やぎの世話を手伝わされた。
大変で、面倒だ。
雨が降っていれば、外に連れていくことも出来ない。
草を取って、こなければならない。
濡れている草をとるのは、いやだった。
それでも、
手に持つ草を、やぎはうまそうに喜んで食べてくれる。
さっきまでの、いやの心もどこかにいってしまう。
やぎは手に噛みつくことなく、引くように草を食べている。
畑の隅で、のんびり気の向くまま草を食べている。
子ヤギも、いつまでもまとわりついている。
離れると、鳴いて教えている。
子ヤギはすごい、生まれてすぐに立ち上がり動ける。
やはり、自然の厳しさの中で生きていくためには。
帰ろうとすると、頑固になる。
いつまでも、外にいたいのか。
足をときには、踏ん張ってイヤイヤをする。
狭い小屋は、やはりイヤなのか。
でも最後には、後についてくる。
いやいやながらの、取って来た草でも。
ヤギはわからない。
でも、やぎも腹はすく。
うまそうに、
いつも変わりなく、私の手の草から食べてくれる。
そっと、小屋から離れるも。
エサよりも、私の姿をみている。
はやく、見えないところにと急ぐ。
もういいから、腹いっぱい食べなさい。
