Apple II | ポカポカの思いつき日記

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日常生活で思いついたことや思っていることを書き残すメモに近いブログ。

先日のApple TVの発表といい、何かと世間を驚かす製品を世に出しているアップル社であるが、ただ私の世代ではアップル社といえば、やはり、Apple IIではないだろうか。

私よりももう少し後の世代や同世代でもいきなりパソコンから入った人間にとってはマッキントッシュなのかもしれないが、私のようにマイコンから入った世代にとってはApple IIである。

アップル社がApple IIを出した当時、日本にはマイコンボードしかなく、カラーのグラッフィック表示が出来るコンパクトなマシンは本当に驚きであった。

当時日本のマイコンボードで標準でTV出力機能があったのは東芝のEX-80というものしかなく、その表示もプアなもので、まともな金持ちマイコン少年(あの当時マイコン少女はいなかった)はTK-80というボードにTK-80BSという拡張ボードとの合体で使用していた。

ちなみに当時は多電源出力を持つ安定化電源は非常に高価で80系のボードを持つ少年は金持ちのボンボンに限られ、金の無い人間はモトローラのMC6802を使い電源とともに自作していたものであった。

なお当時はTV出力用の基板も自作するのが普通であり、まずノンインターの1フィールド252ラインで設計していたので、よく普通のテレビで使っているとテレビの方がイリーガルな信号に耐え切れないのか、壊れたものであった。

そういった状況の中、アメリカで発表されたApple IIは本当に衝撃的であった。

あの当時、私はバイクで大阪の日本橋に行きApple IIの実物を見て本当に感動したのを良く覚えている。

ちなみに同じようなアメリカのコモドール社のPET2001、そしてタンディシャック社のTRS-80も実物を見て感動したものであった。

先日のApple TV、それ以前のiPadやiPhoneなどよりもApple IIの登場の方が私の中ではよほど衝撃が大きかった出来事であった、と私には感じられる。

アップル社は今も昔も凄い会社である。