「あの卵を調べる~?」
心底いやそうに眉をしかめながら、ケーキをつつくティアーにクロスはどこか不機嫌そうにする。
ここ数日の間にティアーのルベリエに対する態度がずいぶん親しげになっているせいだ。
「あんなもの調べて何の悪巧みに使うつもりなんです?」
「千年伯爵を倒すためだよ」
「ふ~ん。
まあ、好きにすればいいんじゃないですか?」
明日にはルベリエは中央に戻るらしい。
それを聞いてティアーはこのケーキが食べられないのはさびいしなぁとかつぶやいていたらしい。
「師匠はいかないでしょう?」
フォークをくわえたまま上目遣いにいわれてクロスは口の端をあげてワインを飲み込む。
それをどう受け止めたのか、ティアーはグラスにワインを注ぎ足した。
「一ヶ月です」
ルベリエを見ずにクロスに目線を会わせたままつげる。
「一ヶ月で絶対に帰ってきてください。
なにがあっても、ですよ?
もし一ヶ月たって帰ってこなかったら、乗り込んででも連れ帰りますからね」
最後のはルベリエに対しての脅しだろう。
目の届かない場所につれていかれるクロスを守れといっているのだ。
死なせば中央を壊滅させる気なのかもしれない。
ティアーの髪をぐしゃぐしゃとなでて引き寄せるクロスを見てルベリエは退室した。
でばがめになるつもりはないのか監視官も下がらせる。
「師匠?」
「なぁ、ティアー」
「なんです?」
クロスに抱き寄せられて、うっとりと体重を預ける。
「変な虫にひっかかんじゃねーぞ」
「そういうならいかないでくださいよ」
「すぐ帰ってくる」
「はい」
ティアーはクロスに抱きついて胸に顔を埋めたままうなずいた。
心底いやそうに眉をしかめながら、ケーキをつつくティアーにクロスはどこか不機嫌そうにする。
ここ数日の間にティアーのルベリエに対する態度がずいぶん親しげになっているせいだ。
「あんなもの調べて何の悪巧みに使うつもりなんです?」
「千年伯爵を倒すためだよ」
「ふ~ん。
まあ、好きにすればいいんじゃないですか?」
明日にはルベリエは中央に戻るらしい。
それを聞いてティアーはこのケーキが食べられないのはさびいしなぁとかつぶやいていたらしい。
「師匠はいかないでしょう?」
フォークをくわえたまま上目遣いにいわれてクロスは口の端をあげてワインを飲み込む。
それをどう受け止めたのか、ティアーはグラスにワインを注ぎ足した。
「一ヶ月です」
ルベリエを見ずにクロスに目線を会わせたままつげる。
「一ヶ月で絶対に帰ってきてください。
なにがあっても、ですよ?
もし一ヶ月たって帰ってこなかったら、乗り込んででも連れ帰りますからね」
最後のはルベリエに対しての脅しだろう。
目の届かない場所につれていかれるクロスを守れといっているのだ。
死なせば中央を壊滅させる気なのかもしれない。
ティアーの髪をぐしゃぐしゃとなでて引き寄せるクロスを見てルベリエは退室した。
でばがめになるつもりはないのか監視官も下がらせる。
「師匠?」
「なぁ、ティアー」
「なんです?」
クロスに抱き寄せられて、うっとりと体重を預ける。
「変な虫にひっかかんじゃねーぞ」
「そういうならいかないでくださいよ」
「すぐ帰ってくる」
「はい」
ティアーはクロスに抱きついて胸に顔を埋めたままうなずいた。