追記:男たちが語る熱き羽生結弦本~フィギュアスケートマガジン2016-2017シーズンファイナル | ショピンの魚に恋して ☆羽生結弦選手に感謝を込めて☆

ショピンの魚に恋して ☆羽生結弦選手に感謝を込めて☆

清冽な雪解けの水のようにほとばしる命の煌めき・・・
至高のアスリートにしてアーティスト、
羽生結弦選手を応援しています。

【追記】

昨日発売と同時にアマゾンさんと楽天さんでは即完売になってしまった「フィギュアスケート・マガジン2016-2017シーズンファイナル」ですが、「近所の書店にもない」という方がいらしたら、

こちらで購入できるかもしれませんよ(↓)

 

発送可能日1~3日になっています。

ハイブリッド型総合書店honto

 

あるいはこちら(↓)

(株)ベースボール・マガジン社 オンラインショップ

 

会員登録しなければならないかもしれませんが、注文はアクセプトされる状況のようです・・・。

 

ちなみに・・・楽天ブックスさんはこんな状況。

メーカー取り寄せ
通常6~16日程度で発送
商品確保が難しい場合、3週間程度でキャンセルとなる可能性があります。

 

追記は以上です。お役に立てたらよいなと思います。欲しい方全員に行き渡りますように。

 

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昨日ご紹介した「ファン通信20」が女性的なゆづ本だとすると、今日発売のこちらは硬派な男性的ゆづ本と言えるかもしれません。

 

 

1冊熟読するのにかなりの時間を要しますが、今シーズンの結弦くんの戦いがどれほど厳しいものだったか、その中で本人が挑戦を諦めずにいかに前へ前へと突き進んできたか、というドラマを改めて読み直したような読後感です。

内容は「安心して読める」を通り越して、ものすごく濃く、深いです。

 

ワールドと国別の記事は山口真一さんによって文字通り「分刻み」で記録されたもの。

 

プレカンの一問一答をはじめ、練習内容や試合の様子等、これだけ詳しく記録してくださっていることに感謝しかありません。

取材をめぐる報道関係者の様子はなかなか聞き知ることのできないものですし、特にワールドのショートが終わった後の結弦くんや周囲の様子の描写、ファンの間で話題になっていた動物の鼻と耳が映る動画ソフトの撮影もこの時だったのですね。

「羽生は今、どんな気持ちでマイクに向かっているのだろう。必死で笑顔を作りながら、本当は泣きたい気持ちなんじゃないか。見ていて、なんだか複雑な気持ちになった。」

事実の記録の中にその時々に感じられたことをさらりと折り込んでくださっていて、ちょっとほろりとします。

フリーの後はやはりサムライに見えるんですね。

「それにしても、取材する側にも驚きを与える経過と結末だった。SPを5位で終えた時に羽生の周辺に漂っていた空気の重さからすれば、この結果はとても想像できなかった。直にこの目で見たはずなのに、夢を見ていた気さえしてくる。いろいろなスポーツの現場に立ち会ってきたが、これほどの衝撃はなかなか出会えるものではない。」

「大会を取材してあらためて感じたのは、羽生の持つ『強さ』だ。・・・まずは羽生の人間としての強さ。・・・そしてスタッフとの結びつきの強さ。・・・そして3つ目は、羽生の『信じる』力の強さだ。・・・」

それから、共同通信の吉田学史さんのワールドのレポートのタイトル。


”羽生結弦 ヘルシンキで築いた偉大なる「伝説」への序章”
「終わってみれば、SPでの低空飛行はその後の感動を倍加させるスパイスだったようにすら思える。・・・」

そしてカメラマンの毛受亮介さんのお写真と文章。どうして、どうして、男性カメラマンが結弦くんを語ってくださるとこんなに温かくて素敵な文章になるのでしょう。

 

本当にカメラマンの皆さんは結弦くんの一番近くで、いつもこんなに温かく見守っていてくださっているんだなと思うと、感謝の気持ちでいっぱいになります。

毛受さんによると、国別のフリーの6分間練習に入る時、結弦くんは「ワァッ」だか、「ハァッ」だか、声を発し、自分に喝を入れるように吠えてから勢いよくリンクに駆け出していったそうですよ。

 

毛受さんの記事のお写真はきっとその時のものでしょう。

「やはり羽生結弦は只者じゃない。いつまでも血の気が引いたような顔で滑っている男じゃない。」

「羽生結弦は、いつも僕たちが考える、さらにその先を行っている。きっと僕は、そんな彼をこれからも夢中で追いかけるのだ。」

よくぞ言ってくださいました。「夢中で追いかけずにはいられない」のは何も女性ファンばかりじゃないんです。

 

男性の記者の方たちだって、カメラマンの皆さんだって、作家の五木寛之さんだって、結弦くんにものすごく注目してくださっている。

「羽生結弦」は「男も惚れる男の中の男」なのです。

という訳で、フィギュアスケートマガジン2016-2017シーズンファイナル、「男たちが語る熱き羽生結弦像」として貴重な一冊、オススメです。

お写真は、表紙もよいですね。前記事でも書きましたが、「見上げる」結弦くんは本当に絵になります。ポスターで珍しいカットはジャージを脱いだ直後の機動戦士「ホプレガ」。氷の上で湯気出してます。

p.14フリー演技終了直後の表情。ちょっとこの表情も貴重ですね。現実世界に戻って来る直前、いったい彼はどんな光景を見ているのか・・・。

p.24はSP終わって照明のないところのお写真ですが、それがその時の彼の心境と重なり合ってまた何とも言えない表情です。添えられた文章は「しかしそれでも前に進もうとする姿に、羽生の人間としての強さが滲み出ていた。」

その他、数はそれほど多くはないですが、クレイジーもスワンも素敵なお写真です。

これは本当に「男たちが語る熱き羽生結弦本」です。

 

gettyimages

 

ちょっと時間がないので取り急ぎリンクだけ貼っておきます。

Sportymagsさんのブログ;

Yuzuru Hanyu and Shohei Otani: Japan’s Dream Machines