Edeaの「Ice Fly」という靴が昨シーズンの結弦くんを支えてくれました。
今シーズンから結弦くんは「Piano」と名付けられたモデルを履いて試合に臨むようです。
「Piano」と名付けられたこのスケート靴、どのようにして私たちの繊細な「氷の上のピアニスト」の足を守ってくれるのでしょう。
見ているだけでは何となくわかり辛いのですが、この靴は次のような特徴があるそうです。
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「Piano」は新しい衝撃吸収システムを用いて制作された特別なブーツです。
オーバートレーニングによって生じる骨格筋変性や怪我の原因となる衝撃を最小限に抑え、着氷時のブーツの吸収力をアップさせ、膝や足首への負担を減らします。
氷がガタガタいう振動音を吸収するため、スケーティングがより滑らかに感じられ、安定感が得られます。
それはまたジャンプをするためのしっかりとしたベースを作り、もっと高く、もっと遠くへ跳べるようになります。
着氷時のぐらつきを軽減するので、スケーターは素早いジャンプやトランジションを実行でき、氷上の速度と安定性が向上します。
衝撃吸収材でできた別々に分かれた二つの層がブーツの足底にあります。1つは外底に、もう1つは内底にあります。
「Piano」という名称は7つの隙間がある新デザインで、それが7つの音符(ドレミファソラシ)を連想させることからつけられました。
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スケート靴のさらなる進化が、結弦くんの足を今シーズンもきっと守ってくれると思います。
「Piano」なんて、本当に結弦くんにピッタリの名前がついたスケート靴ですよね。
日本ではこちらが総代理店さんだそうです(↓)。
http://www.ujt.co.jp/shopinfo.php
株式会社 ユニバーサル ジャパン トレーディング本社
〒221-0824
神奈川県横浜市神奈川区広台太田町4-2
ベルハウス神奈川203
株式会社 ユニバーサル ジャパン トレーディング 外商部
Tel 045-320-1665(本社事務所直通)
Fax 045-320-1739
私自身は人生でたった一度だけ、氷に乗ってみましたが、とてもとても・・・靴を買うまでには至りません。
結局、見ているのが一番!でも、もしスケートができたら、結弦くんと同じ靴を履いてリンクに行ってみたいですね・・・(夢のまた夢・・・(^~^))。
そして、「Piano」は今、イタリアの震災のためのチャリティー・オークションに出品されています。
締切時刻:Expires Wednesday 28 September JST at 01:00
https://www.facebook.com/EdeaSkates/?hc_ref=PAGES_TIMELINE&fref=nf
さて、オータム・クラシック。前売券の発売がないのにツアーが組まれた昨年は大変でした・・・。
結弦くんには何とか静かな開幕を迎えてもらいたくて、昨年はこの辺境ブログで身の程知らずにもあれこれ情報収集に励んでしまい・・・いろいろな意味でハードな経験をしました。
今年はチケットの前売りもあって、去年のような混乱は起きなかったようで本当に良かったです。きっといろいろな声を聞いていただけたのでしょうね。
フィギュアスケートの海外観戦は夢のような体験です。
行かれる皆さんにはぜひ、日本にいるファンの私たちの気持ちも一緒に持って行っていただいて、温かい応援をお願いしたいと思います。
最後に結弦くんのメッセージを掲載します。これは彼の心の声ではないかと思います。シーズンが始まったら何度かブログに載せようと思っています。
スケートカナダ後インタビューより
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これ以上ないくらい、みなさんに拍手をいただきました。
このカナダという地で、パトリック選手も、ナム選手もいるなかで、自分が大きな歓声を受ける事ができ、またスタンディングオベーションを見ることもできて、本当にうれしく思っています。
日本の旗もたくさん見えた。これだけ遠くの地にも日本から足を運んでくださって、ありがたいです。
ただ、この場を借りてちょっと言わせていただくと、試合前はピリピリしているから、みなさんに「おはよう」とか「がんばってください」とか声を掛けていただいても、こちらから挨拶はできないんですね。試合に向けて「集中しなきゃ」と思っているので。
そこは申し訳ないと思う部分と、あとは「いつも応援してくださってありがとうございます」 という気持ちがあります。
ワールド・フィギュアスケート 71
2015/12/2 新書館
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結弦くんのコメントにはいつも相手を思いやる優しさが感じられます。
応援してくれるファンの気持ちも考えながら、このような優しさと思いやりに満ちたコメントになっているのではないでしょうか。
「静かに見守るべき時間」と「惜しみない拍手を送る時間」。おそらくこのメリハリをつけた応援の仕方が、彼の集中を高めるのに一番適した応援の仕方なのではないかなと思います。
応援する側として、もうこれ以上のことはできません・・・。
あとは氷の上に一人立つ結弦くんが強くなるしかない。
強くなるために必要な壁はほぼすべて乗り越えてきました。神様が考案された壮大なシナリオによると、今シーズンはこれまでの経験を通して考えてきたことを実践し始めるシーズンかもしれませんね。
身体を労わりながら、また一歩夢に近づいていけるように、いつも応援しています。