すっかり忘れてしまっていたな…………」


そう、実はあの時……


龍騎『うぅ……怖いなぁ…………』


裏切者『ん…………?アレはデュエリスト組の……折角だし久々の通報と行くか…………』


裏切者『もしもし……観覧車付近に三林龍騎が居ます。』


裏切者『さて、早目に逃げるとしよっと!』




と、言うわけである……



満「……絶対にこの裏切者は俺が潰す…………!」











そして、本人の知らない間に死亡フラグが待ち構えているのだった…………




~~~~~~~~~~

青年「ふ~ん……残りは8人かぁ~……少し残ってるなぁ…………時間的にはもう少し確保されてても良いかなぁ~と思ってたけど…………うん、ならアレをやるか!」

そういうと、青年はとあるミッションを発令した…………

~~~~~~~~~~~





満「っ……ミッション…………!」


輝一「ここで来るか……『先程、100人のハンターの入ったハンターボックスを設置した』ひゃ……百人!?」


煌めく星「『尚、残り45分になったら自動的に放出されるが、コレを止める術は無い。』はあ!?ま、まさかこの流れって…………」


信也「『時間までに入り口に向かい、そこに停留させているバスに乗り込むと良い。そして、次なるステージへ向かうのだ。』おいおい……マジかよ……」


シュウ「『しかし、バスに乗るには始めに渡していたコインが必要となる。逃走者一人につき、コインは1枚必要である。』……って、最初ので必要となってたこのコイン!?」


泉「『その代わり、チームを組んでいる者は、片方がコインを持っていれば、二人一緒に乗ることが出来る。また、コインは逃走者間での譲渡は可とするが、確保者からの譲渡は不可である。』…………ってここでこのベストを着ている人が有利に立てるわね!」


トモヒロ「『そして、ベストは特別にこのミッション限定で2組用意しておいたが、すでにベストを着用している者はそのベストを脱がないと使えない上、ベストは脱いだ時点で効果が切れるので注意が必要だ。健闘を祈る。』……ってこれ最初にコイン使った人すごい不利じゃん!!早くパートナーになる人探さないと!!」


ミッション4 遊園地から逃げ出せ!!






























まず早くも行動を起こしたのは……


キラ「誰かコイン持ってる奴居ねぇのかよ……!」


キラだ……彼はコインを持っておらず、またコンビも組んでいない…………とりあえず彼は誰かコインを持っている上でベストを着ている人を探して譲渡してもらう作戦のようだ…………




一方……



満「……俺は特に支障は無いし、さっさとバスに向かうか。」



先程ハンターに弟を通報されて怒り心頭な満はさっさとバスに乗り込む為に入り口へと向かっていった…………どうやらベストを脱ぐつもりは無さそうだが……実は彼ととある二人がこのミッションのキーマンであることを彼自身は知らない……



この事にいち早く気付いたのは…………






煌めく星「……あ、これどう考えても満と俺達黄色ベスト組次第で成功率が大きく違うぞ…………」


煌めく星だ……


煌めく星「仮にアイツが誰ともベストをチェンジせず、俺達黄色ベスト組がコインを誰にも譲渡せずに乗り込んだとしたら……赤ベスト組の二人、そしてベスト未着用組の誰かが確実にアウトになるな…………しかも、満は確実に誰ともベストを着けないだろうから……俺達のどちらかがコインを赤ベスト組か他の人に渡すと、その選ばれなかった方が犠牲になる…………ベスト組を犠牲にするか自分のキャラを犠牲にするか……何この分かりやすい結論。」




そう呟くと、彼はとある人物に連絡を取った…………果たして彼はどちらを見捨てるのか…………

































牢屋DEトーク(あれ?地味に初めてじゃない??)



龍騎「あ~あ……捕まっちゃった…………」


翔「残念だったっすね……」


ヒロユキ「ってかさ…………コイン持ってる奴って……俺以外だと誰が居るんだ?」


十代「俺はミッションに使ったな。その直後にやられたけど」


明日香「私は持ってるわ。」


アスカ「私も……」


翔「僕も。」


龍騎「僕もだね…………」


アスカ「……コイン所持組の確保率の高さが凄いわね」


龍騎「だね…………」

















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残りtime53:45
現時点賞金795,000円


ベスト着用中逃走者
満(青)
信也(自首不可)&輝一(自首不可)(赤)
煌めく星&泉(黄色)


未ベスト着用逃走者
シュウ、トモヒロ(自首不可)、キラ(自首不可)


コイン所持者

煌めく星

シュウ


確保者
◆ヒロユキ
◆十代

明日香
アスカ
◆龍騎(青ベスト着用中)

エンジェside


ボクの横では、更に一回り大きくなったブリザーモン……いや、フロストモンが地面を踏み締める度に地面に霜柱が広がる…………フロストモンの体から噴き出す冷気は冷たい筈けど、ボクにとってはとても落ち着く温かさを感じた。


ボク達の新しい進化にスピノモンは喉を震わせて威嚇してくる…………でも、そんな状況でも、自信しか残らないのは……トモヒロが側に居てくれて、フロストモンの様にとても頼もしい味方がいて…………そして、パタモンのくれた優しさがボクの力になってるからだと思う。


「フロストモン、だったよね。ボクが援護するから攻撃して!」


「うん!」


ボクの思いにフロストモンは頷いて答えてくれた。そして、四つん這いのように地面に両手をつけた。


「エンジェ!フロストモン!一気に奴を畳んじゃえ!!」


トモヒロの声で、ボク達はスピノモンの方へと向かっていった。

ボクは四本足のまま地面を蹴って駆けていくフロストモンの隣で滑空しながら敵の様子を見極めている……


「グオオ!」


すると、早速体を丸めて背中の刃をフロストモンめがけて乱射してくる…………けど、もうその攻撃は届かせない!


「光のマンダラ!」


フロストモンの方に杖を向けて光のベールでフロストモンを包み込む……そして、このベールが敵の刃を全て弾いた。


そして、刃が効かないと分かったスピノモンが体を起こした……口に高熱の金属を溜めた状態で!!


「させるか!」


フロストモンが立ち止まったと思うと、すぐに行動に移してたのでボクも準備を整えていた。


「アイスプラント!!」


フロストモンが背中のランチャーからロープのついた銛を撃ち出したかと思うと、その銛は地面に突き刺さり、ロープが生き物の様に動いてスピノモンを縛り上げてくれた。


「イヅナっ!」


そして間髪入れずに既に向かわせていた四色の管狐がスピノモンを横殴りにした事で中途半端に吐きだされた金属がスピノモンの足元で煙を上げた……

そして、その時僅か一瞬にして空気が凍てつき始めた……その理由は、隣で全身から出る冷気の増したフロストモン。四本足でスピノモンに向けて更に駆け出していき、その進む先が一瞬にして凍り付いて道ができた…………そして、フロストモンは一歩蹴り出す度に加速していって…………スピノモンの直前で両脇に差されてた斧を抜いて、その勢いのまま……


「ロード・オブ・グローリー!!」


振り抜いた!そして、急ブレーキを掛け斧を腰に戻したフロストモンが振り返るとスピノモンの体には不思議な物が浮かび上がった。そして、フロストモンはデジヴァイスを取り出して……


「正義を乱す存在を、このデジヴァイスが氷のように固い決意で浄化する!デジコード・スキャン!!」


……スキャンした。そして、スキャンされたスピノモンは白いデジタマとなって空に消えていった…………これで、無事に終わったんだね……


「トモヒロ!」


「友樹!」


空を見上げてたら、キラと純平君の声が聞こえてきて、そっちを見ると、信也君、純平君……それにキラがこっちに向けて走ってきたのが見えた。


「サクヤモン……!?このサクヤモンってまさかエンジェ!?」


「うん!実はね…………」


ボクを見上げて目を丸くして驚いてるキラに、トモヒロは嬉しそうに進化と戦いの経緯を話していた。

そして、ふとフロストモンの方を見ると…………信也君が少し複雑な顔をしてたのに気が付いた。

















































sideエンジェ→キラ


「エンジェ、向こうに帰っても、元気でね……ぐすっ」

「えぐっ……ボクも、パタモンの事、絶対に忘れないよ」


エンジェとパタモンが涙で顔がぐしゃぐしゃになりながらも別れの言葉を言っている。


俺とエアとトモヒロにエンジェ……そして、信也と友樹とエンジェ…………俺達は城の近くの森の中……正確には、俺達4人がこの世界に落ちてきたとき場所にやって来た。昨日の戦いの後、この辺りの時空が落ち着いてきて歪みが安定してきたらしい。だから、その安定してきた歪みがまた崩る前に俺達は元の世界に帰る事になった。


「全くズルいよ!僕が寝てる間に皆で戦ってたなんて……」


「前にデジトウガラシ口に突っ込んでも寝てたくせに何言ってんだよ……」


拗ねてるエアに俺は笑いつつ指摘する。エアは本当によく寝るからな……寝過ぎだと思えるくらい。


「おい、キラ」


「……ん?」


信也に声を掛けられてそちらに顔を向けると、ヤケに真剣な眼差しで見てた…………「らしくねぇ」と思ったのはここだけの話な?


「昨日の勝負さ、結局うやむやになっただろ。」


そこまで聞いて、大体の内容を把握した。だからこそ……


「だから」

「何?直接勝負する?」


先手必勝……言いそうな言葉を逆に言ってやった。案の定……


「っ!?違う!いや、大体合ってるけどでもちょっと違う!」


完全にペースが崩れるのは必至。……まぁ、言いたい事は何となくでも想像はつくけど、敢えて相手が言うまで待っておく。大方……こういう時って…………信也とかみたいな性格の奴って……


「次に会うことがあったら、俺と一対一で勝負しろ!それまでに、俺はキラに余裕で勝てるくらい強くなってやる」


挑戦状を叩き付けるよな。でも、余裕で勝てる様になってやる…………か。
今は勝てなくっても、いずれは絶対に勝ってやるって感じかな??……ま、その期待に応えてやらないとな…………挑発で。


「三秒でKOされても知らないよ?」


「それはこっちの台詞だっての!」


そしてやはり引っ掛かる…………本当に挑発のしがいあるよなぁ……と思ってたけど、信也が溜め息を吐いてから続けてた言葉にはもういじるのは止めた。


「だから、俺の見てない所でめげるなよ?」


…………まるで、俺達の今の状況を見据えていたかのようだった。(本人はそのつもりは無かったと思うが)
だからこそ、俺は真剣に答えた。


「……あぁ、分かった。」






「信也、元気でね!」


いち早く、俺達の落ちた場所に辿り着いたエアの言葉に信也がニッと笑いながら親指を立てた。

そして、泣きじゃくるエンジェを抱き抱えながらトモヒロがその隣に……そして、最後に俺がその側に移動して…………俺達の準備が整った。


「それじゃ、いきます!」


パタモンが俺達の真上の歪みに念じていると……突如として小さかった歪みが広がり、風が巻き上がる…………信也と友樹が踏ん張る姿を見ながら、俺達の体はその風に巻き上げられたまま歪みへと吸い込まれていき…………歪みに入った時、俺の意識はフッとなくなった…………

































「…………う、うぅ……」


キラがゆっくり目を開けると、そこには綺麗な夕焼けに染まった空が広がっており…………そして体を起こし、辺りを見渡すと……いつも見てた光景が広がっていた…………


「ここは、ヘリテージ岬……戻ってこれたのか…………」


「う、うぅ……」


そして、うめき声が聞こえたかと思うと、キラの近くでトモヒロがゆっくり目を開いた…………


「トモヒロ、無事なんだな?」


「ここ、は…………」


「ヘリテージ岬だ。俺達、帰ってこれたんだよ」


キラはトモヒロを安心させようと場所を伝えると、トモヒロはホッとしたように軽く息を吐いた。


「良かった…………あ、エンジェは!?」


「大丈夫。そこでエアと一緒に寝てるよ……」


トモヒロがキラの指差す方を見ると、エアとエンジェが仲良く寄り添ってスヤスヤと眠っていた…………


「……これで、依頼は完了なんだよね?」


「あぁ、今日も無事に完了さ……さ、帰ろうぜ!」


「うん……」


各々が立ち上がり、パートナーを起こさぬ様に抱き抱えてデジベースへの道程を歩いて行った…………
































しかし、彼等は気付いて居なかった。ヘリテージ岬の水面に黒い影が映っていたことを…………そして、その影は二人がヘリテージ岬を去った時には……既に消えていった…………




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ぶ、無事に終了したぁ…………


キラ「遅すぎるけどな。確か、本家の方は去年の7月に終わってるぞ?」


う……そ、そんなこと言われても俺は受験生だった訳だしさぁ?(汗)


キラ「まぁ、これから投稿スピードが上がれば文句はないがな。」


…………努力します(汗)