ショパンのバラードとポーランドの詩人アダム・ミツキエヴィチの詩との関連性はたびたび取り上げられます。1-3番のバラードは「コンラッド・ヴァーレンロッド」「シフィテジャンカ」「シフィテジ」といった明確なドラマや物語性を持った作品と結びついているのに対し、 pic.twitter.com/AxOP81F3EL
— Tomoharu Ushida 牛田智大 (@TomoharuUshida) October 10, 2021
4番のバラードとの関連を持つといわれる「3人のブドゥリス」は前述の3つの作品とは大きく異なる、より深い意味を持つ作品です。この作品における「人生においてもっとも重要なのは財や名誉を得ることではなく、愛をもって生きることだ」という哲学はポーランドの国民性にも通じるものがあり、
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ショパンが主な仕事場であった華やかな社交界に対して感じていた違和感がこの作品に引き寄せられるきっかけになったのかもしれません。
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彼がポーランドで友人や家族とともに過ごした青春時代は祖国を離れた後も記憶として残り、いつしかそれらはショパンの人生に対する理想と結びついていきました。
今日のプログラムでは、ショパンの「理想」を描きます。人生、音楽、そして祖国に対して彼が描いていた理想ーーそれらの多くは彼にとって実現しえないものであり、同時に戻ることのできない祖国への憧れにも似たものでした。
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ウィーンで大衆音楽として捉えられてはじめたワルツに対する批判を、素朴で偉大な伝統が失われつつあったポーランドに重ね合わせて書かれたop.42、愛と素朴さ、ポーランド民族を讃える意味で作曲されたop.52、温かく穏やかな人生への憧れが込められたop.60、そして祖国への誇りを描いたop.53。
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彼の内面の移ろいを皆さまと共有できたら嬉しいです。
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■ 本日の牛田くんの二次の演奏のライブ配信はこちらから拝見できます↓
10月10日(日) 19:30(日本時間)
牛田智大くん
① ワルツ第5番 変イ長調 Op.42
② バラード第4番 ヘ短調 Op.52
③ 舟歌 嬰ヘ長調 Op.60
④ ポロネーズ第6番 変イ長調 Op.53 「英雄ポロネーズ」
ガンバレ、牛田智大くん!
■ 【新作】
10/17(日) 午後2:00-午後4:30
フィギペディア 2021GPシリーズ開幕直前SP
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