2024/8/16
テオ実装に伴い、砲術5装備が解禁となった。
これに伴い、スキルの考え方が若干更新された(のと自分の考えが少し変わった)ので、新記事としてまとめる。
以下、ガンランスの型ごとに、現状のスキル選びについて述べる。
・放射型
モンハンNOWにおけるもっともスタンダードな型。ほぼ長押しタップの溜め砲撃のみでモンスターを倒す型。チャンス時の杭以外に斬撃攻撃をせず、火力スキルは砲術を積むだけでいいというお手軽さに反した高火力が魅力。
また、長押し時がガード、ガードをキャンセルしてステップも可能なため、溜めながら守りも避けも可能であり、生存能力も高い。
テオ実装に伴い、イビルジョーガンランス(砲術1)、バサル胴(2)、テオ腕(1)、バサル脚(1)で砲術5装備が初解禁された。
(つまり、イビルジョーガンランス以外のガンスは砲術4が最大)
火力スキルが砲術のみのため、放射型は砲術5解禁の恩恵が特に大きい。ただし、実質火力スキルである集中との兼ね合いにおいて注意点がある。
というのも、集中は溜め時間を短縮するスキルであり、要は連射速度が上がる。つまりDPSが上昇する。つまり火力スキルと同等である。
そして、砲術はスキレベ5でダメージ1.4倍、集中はスキレベ5で溜め30%減⇒DPS換算100÷70≒1.43倍なので、最終的には砲術も集中も価値がほぼ等価となる。
ただし、砲術と集中はスキレベ0→1→2→3→4→5と上がる際に上昇する挙動に違いがある。
砲術:10%→5%→5%→10%→10%(ダメージ増)
集中:5%→5%→5%→5%→10%(溜め時間減)
集中:5.3%→5.8%→6.5%→7.4%→17.9%(DPS換算増)
現状は、まだ砲術5集中5装備が解禁されていないので、砲術と集中のスキルレベルについて、どちらをどれぐらい落とすかの選択が放射型において必要となる。
では、ここからDPS換算の比較をする。
砲術0、集中0を100%とすると、現状組める装備の溜め砲撃DPSは以下の通りになる。
(武器イビルジョーガンランス 頭蒼レウス 胴バサル 腕テオを固定)
・砲術5集中2(腰黒ディア脚バサル):155.56%
・砲術5集中3(ロックオンなし、腰レウス脚バサル):164.71%
・砲術4、集中4(腰黒ディア脚ジュラ):162.5%
・砲術4集中5(ロックオンなし、腰レウス脚ジュラ):185.71%
おまけ
・砲術3集中5(腕クシャに変更、腰黒ディア脚ジュラ):171.43%
集中を高められなくなる砲術5が、意外とDPS低めなのがわかる。
ただし、砲術5装備は自動的にガード性能2がついてくるので、生存性能が上がるメリットがある。
であれば、頭を蒼レウスからラドバルキンに変更し、ガード性能4集中0にするという方針転換もアリである。
また、砲術のスキレベを落として集中を優先する場合、溜めないうま撃溜め砲撃と、溜め(ているように見えるモーション)時間が一定の竜撃砲においては、ただ単純に砲撃レベルを落としているだけ火力ダウンをしているだけになる。
そのため、上記の指数比較が一概に妥当な比較とは言えない点に注意。
寄り道
・杭型
言い換えると対古龍戦法。
NOWガンスはワールド・アイスボーンと同様に、杭が非常に強力な攻撃となっており、DPSという観点だけで言うなら、ひたすら杭を刺していく戦い方がもっとも火力が出る。
そして、ガンランスはクシャ武器やミツネ武器など、各属性で放射型が物理性能最強であることが多いため、古龍に対しては放射型ガンランスを担いで溜め砲撃せず、杭をぶっ刺していく光景が散見される。
完全な杭特化の場合、砲術をゼロにして殴り特化スキル構成とすればよいが、そうすると杭を刺せなかった場面が放射溜め砲撃の劣化火力になってしまい、少々リスキー。砲撃のスキルレベルは稼ぎつつ殴り火力も伸ばす、ハイブリッド型スキル構成が安定して火力を出せる。
また、これは殴りも砲撃もする通常型、拡散型と同じスキルの考え方となる。
・通常型
砲弾装填数6発からのフルバーストが強力な型。
切り上げ→叩きつけ→フルバースト→なぎ払い→杭の一連のコンボが決まれば破格のダメージを叩き出せる。
上記のように、斬撃も砲撃も織り交ぜる戦い方となるので、物理火力も砲撃火力も上げたい。
物理火力については、まずモンハンNOWの特徴として、属性攻撃の計算式がバグレベルのヤケクソ簡易式であることが挙げられる。なんと攻撃力+属性値がそのまま攻撃力になる(ただし弱点属性でない場合は属性値は0扱いになる)。
そして、NOWでは防具1つあたり錬成枠と合わせてスキル3つ付与が基本であり、本家モンハンで散々聞いてきた見切り弱特超会心を全部積むという装備が非常に難しい。というか、砲術を積みたいガンランスにおいては不可能である。
以上より、総スキル数が重くなる会心関係は無視かそこそこに、砲術と属性強化スキルを優先するのが基本となる。
がしかし、ここに来てテオ腕が砲術新パーツという点が非常に悩ましい問題を発生させている。
まず、放射型であるイビルジョーガンランスしか現状砲術5にできないので、通常型や拡散型は砲術4が最大となる。そして砲術2→3はダメージ5%アップだが3→4は10%アップなので、砲術4はダメージの上昇挙動が上振れし始めるポイントである。
なので、どうせ砲術を積むなら4にしたいが、そうするとバサル胴、テオ腕、バサル脚が固定となり、残る頭と腰で属性強化スキルを積む必要がある。
しかしプケプケ亜種頭をかぶったら腰しか残らない!!!!
ここが新たに発生した問題である。
砲術3時代であれば、2部位による属性強化2+2+錬成1で済んでいたが、砲術4の場合は防具1つで2+錬成で3の形にでないと5にできない。
つまりプケ亜種頭、バサル胴、テオ腕、バサル脚のいずれか複数の錬成で属性強化を付与する必要があり、敵モンスターに合わせていちいち付け替えなくてはいけない。
これは中々いただけない。
快適性のためにも、砲術3の属性装備はまだまだ現役かもしれない。
ちなみに、属性強化スキルのスキレベによる上昇値は以下の通りである。
1:+50
2:+100
3:+200
4:+350
5:+500
このように高レベルほど1レベでの上昇幅が大きくなるタイプであり、「少なくとも」で4は欲しいスキルである。
また、通常型はフルバーストしたくてもできない場面が多く、物理攻撃の比重が若干重めである。
砲術4を諦め、今組める装備で属性強化5を優先した方がお得かもしれない。
前述の通り砲術4属性5を目指す場合は、まぁ、錬成頑張ってください。
金と体力が必要です。
(参考)
腰で属性強化2レベの装備
火:バサルモス
水:なし
雷:トビカガチ
氷:レイギエナ(風圧耐性1付き)
龍:イビルジョー(耐震1付き)
水の場合は、ミツネ頭と黒ディア腰となる。
ちなみに、さも当然かのようにプケ亜種頭や黒ディア腰でロックオンスキルを勧めているが、どこを撃っても同じ火力の放射溜め砲撃でないなら、ロックオンは必須級のスキルである。というか放射型であってもほぼ必須級のスキルである。
というのも、本家モンハンと比較してアホみたいな量の素材数を要求されるNOWでは部位破壊報酬の比重が特に重いのみならず、部位破壊報酬によるレア6素材ドロップは部位が限定されているため、ロックオンがないせいで尻尾を切りたいのに後ろ足を殴るような場面が頻出する。
また、ベリオロスやタマミツネなどの爪破壊転倒、ボルボロスやアンジャナフなどの後ろ足破壊転倒など、敵モンスターを拘束するための手段としても、ロックオンは強力である。
火力面でも素材面でも、ロックオンはもはや人権とさえ言ってしまおう。
(スキルじゃなくてゲームシステムとして標準装備すればいいのに(喋るロボットの絵))
(本来、みんなで楽しむべきゲームなんだから、どんなプレイスタイルの人でも快くマルチで共闘するべきであるが、ロックオンせず部位破壊を狙わず、得られたはずの素材を手に入れられないまま倒してしまう味方に対して「邪魔」という感情を抱いてしまうシステムはあまりよろしくない)
(ジンオウガやミツネなどは尻尾切断、テオクシャなどは頭破壊でレア6素材抽選といった、ゲーム内では一切不明でggらないとわからない情報を知らないと味方の邪魔をしてしまう危険のあるマルチプレイは健全とは言い難い)
まぁ、ボックスの肥やしになるくらい手に入る一般モンス相手ぐらいならロックオンの有無はどうでもいいだろう。
・拡散型
通称チクボンと呼ばれる、突き(チク)と砲撃(ボン)を繰り返す型。チャンス時の爆発力は通常型に劣るが、常にいつでもどこでも攻撃を差し込んでいける小回りの良さがウリ。
チクボンという名前ではあるが、チク始動でもボン始動でもどちらでもよく、本家モンハンでは立ち位置調整のためのチク始動、火力優先のボン始動を選択する場面が多くある。ただし、NOWはハンターの攻撃リーチが全体的にガノトトスっているため、常にボン始動のボンチクボンチクボンクイックリロードを繰り返すことになる(NOWではボン時に後退して位置がズレるデメリットがほぼ関係ない)。
1ループで砲撃(ボン)が3回、突き(チク)が2回のため、通常型が物理の比重ちょっと重めだったのに反し、拡散は砲撃の比重がちょっと重めになる。
そのため、スキル構成として通常型と同じく砲術+属性強化のハイブリッド構成としたいが、拡散の場合は無理をしてでも砲術4を優先したい。
まぁ、つまり、結局のところ
頭:プケプケ亜種
胴:バサル
腕:テオ
腰:
火:バサルモス
水:なし
雷:トビカガチ
氷:レイギエナ
龍:イビルジョー
脚:バサル
水の場合は、ミツネ頭と黒ディア腰
さっきとおなじ
となる。あとは属性強化の錬成をどこまで頑張るかという、金と体力との相談であり、装備の相談とは言い難い。
お手軽さを求めるなら、やはり砲術3の属性強化2+2防具が望ましい。
ベリオガンスにプケ亜頭、バサル胴、ベリオ腕、ギエナ腰、バサル脚とか。
フルフルガンスにプケ亜頭、バサル胴、オウガ腕、カガチ腰、バサル脚とか。
おまけ
・泡沫の舞、死中に活について
ミツネ実装に伴い実装されたスキル。ステップ3回で自発的に20秒間泡やられ状態(高機動化、少し滑る)になり、状態異常であるため死中に活で火力アップというもの。
泡沫死中は現状、胴・腕・脚にミツネ装備を使うため、丸っきり砲術防具と被り、砲術のスキレベは0確定となる。砲撃威力に関しては死中に活3の1.2倍(砲術3相当)で増加可能であるが、砲弾装填数アップなしになる点が非常に痛い(砲術3で砲弾の装填数が+1)。であれば、アイスボーンのミラボガンスよろしく砲撃しない殴りガンスは、と言いたいところだが、NOWガンスは砲撃威力が非常に高く、殴りガンスは現状ただの縛りプレイと言わざるを得ない。
もし殴りガンスで他のガンランスを超えるなら、前述の通りにひたすら杭を刺していく必要がある。
ただし、砲撃は尻尾切断ができないという欠点がある。部位破壊によるレア6素材入手が尻尾切断のモンスター(ジンオウガやプケプケやレウスレイアなど)に対して、ガンランスは不利な武器種である。そこで、泡沫死中の殴りガンスをマルチで使うことで、比較的尻尾を切りやすい。と私は思っている。
プケ亜種頭、ミツネ胴、ミツネ腕、パオ亜種腰、ミツネ脚
尻尾に回り込むためのステップで泡やられ発動。泡沫の舞+回避距離アップで高機動化。尻尾にロックオン。闇討ちと死中に活で火力増強した切り上げ・叩きつけ・薙ぎ払い・杭で尻尾切断を狙う。属性変更は武器を持ち替えるだけなので、マイセットも圧迫せず装備切り替えも迅速。
泡沫死中ガンスは、火力で劣るものの機動力で勝る装備と捉え、このようにマルチで尻尾を切る装備として考えると、もしかすると最適解すらあり得るかもしれない。多分。
なお、ミツネ胴はG6で泡沫2・錬成1、ミツネ腕はG6で泡沫1・死中1・錬成1が解禁されるため、ミツネ胴腕脚全てG6でも泡沫死中で遊べる。全てG8要求だと中々キツかったが、ナインティックも中々キツいであろうことは承知だったのだろう。
以上が現状のガンランスだった。
砲術がバサル防具しかなかった時は、固定が2部位のみゆえの自由度があった。それがテオ腕に奪われる形になっており、装備の組やすさのために少し妥協するか、火力スキルを少し削って生存スキルに回すか、それともやはり最大火力を求めるかといった、プレイヤーのスタイルに応じた選択が必要となっている。
このスタイルを見失うと中途半端なスキル構成さえありえてしまうため、明確なゴール設定を決めることが望ましい。
NOWで試しにガンランスに触る、という場合は放射型の項を参考にするといいかもしれない。
イビルジョーガンランス前提で話を進めてしまっているため、骨ガンス等を使用する場合は、砲術レベルをマイナス1して読む必要がある。
本記事でガンランサーが増えてくれれば幸いである。