高校野球と言うと | ポカポカの思いつき日記

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日常生活で思いついたことや思っていることを書き残すメモに近いブログ。

高校野球と言うと私は高校1年生の夏にアルバイトをした時のことを思い出してしまう。

高校1年の夏休み金を稼ごうとアルバイトをしたのだが、その時に選んだのが郵便貯金や郵便年金業務を集中的に行う当時郵政局関連の会社であった。

その会社では春・夏の高校野球はトトカルチョの対象であり、局内全部でそれを行っていた。

そのトトカルチョであるが、いわゆる全ての代表校を1~6の枠に配分し、優勝校を1着、準優勝校を2着としてその1着、2着の組み合わせを当てるのである。

高校野球の代表校が決まると、局内に枠の配列表が配られ、社員達はしばらくトトカルチョの話題で一杯になる。もともと仕事が楽な公務員連中である、仕事中もトトカルチョの話題がそこかしこで繰り広げられ、”どこそこの高校は固いやろ”とか、”今年は名門復活やで”、といった会話が聞こえてくるのである。

当時公務員の仕事が暇なのは噂で知ってはいたが、これほど酷いというのは知らなかった。

ちなみにその会社で私がいた部署の課長の仕事とは、毎日2回ぐらい課長代理が持って来る書類にハンコを押すだけであった。それ以外はボーとしているかタバコを吸うかであった。本当に見事ハンコを押す以外の仕事をしているのを私がいた1ヶ月間見たことが無かった。

なおこの時のアルバイトの時に見聞した経験から私は公務員を完全に嫌いになり、郵政民営化の時は諸手を挙げて賛成したものである。

ただ誤解の無いように言っておくと、私は通常の集配局でもアルバイトをしたことがあるが、彼らの仕事は忙しく民間と余り変わらなかったことを言っておく。

話が随分飛んでしまったが、この時の経験から私の頭の中には、”高校野球”→”トトカルチョ”→”暇な公務員の連中”→”夏休みの嫌なアルバイトの思い出”、という回路が出来上がってしまったのであり、高校野球と言えば真っ先に思い出されるのがあの時のアルバイトの衝撃なのである。

なおこの時の夏のアルバイトのお金で、私は初めてのバイクとなるCB50JX-IIの中古を買ったのであった。