マリオカート8DX 最終アプデ後のカスタムについて | 金八先生「廃れた人と書いて、廃人と読むのです」

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 5弾後の記事は書いたが、6弾後のカスタムについて述べていなかったことを思い出した。

 まぁそれも道理で、ステータスの変更は5弾時とほぼ変わりはない。

 ヨシ熊環境は変わらず、ヨシパタ、ヨシ豆が流行の勢力を拡大しただけである。

 

 

 

 なので、ここでななぜヨシ熊なのかに辿り着く記事としたい。

 

 

 まず、マリカ8DXのカスタムには、

・ミニターボ値

・速度ステータス

・加速値

・滑りにくさ

・重さ

・無敵度

・ハンドリング

 のステータスがある。並び順は個人的に思う重要度順。上2つはほぼ同列。

 なお、ハンドリングは上位ステを意識すると自動的に高まるのでどうでもいいという意味。低いハンドリングは普通に致命的。

 

 なので、本記事ではこのミニターボ値と速度ステータスを基準にヨシ熊への道のりを述べていく。

 

 ミニターボ値と速度ステータスは、レースゲームの基本である速さに直結するステータス。

 ミニターボ値が高いほど、ドリフトで溜まるターボが溜まりやすく、より強く、より長く発動する。

 速度ステータスは直進時の速さや、キノコ、スター、キラーなどのミニターボが絡んでこない部分での速度に関わる。

 

 もちろん、ミニターボ値も速度ステータスも共に高いカスタムを組めるなら是非ともそうするが、残念なことにこの2つのステータスは反比例の関係にある。つまり、ミニターボ値を高めると速度ステータスが弱まり、速度ステータスを高めるとミニターボ値が弱まる。

 なので、ミニターボ値か速度ステータスのどちらを優先するかという選択が最初に生まれる。

 これは加速アイテムなしの純粋な速力勝負で比較する場合、基本的にはミニターボ値を重要視した方が速い。ミニターボ発動が実質アイテム加速のようなものだからである。

 逆に、先ほど述べた通り、強力なアイテムで打開走法をする場合は、速度ステータスが高いほど有利になる。

 なので、どちらも一長一短に見えるが、マリカの対戦は中位〜上位が基本的に攻撃アイテムしか出ないので、基本的には、加速アイテムなしの純粋な速力勝負をする時間が長くなる(キノコは出やすいが、1位がぶっちぎりでもない限り基本は単キノコなので、ショトカや復帰に1回使って終わりが基本⇒打開走法ではない)傾向が強い。

 よって、ミニターボ値重視とした方が有利と考えられる。

 

 ちなみにミニターボ値は重さとも反比例する傾向にあり、最重量のクッパはミニターボ値が低く、軽いヨッシーはミニターボ値が高い。

 

 ミニターボ値の重要性は上記の通りだが、速度ステータスももちろん捨てることはできない。どちらかと言えばミニターボ値重視というだけで、ステータス価値としてはどちらもほぼ同じなので、ミニターボを優先しつつもその中での速度ステータス最大値を狙っていきたい。

 そこで有効となる視点が、「速度ステータス値+ミニターボ値」という足し算の比較である。

 これは「地上速度+ミニターボ値」がキャラでは「7.5」、カートでは「0.25」、タイヤでは「0.25」、グライダーでは「0」が最大値。つまり、カスタム(キャラ+カート+タイヤ+グライダー)では地上速+ミニターボ値で「8」を目指すようにカスタムを選択するのが基本となる。

 まず、キャラクターについては、「地上速度ステータス+ミニターボ値が7.5になる」かつ「その中でミニターボ値が最も高い」選択になるのが、ヨッシー帯(ピーチ、デイジー、キャサリン、キノピーチ)とタヌキマリオ帯(イカボーイ、むらびと男)となる。

 

 実は、この7.5かつミニターボ値最大という視点は、アプデ前のワルイージと全く同じになる。今はアプデ時の上方修正により、それがヨッシー、タヌキマリオ帯になっているだけである。

 

 ネコピーチ以下の軽量キャラおよびボスパックン、メタル系は7.5に届かない点に注意が必要である。

 軽いキャラを使いたい場合は、加速値やハンドリング値の高さを目的に、メタル・ボスパックンを使いたい場合は重さを目的にカスタムを選ぶ必要がある。

 

 なお、ヨッシー帯とタヌキマリオ帯の違いについては、ヨッシー帯から滑りにくさを-0.5して重さに+0.25するとタヌキマリオ帯になる。

 純粋なステータス合計値を比較するとタヌキマリオ帯が不利+滑りにくさは滑るコースでの減速にかかわる(⇒ほぼ速度ステータスのようなもの)ので、基本はヨッシー帯が選ばれる。

 

 次に地上速+ミニターボ値が8にするためのカートであるが、実はこれを目的にするとハナチャンバギーが選考から漏れる。ちなみにパタテンテン・そらまめもここで漏れる。パタテン豆がなぜ今も選ばれるのかは後述。

 また、カート選びでの注意点として、地上速+ミニターボ値はどのカートでも基本的に+0.25になるのだが、地上以外の水中・空中・反重力ステータスにおいては全くバランスが取られていない。そのため、これらのステータスが高いカートは、プラスマイナスのトレードを行わず、純粋にプラスの恩恵を受けているだけになっている。

 ここがカート選びで最も影響を及ぼす要素で、ほぼ全てのカートが脱落する。

 なお、もちろんカート選びでもミニターボ値を重視したいため、ミニターボ値+0以下のカートでは求める水準(ミニターボ値5以上)に届かない。

 

 以上の条件に当てはまるカートを羅列すると、

・くまライド(バギー挙動)

・ネコクラシカル(熊のカート挙動)

・ヨッシーバイク、スーパーコメット(熊のハングオンバイク挙動)

地上速度-0.25、ミニターボ値+0.5

 

・トルネード(バギー挙動)

・Gフォース(トルネードのカート挙動)

・スーパースター(トルネードのカート挙動)

地上速度+0、ミニターボ値+0.25

 

 のみとなる。基本的にバギー挙動の方が得(言語化不能。カーブ時の減速に違い? 曲がり方が有利?)。

 なので、要はくまライドかトルネードかの2択である。

・くまライド

 水中:普通

 空中:速い

 反重力:少し速い

 

・トルネード

 水中:普通

 空中:少し速い

 反重力:速い

 

 地上速度と比較するとだいたいこんな感じ。速度面だけで見るとプラマイのトレードがされていないステータスで、純粋にプラスだけ。

 

 トルネード帯は加速値がくまライドと比較して-0.5(2段階)されるデメリットが重く、またくまライドの方が加算されるミニターボ値が高いため、基本はくまライドを選ぶことになる。

 

 タイヤとグライダーに関しては、どのカスタムでもローラー+かみひこうきorローラー+ピーチパラソルの決まった組み合わせを崩すことがほぼ不可能。

 ローラータイヤ・スカイローラー(色違いの同性能)はタイヤの中で唯一ミニターボ値を+0.75も加算するオンリーワン性能で、かみひこうき帯・ピーチパラソル帯も同様に、グライダーの中で最も高いミニターボ値である+0.25の選択である。

 基本的には速度面で総合的に勝るかみひこうきを選ぶことになる。

 

 以上より、ヨシ熊への道のりが定まった。

・速度ステータス+ミニターボ値が最大の中で、ミニターボ値最大のヨッシー帯

・地上速度ステータス+ミニターボ値が最大の中で、地上以外の速度ステータスも優秀かつミニターボ値最大のくまライド帯

・ミニターボ値を最大強化するローラータイヤ

・ミニターボ値を最大強化する中で速度面で総合的に勝るかみひこうき

 

 これがヨシ熊への至り方となる。

 

 なお、かみひこうきからすべりにくさを-0.25して重さに+0.25するとほぼピーパラのステータスになる。

 よって、ヨッシー+かみひこうきのテンプレ選択をタヌキマリオ+ピーチパラソルにすると、重さが0.5(2段階)勝るため押しに強くなる。

 ただし滑りにくさが-0.75なのでめちゃくちゃ滑る。

 くまライド帯も比較的滑りやすいので、タヌキピーパラの重さ特攻選択をする場合は、滑りにくいトルネード帯を選択するのが望ましい。

 

 
 地上速+ミニターボ値が8になるカスタムの現環境テンプレと考えられるカスタム。
 

 こちらでもいい。
 が、前述タヌトル同様、トルネードを選択すると加速値(アクセラレーション)が4.25止まりであり、被弾直後の復帰が遅い。
 ヨシ熊の加速値は4.75。
 
 この加速値も中々にカスタムを固定化する要因であり、特にタイヤがローラー以外に変更できない要因の1つでもある。
 
 ミニターボ値重視の現環境では、前述の通り基本は打開をせず、初めから前方を走った方が噛み合うステータスで戦うことになるが、この前張り走法は被弾1回で大きく順位を落とすほど、1被弾が重い。
 そこで高い加速値による即時復帰が求めるものになるが、経験則的に4.25ですら厳しいという感想になるのに、上記ヨシトル、タヌトルは加速値の高いキャラクター+加速値が最も高いタイヤとグライダーの選択で4.25ある。つまり余地がない。
 
 なので、結局カートも加速値の高いものが求められ、結局熊になる。
 
 
 では、ヨシ熊への至り方について述べ終えたところで、ヨシパタ、ヨシ豆について述べる。
 まず、パタテンテンとそらまめは共に同じステータスであり、パタテンがカート挙動、豆がドリフトバイク挙動になる。
 パタテンは操作が簡単。豆は操作が独特だが車体が非常に小さく被弾面積が小さい。
 ステータスについては、地上速-0.75のミニターボ値+0.75、足して±0であり、くまライド帯とトルネード帯の+0.25よりも劣っている。
 
 ではパタ豆が使われる理由が何かと言えば、それはやはり+0.75もの驚異的な加算をするミニターボ値に、くまライド帯よりさらに+0.5される加速値の高さが挙げられる。
 つまり、速度ステータスで1段階分損する代わりに、完全に前張りに適したステータスを手にすることが可能になる。
 
 ヨシパタ・ヨシ豆のミニターボ値5.5という値は理論上最大値から1段階マイナスしただけであり(つまりヨシ熊も2段階しかマイナスしていないが)、圧倒的なミニターボ値で後続を引き離す。
 また、高いミニターボ値はミニターボが非常に溜まりやすいということでもあり、難しい走法の難易度を下げてくれる側面を併せ持つ。
 例えば、早溜め精度が非常に良くないと7D時の角度が崩れるような所(ミュージックパークなど)でも、許容される早溜め精度の幅が広がる。
 なので、ヨシパタ、ヨシ豆は初心者向けの側面も持つ。
初心者向け:ヨシパタ
中級者向け:ヨシパタ、ヨシ熊
上級者向け:ヨシ豆
 と言ったところか。
 
 以上が8DXの最終的なカスタムだった。
 
地上速 : ミニターボ値
・ワルイージハナチャン
 3.5:4.25
・ロゼ熊
 3.25:4.75
・デイトル(ヨシトル)
 3:5
・ヨシ熊
 2.75:5.25
・ヨシパタ、ヨシ豆
 2.25:5.5
 
 という変遷を辿り、ワルイージハナチャンはもはや化石と化してしまった。
 しかし、ワルイージハナチャンローラー紙一択だった時代とは違い、ヨッシー、ピーチ、デイジー、キャサリン、キノピーチ、タヌキマリオ、イカボーイ、むらびと男、くまライド、ネコクラシカル、ヨッシーバイク(初心者なら推奨はしない)、スーパーコメット(初心者なら推奨はしない)、トルネード、Gフォース、スーパースター、かみひこうき、ピーチパラソルという選択の幅がある。
 
 この中から完全ランダム(タイヤはローラー固定)でカスタムを組んでも基本的に強力なカスタムになるので、自分に合ったカスタムを是非探してみてほしい。